【BIKE of the WEEK】Monotone BASSI Hog’s Back

お渡ししてから少し時間が経ってしまいましたが、素敵なBASSI / バッシが旅立っていったのでご紹介します。

上の写真を見て、「あれ？」と思った方は鋭い。BASSIといえばポップなカラーラインナップが多い印象ですが、今回のバイクはシンプルなブラックのフレーム。

もはやサークルズの定番と言っても間違いないBASSIイチのオールラウンダー・Hog’s Back / ホグズバック を、球体ペイントにてカラーラインナップにはないブラックにペイントして組み上げました。

日常使いを軸足に、キャンプツーリングのお供にも

初めてのスポーツバイク、メインはあくまで日常の足として、そしてゆくゆくはキャンプツーリングをしたり林道ライドを楽しみたいというリクエストと、予算的なバランスを加味して、BASSIのHog’s Backをご提案。

将来的にはフロントラックも取り付けユーティリティーバイクとしてイメージしていますが、どんなラックが良いかは使いながら考えていきましょうということで、ブラックのフレームに対して、シルバーパーツでモノトーンに仕上げるというお題だけいただき、まずは乗り出して楽しめるようにパーツアッセンブルをお任せでオーダーいただきました。

快適なエアボリュームと見た目以上にスムーズな転がり

今回のビルドの主役はこのタイヤ。普段使いでの快適性と、キャンプツーリングを想定した際の多少のオフロード走行も考えて、BRUCE GORDON Rock’n Road Tire 650Bx48mm をチョイス。

見た目はノブがしっかり立ったノビーな印象ですが、意外とセンター部分の転がり抵抗は少ないので、オンオフ問わず満遍なく楽しめるタイヤ。Bruce Gordon / ブルース・ゴードン 御大がご存命だった当時は43mmのみのラインナップでしたが、今では48mmもラインナップされているのが嬉しいですね。この独特な乗り心地は是非試してみてほしいおすすめタイヤです。

名作アルバトロスバーをモディファイしたB356 M’s Barで楽ちんポジション

上体を起こしてゆったり乗りたいということだったので、プロムナード系のハンドルをイメージしていたのですが、NITTO B356 M’s Barをチョイスさせてもらうことに。

ブルーラグのまっちゃん大先生がデザインしたこのハンドルは、NITTOの名作アルバトロスバーをモディファイして現代風にアレンジしたもの。上向きでリラックスした感じで乗り出してもらおうと思いましたが、将来的には天地をひっくり返すことでセミドロップスタイルにもできるので、伸びしろというか余白が作れるなと思いチョイスしました。

最近は広めのハンドル幅の流れではありますが、あくまで日常使いがメインでそこまでワイドである必要はないということと、フレームサイズSサイズに対してこの550mmのハンドル幅がちょうどよく収まったなと思います。

サドルは、個人的にWTB / Pureに続く座布団サドルの呼び声高い、STEVE POTTS / スティーブポッツのChinook Saddle / チヌークサドル(こちらはつい先日再入荷しました！)、シフト操作はサムシフターを用いてできるだけシンプルに、またワイヤー引きのディスクブレーキを使ったりと、トラブルなく道具として使い込んでもらえるようにと意識した構成になっています。

Hog’s Backといえば、今までは淡くてポップなカラーラインナップだっただけに、こうしたモノトーンのシンプルな仕上がりはとても新鮮ですね。

すでに日常の相棒としてガンガン乗り込んでくださっているようで、嬉しい限りです。オーナーさんとは実はもう何年も前に開催したあるライドイベントをきっかけにお知り合いになったのですが、こうして初めての一台をご提案できて嬉しい限りです。ご用命ありがとうございました！

これまでサークルズで組んだバイクのフォトアーカイブ公開中。
バイクのカスタムイメージを膨らませてみてください。