【Bike Of The Week】Bridgestone WildWest

よみがえれ。荒野の風！

僕が生まれた1990年代は、空前のマウンテンバイク（以下MTB）ブーム。数多くのMTBがその時代に誕生しました。今回は、その中の一台であるBridgestone Wild Westのカスタマイズをお任せいただきました。当時の雰囲気を残すため使えるパーツはそのまま流用、街乗りでゆったりと乗れるようにさせていただきました。自分と同い年くらいの自転車をカスタマイズができる数少ない機会に心躍りました。

ハンドルは、オールド感万歳！！

ハンドルは、E.B.S EBS-40 klunker Handle Barを装着。
根本からぐいっと上に向かって曲がっているため上体が起き、リラックスした姿勢で乗れることができます。また、目線も高くなるため、行き交う人々や街中の風景をゆっくりと眺めながらクルージングすることができます。

もともとMTBは1970年代後半にカリフォルニア州サンフランシスコで、ビーチクルーザーや実用車に太いタイヤをつけて遊ばれたのが始まりです。そして、その当時のMTBは、このようなハンドルが主流でした。
オールドスクール感が出るのはそういった時代背景もあってのことなのです。

シンプル is 良い。

ハンドル周りは、シンプルにいこうということでサムシフターを装着。これはフリクションシステムという、レバーの引き量（動かす量）によって無段階にシフトチェンジされるタイプのシフトレバーです。 そのため変速調整が容易で、尚且つ古い変速機とも相性が良いです。 そして、なんといってもクラシックな見た目に惚れ惚れします。

縁の下の力持ち

ペダルは、MKS Sylvan Gorditoを装着。
踏み面が大きく安定感と安心感を与えてくれるまるでお母さんのようなペダルです。
荒野の荒れた土地でもしっかりと足を離さずあなたの歩みを見守ってくれるでしょう。

しっかり整備してアップデートされたバイクは現代でもかっこいいのです。家で眠っている自転車に新たな使い道を与えてみませんか？

これまでサークルズで組んだバイクのフォトアーカイブ公開中。
バイクのカスタムイメージを膨らませてみてください。