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【OMNIUM】カーゴバイクのある暮らし、家族で“シェア”するという選択

OMNIUMに出会ってから、カーゴバイクにまつわる記事をよく検索するようになりました。

もともと自転車は身近な存在でしたが、「カーゴバイク」となるとまだまだ国内では情報が限られていて、それでも世界を見渡してみると面白い事例がたくさん出てきます。

たとえば、ヨーロッパではカーゴバイクを家族でシェアするのが珍しくありません。子どもを乗せて送り迎えした後、もう一方の親がそのまま仕事や買い出しに向かう、そんな風景が当たり前のように街に溶け込んでいるようです。

自治体や保育園が共用カーゴバイクを備えている例もあり、自転車が「個人のもの」から「家族や、地域で使うモビリティ」へと広がっていました。

そういった海外の実例を見ながら、「もし我が家でも、ひとつのカーゴバイクを家族で使えたら?」という思いがじわじわと湧いてきました。

そして、OMNIUMカーゴバイクを通じて、我が家なりの“シェアカーゴ”のかたちが見えはじめています。

サイズ選びに正解はある?

OMNIUM Mini-Maxを購入するにあたって、最初に悩んだのがフレームサイズの選択でした。

もちろん、個人で使うのであれば、身体に合わせた数字上のサイズの正解はあります。

実際、身長183cmの自分にはLサイズも選択肢に入っていました。
ただ今回は「試乗車としても活用しやすいサイズ」「家族でも乗れたらいいな」という想定もあったため、ひとつ下のMサイズを選びました。

長年シクロクロスの競技に取り組んでいたので、わりと自転車のポジションにはシビアでしたが、Mサイズでもポジション調整にはほとんど問題はなく、むしろ結果的に、この選択が家族シェアバイクへの道を開いてくれたことになりました。


適応サイズチャート

身長 推奨フレームサイズ
~160cmX-Small
160 ~ 175cmSmall
175 ~ 185cmMedium
185 ~ 195cmLarge
195cm ~X-Large

妻も乗れる、シェアカーゴの成立

試しにサドルを一番下まで下げてみると、妻でも無理なく乗ることができました。

もちろん、トップチューブ高(スタンドオーバーハイト)が適正値より高いので、乗り降りには少しコツがいりますが、「ちょっと慣れれば、普通の自転車と同じ感覚で乗れるね」とのこと。

これはMini-Maxのフレーム設計によるところも大きく、低重心でバランスが取りやすく、ホイールベースが絶妙なことで「思ったより怖くない」という安心感を自然と与えてくれます。

そして、ついに妻も息子とのふたり乗りを実現。

カーゴバイクの導入にはずっと懐疑的だった彼女の印象も、ここでガラッと変わりました。

乗ってすぐの感想は、「思ったより全然乗りやすい。これなら私も使えるかも」。

そして、一番の違いは僕と乗っている時より息子のテンションが明らかに違うこと。妻と二人でカーゴバイクに乗っているときは、ずっとニコニコでした。…やはり、母つよし。

カーゴバイクが家族の笑顔を増やしてくれた瞬間でもありました。

パン屋さんとカーゴバイク

妻は、パン屋を個人で営んでいます。

これまではクルマで食材の買い出しに出かけていましたが、「カーゴバイクで行けたら便利だし、楽しいかも」と思いはじめたようで、近くの市場やマーケットへの買い出しはカーゴバイクを利用するようになりました。

荷物の量や距離に応じて使い分けは必要ですが、仕事道具としての新たな可能性も少しずつ見えてきました。

クルマより気楽で、街の空気を感じながら動ける。ちょっと寄り道したくなるような、そんな余白があるのも自転車のいいところです。

日々の仕事に自転車を取り入れたい人にとって、カーゴバイクは十分に現実的な選択肢になり得るのではないかと思います。

「家族の自転車」になるということ

こうして、今や我が家にやってきたOMNIUMカーゴバイクは、「自分だけの自転車」ではなく、家族で使う共通の道具になりつつあります。

休日には家族3人、2台の自転車で出かけたこともあれば、妻がひとりで買い出しに使ったり、自分が仕事道具を積んで移動したり。

1台の自転車が、家族それぞれの暮らしに接続されていく、そんな感覚がとても新鮮です。

これからの都市生活において、クルマだけでなく、家族で1台の自転車をシェアするという考え方がもっと広がっていけば、もっと自由に、もっと軽やかに暮らせる気がしています。

カーゴバイクのある暮らしシリーズ、過去のエントリーは以下からご覧ください。


また、現在OMNIUMのチタン製フレームの各ラインナップのプレオーダーも受け付けておりますので、ご検討されている方はこちらもチェックしてみてください。

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gishi
山岸佑輔

東京と名古屋でのメッセンジャー生活を経て、SimWorksの立ち上げに合流。いまはCircles卸売部門(CWD)に所属しています。子育てとバイクライフ、週末ときどきパン屋、で日々奮闘中。
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