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OMM BIKEに向けてタイヤをチューブレス化!!

こんにちは!Circles Tokyoの石川です。

いよいよ。皆さんいよいよですよ。
7/20(土)21(日)OMM LITE / BIKEが開催されます!!


Circles Tokyoからは私、石川が参加します。

私はOMM BIKE初参戦!
これを楽しみにこれまで頑張ってきたと言っても過言ではないくらい心待ちにしていました。

当日乗る自転車は、RITCHEY SWISS CROSS。
OMM BIKEに向けてどこかアップデートしたいなぁ…と考えていました。

OMM BIKE情報を集めていたところ、
”ダートメインかと思いきやオンロードも多い。登りもあるので軽快さも必要。”とのこと。

今まで興味はあったけど、なかなか手を出してこなかったアレで走るのがベストなのではないか?
試してみるか…!

そう。タイヤのチューブレス化です。

諸先輩方から、
「チューブレスは良いけど、メンテナンスが大変なんだよなぁ。」とか、「リムとの相性があるから…」などネガティブな意見も多々あり。

そんな声もあったため無意識に避けてきましたが、
そんなデメリットがありながらもチューブレスで乗り続ける人がいるという事は、それ以上の良さがきっとあるはず。

何事も経験という事で私のRITCHEYをチューブレス化してOMM BIKEに臨むことにしました!

チューブレスとは…

チューブを使用せずにシーラント液を流し込み、ビードの隙間を埋めて空気を逃がさない方法。

チューブレスレディに対応しているリム、タイヤ、専用バルブコア、専用リムテープ、シーラント液があれば対応可能。


まず、自分の使っているリムとタイヤがチューブレスレディー対応かを確認。

私が仕様しているリムはEASTON R90 SL。
タイヤはWTB Riddler。700c x 37。
チームのみんなに置いて行かれぬよう、少し細目のタイヤでOMM BIKEに挑むことにしました。

チューブレス化するにあたり私が用意したアイテムは以下!

① PEATY’S Tubeless Sealant

非危険物のラテックスベースのチューブレスタイヤ用コンパウンド。温暖な気候であればタイヤ内で6ヶ月間も効果が持続します。
最大6mmの穴や裂け目に対応し、腐食防止剤がタイヤやリムの劣化を防ぎます。

メーカーによってはアンモニア臭がするシーラント液もありますが、PEATY’Sは臭くありませんよ~。

② PEATY’S x Chris King Mk2 Tubeless Valves

チューブレス化するにあたり、専用のバルブが必要となります。
PEATY’S x Chris King Mk2 Tubeless Valvesはスポークキーキャップとバルブコア除去キャップが付属しています。

カラーリングも豊富で車体のポイントにも。
このカラーリングはCHRIS KINGの製品ともマッチするので、色合わせもしやすい!

③ TUNE Tubeless Rim Tape

TUNE のチューブレス専用のリムテープ
高い引裂強度とテープの伸びにくさが抜群に良いです。
タイヤの取り付けを妨げず、交換時に残留物を残さない。

耐熱性、耐寒性、耐摩耗性に優れています。

早速リムテープを巻き、バルブキャップ、タイヤを装着。
そしていよいよシーラント液を入れていきます。

シーラント液の投入量は各タイヤによって違うので、メーカー推奨量を入れていきましょう。

シーラント液を入れたらバルブキャップを戻し、空気を入れて全体にシーラントがいきわたるように回していきます。
※これが所謂友田さんの必殺技、「チューブレスの舞」

そして1日寝かせて完了です。
この時、タイヤを横にしておいた方がシーラント液がタイヤ全体にいきわたるので横にして寝かせておきましょう。

早速通勤、休日のグラベルライドで試していますが、
初速が…軽い…!!スーーッと進む感覚がかなり気持ちいぃ!!

オンロードを走る感覚は整備されたばかりの舗装路を走っているような感覚に近い。

空気圧もいつもより低めにできる事で、フワッとした乗り心地かつ、スムーズに進みます。
段差を超える際の身体にくる衝撃はいつもより少ない。

オフロードを走るとかなりの安定感と前に進んでくれる軽さ。
低圧のおかげでタイヤのノブが岩や砂利をしっかりと嚙み、グリップ力が増して安定感がすごい。

まだ乗り始めて数か月ですが、かなり癖になる乗り心地です。

チューブレスのメリット

・軽量化、良く転がる!
チューブがない分軽く、転がり抵抗が少ない。スムーズに進む感覚は癖になります。

・空気圧を低くできる!
柔らかい乗り心地、ダートもしっかり地面を噛んでグリップ力◎

・パンクに強い
クリンチャーと比べリム打ちパンクがしにくく、かつシーラントが入っているので、少し穴があいてもある程度塞いでくれる。

チューブレスのデメリット

・出先でのパンク修理が大変
シーラントまみれになりながらタイヤ交換をすることに…。
出先でのシーラントの補充は難易度が高いので、結局変えのチューブが必要になる。ちなみに、シーラントで塞ぎきれないような穴が空いてしまった場合にその穴を塞ぐリペアキットもラインナップされているので、万一の場合に備えておくのも手です。

・リムとタイヤの相性がある
同じチューブレスレディ規格同士でもリムとタイヤの組み合わせや個体差によって「相性」があり、どうしても合わない時がある。

・メンテナンスが手間
半年に1回程、定期的にシーラントの入れ直しが必要。
(※使うシーラントメーカーによって期間は異なる)

・タイヤ装着が一癖あり
ビードを上げるためにフロアポンプでは上がりきらず、コンプレッサーでないとビードが上がらない事も。

etc…

こんなにデメリットが多くても、
チューブレスにする事で得られる”乗り心地の良さ”を優先する方の理由が良く分かりました。

正直、デメリットを考えると街乗りメインの自転車には必要ないと思いますが、レースに参加する方やオフロードでもっともっと遊びたいという方は是非試してみてください!

この乗り心地は癖になります。

このタイヤでOMM BIKEに臨むのが楽しみすぎる…。

OMM BIKEに参加される方は一緒に楽しみましょうね!!
あー楽しみぃ!!!

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ishikawa
石川 大稀

学生時代は野球に没頭。球際の強さに定評あり。 セレクトショップに就職後、販売員、人事を経て現在Circles Tokyoへ。 自転車は勿論、服、音楽、家具、植物、ローカル飯、好きです。 その土地の面白いことや店、美味しい食、そこでしか見れない景色、空気を感じるライドが好きです。
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