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【GREPP】二重もよろしいようで

バーテープといえば、お気軽カスタムパーツの代表格だったはず。

・・・なのに。

時の流れと物価の高騰は恐ろしいもので、バーテープが1,000円前後だったのは遥か昔と成り果てて、昨今では5,000円は当たり前。
普通に1万円を超えるバーテープも登場し、気分に合わせてホイホイ変えるのも難しくなってしまいました。

そうなると、長く使えるバーテープが欲しくなります。

長く使えるバーテープの代表格といえば、レザーのBROOKS
ちゃんとしたお手入れが重要ですが、お手入れをしながら使えば色合いも深みを増して使い込むほどに馴染んでまいります。

とは言え、全ての自転車にレザーのバーテープが似合うわけでもありません。どうしたものかと悩んでいた我々に、舞い降りたのがGREPPのバーテープ。

一見するとコットンバーテープのような姿ですが、TENCEL™ Modalと言う植物由来の合成繊維でできており、な、なんと!!!

洗うことができます。

洗える = 長く使える ≒ 味も出るかも

味が出るかは、まだ使い始めたばかりなので未知なところですが、洗って長く使えるのは、バーテープを選ぶ時に大きなアドバンテージになるのではないでしょうか?
シクロクロスやグラベルのように泥だらけになるのが前提の自転車には、とっても良い能力です。

と言うわけで、早速自分の自転車にも巻いてみようと思うのです。

ただ、何度かこのバーテープを巻いていた時に思っていたことがあるのです。

このバーテープ・・・薄いな。

薄いバーテープは、ハンドルを握った時のかっちり感があり、ロードやツーリングバイクにはとても良いのですが、最近「肩が痛い」「腰が痛い」「首が痛い」etc.の老体ライダーには少し辛そうです。
ましてや私の自転車は、CX Bike。

不整地へ突っ込むバイクにはもう少しクッション製があっても良いのではと思っていましたので、今巻いてあるコルクのバーテープの上に巻いてみる事にしました。


良い感じです。

少し太い感じですが、握り心地も良く、悪くなさそうです。

繊維系のバーテープの問題は、端っこの処理尽きるのではないかと思っています。ナイロン系素材のモノであればライターなどで炙って端っこを溶かしてあげれば良いですが、このTENCEL™ Modalは、そうもいきません。

そんな時の強い味方は、やはりこれ。

瞬間接着剤。

端の部分に少し垂らしておけば、ほつれることも少なく洗濯の時も安心でしょう。
ここまでやっておけば長く使う準備も万端、あとはしっかり使っていきましょう。

実際の使用感と洗濯の話は、また少し先にお伝えできればと思いますので、まずはしっかり汚すべく自転車に乗るとしますかね。

GREPP Gripper Handlebar Tape

素材:86% TENCEL™ Modal,
13% Elastodiene(内側)
1% Recycles Polyester

幅:27 mm
厚さ:1.6 mm
付属品:バーエンド x 2
Woven in Sweden

価格:5,830円(税込)













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makoto
横山誠

ふと気がつくとスポーツバイクと触れ合い始めてもうすぐ30年。 ゆっくり長〜く乗り続けるためのあれやこれやを考察中。 乗るのも、触るのも、直すのも、作るのも、やってます。
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