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【BIKE of the WEEK】RETROTEC / Twin-Top 29er ATB クルーザーアッセンブル

トラックバイクに始まり、ロードバイクにマウンテンバイク、BIKE FRIDAYといったフォールディングバイクまでとたくさんの自転車と関わってきたオーナーが最近組んだのがこのRETROTEC Twin-Top 29er ATBをベースにした一台です。

FrameRETROTEC Twin-Top 29er ATB / Rosy Darts 470
ForkSIMWORKS Doppo MTB Fork
HeadsetCANECREEK HEAD SET 10 EC34 BLACK
HandleHUNTER CYCLES Smooth Move / Drop Bar
StemTHOMSON X4
Bar TapeLIZARD SKINS DSP 2.5 V2
TireSIMWORKS BY PANARACER Super Yummy 29″
HubSHIMANO HB-M8000 / FH-M8000
RimVELOCITY Blunt SS
Spoke & NippleSIMWORKS BY HOSHI Condor Spokes StraightGauge
CrankRACEFACE Turbine Crank
Main GroupMICRO SHIFT Sword
SaddleSELLE ANATOMICA R2 Rubber Saddle
Seat PostSIMWORKS BY NITTO Froggy Seatpost
PedalSIMWORKS BY MKS Bubbly Pedal
Cable & WireSIMWORKS BY NISSEN

オーナーは機械工作に従事しており、製品の設計図の作製から切削作業までこなす『モノづくり』にとても造詣が深い方でもあります。ちなみに当社の製品開発にも協力してきださっておりCCB(CULTURE CLUB BRAND) / CK Hub Fixed Gear Converterはその一つ。

そんなオーナーだからこそ、パイプのカットから溶接までの一つ一つの作業をビルダーと呼ばれる職人がこなし、カタチにしていくハンドメイドバイクに心惹かれてしまうのはもちろんのことなのです。

オーナーは大の車好きでもあり、その中でも古き良きアメリカンクラシックカーには目がありません。そしてRETROTECのビルダーであるカーティス・イングリスもまたそういった車が好きであり、とても希少な車体を所持してもいます。

RETROTECのデザインや機能性が魅力的だということもありますが、そういった共通点を見つけてしまうと実際に会わずしても魅力も倍増し、『その人が作り出すもの』が欲しくなってしまうものです。

実際にオーナーはRETROTECのロードバイクに乗っていたこともあるのですが、現状の生活環境と体力などの身体的な状況を考え、今の自分に寄り添った一台として今回の一台を組んだのです。

オール・テラインバイクと銘打ったこのオフロードバイクフレームは、本来はトレイルで楽しむこと考えられていますが、ゆったりと街から河川敷をクルージングでき尚且つ軽い漕ぎ出しも味合うことのできる設計となっています。

HUNTER CYCLES Smooth Move / Drop Bar

トレイルライドがメインではなく、あくまでオン・オフロードをゆったりとしたペースでクルージングするのがメインのため、ハンドルにはHUNTER CYCLES Smooth Move / Drop Barをチョイス。

そういった乗り方を考えるとフラットハンドルをチョイスする方も多いかと思いますが、いろいろな自転車を乗ってきた経験があったからこそドロップハンドルをチョイスされました。 ドロップハンドルは乗車姿勢が辛くなると思われがちですが、サドルから手を置く位置が遠くなるという印象が強いからで、『自分にとって良い位置』をフレームサイズに合わせステムのサイズで調整できるのです。

ドロップハンドル装着する場合はレバーのついたブラケットを握ることが基本ですが、フラット部分はもちろんドロップ部分やフラット部分などその時の体調や気分によって握る位置を変化させることができるのです。

このHUNTER CYCLES Smooth Move / Drop Barは幅が広目の設定なのですが、フラット部分に加えドロップ先端に向かってゆるやかにラウンドした部分がブラケット位置の手前でほんの少しだけリラックスした姿勢を取りたい時に握りやすかったりもします。

その使い勝手の良さはもちろんなのですが、稀代のフレームビルダーであるリック・ハンターが求めた形状であるという部分もオーナーの琴線に触れるには十分なものだったのは事実です。

MICRO SHIFT Sword

軽さやスピードを求めるのではなく、あくまで気楽に色々な場所へクルージンングでき、尚且つ耐久性を考慮してブレーキ・シフトレバー、ディレイラーなどのメインのコンポーネントはMICRO SHIFT社のSwordをチョイス。

ケーブル式ながらモダンなエルゴノミクス形状のレバー、急勾配にも対応する広いカセットレンジ、そして整備や調整が容易な完全機械式の設計となっています。 電子制御、ワイヤレス、油圧式など、新しくて素晴らしい技術が浸透していってはいますが、単純にシンプルで使いやすいという製品はこれから先も大切なものであると言えるでしょう。

これはフレームやホイールの規格にも同じようなことが言えるのではないでしょうか。自分自身がその製品をしっかりと使い切れるものであるかどうかという判断ができるかどうかもとても大切なことなのです。

SELLE ANATOMICA R2 Rubber Saddle

快適性と耐久性、またメンテナンスも容易なこともありサドルにはSELLE ANATOMICA / R2 Rubber Saddleをチョイス。

THE SLOT(中央の穴)を搭載することでサドルの両端が坐骨の下で自由に動き、座面にかかるストレスを緩和してくれます。それは使用されるその日から長年使用した革サドルのような座り心地を体感することができる一品です。

またR2サドルは、SELLE ANATOMICAのラインナップの中で、最も新しく手頃な価格のサドルです。耐候性に優れたラバー素材を採用し、簡単に座面とフレームを取外すことができるモジュラー構造が特徴です。

レザーに比べると多少は硬いですが、防水性に優れているため、雨に濡れたあとのケアも心配無用です。R2はツーリング、通勤、あらゆる天候条件でのライディングに最適なサドルです。

シートポストやペダル、タイヤにはSIMWORKS製品を。またフォークにはSIMWORKS Doppo MTBをチョイスするなど街から河川敷まで、オン・オフロードをゆったりとしたペースでクルージングするのにピッタリなアッセンブルとなっています。

ちなみにオーナーと私は同じ歳、いろいろと衰えを感じることもありますが、これからもこのRETROTECと共に良い人生送っていってもらいたいと思う今日この頃です。


これまでサークルズで組んだバイクのフォトアーカイブ公開中。
バイクのカスタムイメージを膨らませてみてください。

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柳瀬公識

サークルズ歴と自転車歴はだいたい同じ。 通勤をメインに自転車を利用するようになり、それまで車や公共交通機関を利用して足を運んでいたいろんな場所へ自転車で赴くように。 それからメッセンジャーなども経験しつつ、今ではロードバイク・マウンテンバイクと様々なアクティビティを楽しんでいる。
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