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【BikeToFishing】車載しやすくて、機動性もある。釣りにおすすめな一台。

遡ること去年の秋、渓流シーズンが終わりに差し掛かろうというタイミングで、以前ご紹介したBIKE FRIDAY / New World Touristのオーナーである アニキ氏(以下アニキと呼ばせてくださいw) と一緒にBikeToFishingに行ってまいりました。

このバイク、アニキご夫婦からの「釣りのための自転車を!」という素敵なオーダーだったのですが、より詳しくは是非下記のブログもご覧ください。

自転車をお渡しした2023年シーズンは私の行く行く詐欺に終わってしまったものの、昨シーズン遂に都合を合わせることができ、念願のBikeTo釣行となったわけです。

本当はお二人揃ってBIKE FRIDAYでの釣行をドキュメントさせてもらおうと思ったのですが、生憎奥さまが体調を崩してしまったので、今回はアニキと二人での釣行。

まだ辺りが薄暗い中スタートし、林道を1時間以上かけて登り続け標高が上がってくると、少しずつ空もひらけて山の向こうから太陽の陽が差してくる。しんどいけれどこの瞬間に出会えるのもまたBikeToFishingの醍醐味。

トレイルランニングやハイキングといったアウトドアアクティビティーにも精通していらっしゃるお二人、今まではハイキングと釣りをミックスして遊んでいらっしゃったのですが、より釣りを楽しむためにも機動力を重視しつつ、かつ車載のしやすさなども考慮した上でBIKE FRIDAYにしようと決心されたのだそうです。

お二人分の自転車と釣り道具一式を積もうとなると、折りたたんで収納できるBIKE FRIDAYは確かに便利ですね。

この日、私はDoppo ATB(現Ronin)に乗っていたので、ホイールサイズという点で20インチのBIKE FRIDAYとはどうしても差が出てしまいますが、一緒に走っていてもそれを感じさせない走破性の高さがこのバイクの魅力。(加えて、私の登りが遅かったのもある笑)

アプローチの林道は基本的に舗装路で、ところどころ舗装が悪くなっていたり、砂や小石が浮いている箇所もあったものの、New World Touristの安定感ある走りで難なく入渓ポイントまで登っていけました。

My Doppo aka BikeToFishing号。Burrito Rackにウェーダーを括る方法で自分が考えるベストなパッキングスタイルが確立できた感あります。

アニキはフライで先行し、私はルアーで後ろから付いていき釣り上がっていく作戦、シーズン終盤ということで状況的にはなかなか厳しく、前半戦は思うように反応が得られませんでした。

もちろん魚は釣れるに越したことはないですが、大自然の中に身を投じて、季節の移り変わりを肌で感じたり、写真撮ったりするのも楽しみ方の一つ。

結果的には、後半戦なんとか巻き返して、お互いに魚をキャッチすることができました。

 私もルアーでなんとかキャッチ。ヒットルアーはSHIMANO カーディフ リフレイン 45XS BOTTOM Spec。

雨雲も近づいてくる予報だったのでこの日はここで無事に納竿。自転車をデポしたところまで戻って片付けをしていたら一気に雲行きが怪しくなったので急いで林道を下るも、途中でゲリラ豪雨に見舞われ、まるで川のように水が流れるダウンヒルを味わいながら、なんとか無事に車まで戻ってきました。ブレーキパッド全部使い切るんじゃないかっていうぐらい、なかなかタフなダウンヒルでしたね(笑)。

アニキとBIKE FRIDAY New World Tourist。ミニマム装備の釣り道具はパタゴニアのバッグに収納し、OUTER SHELLのStem CaddyやKING CAGEのLonger Thing Cageをうまく活用しています。元々トレランやハイクに造詣が深い方なので、必要不必要をしっかりと見極めて装備を選んでいるのが印象的でした。

釣りも自転車も楽しもうとなると色々と荷物が増えてしまいがちですが、削ぎ落とすのもまたBikeToFishingの楽しみですし、先にも少し話した通り、車にルーフラックやヒッチラックの取り付けが難しいという方にとって、気軽に折りたたんで収納できる BIKE FRIDAYはとても心強い味方です。

特にNew World Tourist / Diamond Llama / All-Packa といったモデルは走行する路面的にも親和性の高いモデルだと思うので、自転車で釣りしようと目論見中の方は是非ご検討してみてください。

ちなみに、アニキは池田精巧という屋号で「古い物を大切に、たくさん釣るより楽しく釣ろう!」というテーマのもと、リールのオーバーホールなどのサービスを行っています。

ちょっと専門用語になってしまいますが、オールドアンバサダーのメンテナンスが特に得意な方なので、このブログをご覧の方でオールドアンバサダーユーザーの方がいらっしゃいましたら、是非アニキまで相談してみてください!(自転車で例えると、昔のカンパニョーロのコンポーネントやハブのオーバーホールが得意な方っていうことです!)

古着や端切れをリメイクして作るかわいいリールポーチも不定期で制作・販売されています。これはBikeToFishingの必需品!

また、イヌサー釣り部というYoutubeチャンネルもやっていらっしゃるので是非覗いてみてください。

そうこうしているうちに今年の渓流シーズンもすでに開幕したので、そろそろ自分もSKLAR PBJをBikeToFishing仕様にして繰り出したいと思います。

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Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
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