とにかく最新機材が良いとされていた時代から、レースではなく遊びのための機能を指向するようになり、多様化してきたバイクアッセンブルの新たな選択肢。microSHIFT / マイクロシフトの 1×8速コンポーネントのAcolyte / アコライトもそんなコンポのひとつです。
フロントシングル/ワイドレンジな8速コンポ
現代的にアップデートされ、幅広いレンジとシンプルさを持ちながら、トップクラスの変速システムを手頃なプライスで実現しているアコライト。例えばキッズMTBバイクや、初めての一台となるバイクへのアッセンブルをには必要十分な機能を備えています。
Acolyte 1x8speedの特徴は?
特徴1:ウォレットフレンドリーなコンポーネント
何よりその手頃なプライス設定がポイントです。ワイドレンジなフロントシングルにしてみたい!という希望を最もリーズナブルに実現してくれます。
ただし、シフターはフラットバー用のトリガーシフターのみの展開となり、ドロップバーには対応しておりませんのでご注意ください。
特徴2:8速運用による丈夫さ・手入れのしやすさ
9速のAdventにおいても同じですが、8速運用にすることで得られるメリットは、チェーンが厚く丈夫であること。またギヤの枚数が少ない分シンプルな構造で手入れしやすく、変速調整も容易であること。更には壊れにくく、ライド中のトラブルも最小限に抑えられるというメリットもあります。
これは、最先端を追い求めるのではなく使いやすさを大切にしたいという考えに基づいた実にmicroSHIFTらしい展開です。
特徴3:小径車でのフロントシングル運用を可能にするスーパーショートケージ
フロントシングルがポピュラーになる中で、スプロケットは巨大化し、それを運用するためにリアディレーラーのケージはどんどんと長くなっていますが、それとは引き換えに小径車やキッズバイクにとってはディレーラーケージとタイヤや地面との距離が十分に取れないことで運用が難しいという事実もあります。
その問題を解消するべく生まれたのが、Acolyteでラインナップされている スーパーショートケージ というタイプのリアディレーラーです。
特徴4:リアのスプロケットは、用途や車体に応じて 11-38T / 12−42T / 12-46Tの3展開
前述のスーパーショートケージのリアディレーラーに対応する 11-38T以外に、ミディアムケージのリアディレーラーに対応する12-42Tと12-46Tをそれぞれラインナップ。用途や取り付ける車体に応じてお選びいただけます。
また、いずれのスプロケットも全てシマノHGタイプのスタンダードなフリーボディに対応しているので、特殊なハブを用意する必要もありません。
アコライトはどんなバイクにフィットする?
末長く使い続けられる頑丈さを持ち、入手しやすい価格帯も魅力的なユーザーフレンドリーなコンポーネント・Acolyte。ちょっとアッセンブルのイメージを膨らませてみましょう。
デイリーユースを意識したバイクに
もともとはキッズMTBへのアッセンブルも視野に入れたフロントシングルのシンプルなコンポーネントという立ち位置のAcolyte。でもサークルズではその入手しやすい価格帯・末長く使い続けられる頑丈さを持っている事に注目し、通勤通学など日常的な用途にも最適なコンポだと考えています。
シフターはフラットバーのみの対応となりますが、逆にフラットバーでの運用が前提であれば、SURLYなどフレームからアッセンブルする際の選択肢として非常に魅力的です。
小径車のフロントシングル化に
もちろん、スーパーショートケージを活用した小径車のフロントシングル化にも最適です。写真はバイクフライデーの新モデル All-Packaですが、オフロード走行も意識したモデルということで、まさにmicroSHIFTのスーパーショートケージがぴったりなバイクですね。
新しく組むバイクやオーバーホールなどでコンポを迷っている場合はぜひ候補に入れてみてください。