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【BIKE of the WEEK】名は体を表す

久々のバイクチェックは、先日再入荷の案内をしたばかりの WILDE BICYCLE CO. (以下WILDE) / ワイルドバイシクル  より、まさに「名は体を表す」という言葉がピッタリなRamblerがオーナーさんの元へと旅立っていったのでご紹介していきます。

Ramblerの由来

Ramblerのモデル名は、動詞 : Rambleが持つ 【ぶらつく、散歩する、探求する】という意味から来ていますが、同時にジェフがオーガナイズしているライドイベント・Hodag Country Ramble / ホダッグカントリーランブル も、その名の由来となっています。

Hodag Country Ramble

Hodag Country Rambleは2022年の秋に始まったライドイベントで、ジェフの生まれ故郷であるウィスコンシン州ラインライダーという地を舞台に、ライド・キャンプ・スイミング、そして美味しい食事を仲間たちで囲うという聞いただけでも絶対楽しそうなイベント。

そびえ立つ木々、澄み切った湖、どこまでも続く砂利道やダブルトラックがあるラインライダーの土地を仲間たちと共にライドするわけですが、それは決してコンペティションではなく、あくまでも共に楽しむことを前提としたライドなので、ルートや距離など、参加するライダーに応じて様々なオプションがあり、ダートを中心としたバリエーション豊かな道を楽しむことができるのですが、そんなライドをする上でのジェフ的最適解がWILDEのRamblerであり、このモデル名の由来ともなっています。

このイベントについては、ジェフがThe Radavistにレポートを寄稿しているので、是非ご一読ください。

Photo by Alex Horner

https://theradavist.com/2023-hodag-country-ramble-gallery/

Rambler + Ramble Bar

そんなRamblerを、普段使いと遊びのシチュエーションをシームレスに繋げるイメージでアッセンブル。オーナーさんは京都にお住まいということで、街からフィールドへアクセスが良い地の利を活かすためにも、オンオフ問わず様々な路面を楽しめるような一台を目指しました。

なんといっても、その中心となったのはハンドルチョイス。

SimWorksとGolden Pliersのタッグで生まれたRamble Barを思い切ってチョイス。快適さとアグレッシブさを同居させたハンドルを天地逆に取り付けて少し前傾気味に。街中ではゆったりクルージングできて、グラベル遊びをする時はちょっとアグレッシブに攻められるっていうセッティングがこのバイクのハイライト。

もちろんタイヤチョイスもこだわって、ULTRADYNAMICOのロンさんリスペクトでフロントにはMars、リアにはCavaを履かせています。

実用的で遊べる一台

日常使いの延長で遊びたいというオーナーさんの想いにしっかり応えるべく、フロントラックとハブダイナモ + ライトの運用をして普段使いに置ける快適さの追求も抜かりなし。

全体にシルバーを基調としながらも、ヘッドセットやハブダイナモとライトを差し色や引き締め役としてうまく配置しています。ダイナモは安心クオリティーなSON NABENDYNAMO。0組の際に意外と予算を削って充電式のライトにしてしまいがちですが、充電しないで良いというストレスのなさは一度味わうと戻れません。

そうそう、メカニカルディスクブレーキってシルバーの綺麗なキャリパーのチョイスがなかなか限られてしまうのですが、このZENOのキャリパーはオススメで、比較的予算を抑えながらも対向ピストンによる調整のしやすさとタッチの軽さに加え制動力も申し分なし。見た目だけじゃない影の実力者的ブレーキです。

ハブダイナモ+ライトを奮発した分、コンポーネントはウォレットフレンドリーなmicroSHIFT / Adventをチョイス。普段使いにおける必要十分な機能を持ち合わせながら、ワイドレシオで山にも入っていける構成にしています。

Rambler、Rambler SLともにサークルズでは今までドロップバーでアッセンブルすることが多かったですが、特にスチールフォークのRamblerはこんな感じでフラットバーアッセンブルしてもすごく良い。ジェフが思う色んな土地、色んな路面を彷徨って走るというこのバイクのコンセプトをしっかりと表現しているバイクになりましたね!

FrameWILDE BICYCLE CO. Rambler Frame Set
HeadsetCHRIS KING NoThreadSet 1-1/8″
StemSIMWORKS Rhonda
HandleSIMWORKS Ramble Bar
TireULTRADYNAMICO Front : Mars JFF 27.5×2.2” / Rear : Cava JFF 27.5×2.2″
RimVELOCITY Cliffhanger
HubFront : SON NABENDYNAMO Son28 Disc 6 Bolt Hub Thru Axle / Rear : WHITE INDUSTRIES XMR Hub
Main GroupmicroSHIFT Advent
BrakeZENO Speed Clip Dual Piston Mechanical Disc Brake
SaddleSELLE ANATOMICA R2 Rubber Saddle
SeatpostSIMWORKS Beatnik Post
Front RackSIMWORKS Obento Rack
Front LightSON NABENDYNAMO Edelux II
PedalSIMWORKS Taco Pedal

これまでサークルズで組んだバイクのフォトアーカイブ公開中。
バイクのカスタムイメージを膨らませてみてください。

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Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
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