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【microSHIFT】より選択肢を広げる SWORD Bar End Shifter

「用意された材料の中で、より多くの選択肢を探すのが好き。」
そんな性格の自分にとって、自転車のコンポーネント選びはまさに楽しみのひとつです。

microSHIFTというブランドは、そんなに時にぴったりの存在。そしてこのたび、選択肢をさらに広げてくれる新しいアイテムがグラベルコンポーネントラインのSWORDシリーズから登場したので早速紹介していきましょう。

WILDE Rambler – Sage Green

ん?どこにSWORDのパーツが?

写真のWILDE Ramblerをパッと見では、SWORDのパーツがどこに使われているのか気づきにくいかもしれません。リアディレイラーはAdvent X、ブレーキレバーは単体タイプのように見えるし……

そう、今回注目してもらいたいのはドロップハンドルのエンド部分に新たに登場した SWORD Bar End Shifter が取り付けられています。

MICRO SHIFT Bar End Shifter – Sword 1×10 Speed

価格:8,580円(税込)

microSHIFTとは?—選択肢を広げるブランド

まず、microSHIFTについておさらいしておきましょう。1999年に台湾で設立されたコンポーネントメーカーで、変速機の開発に特化し、「すべてのライダーに高品質なコンポーネントを提供する」という理念のもと、価格帯にかかわらず、優れた技術を惜しみなく投入してきました。

以前は、SHIMANOやSRAMといった大手メーカーとの互換性があるパーツをラインナップしている印象を覚えている方も少なくないと思いますが、2019年にリリースされたAdventシリーズを皮切りに、他社とは異なる独自のアプローチでMTBやグラベル、コミューターバイクなど多くのマーケットにおいて今では確かな存在感を放っています。

(※microSHIFTの思想や製品背景については、マコトさんのブログでも紹介されていますので、ぜひそちらもご覧ください。)

バーエンドシフターのメリット・デメリット

さあ、microSHIFTの復習をしてもらったところで、今回の主役であるバーエンドシフターを見ていきましょう。

バーエンドシフターは、その名前の通りでドロップハンドルの先端に取り付けるシフターのこと。シンプルな構造ながらも確実な変速ができる点が特徴で、変速機そのものが簡素化されるため故障リスクが少なく、メンテナンス性も向上します。耐久性に優れており、過酷なツーリングやグラベルライドでも安心して使えるのが魅力です。

さらに、STIレバーと違ってハンドル前方のスペースを有効に使えるため、バッグやバスケットの取り付け自由度が高まるというメリットも。ワイヤーの取り回しもスッキリするので、バイクパッキングなど荷物を積むスタイルとも好相性です。

ただし、ブレーキとシフターが別々になることで、ブラケットレバーでの操作に慣れている人には多少の慣れが必要ですが、それでもなお、直感的な操作性とカスタム性の高さは、バーエンドシフターならではの魅力といえますよね。

SWORD Bar End Shifterは、Advent Xシリーズと互換性を持っているので、すでにAdvent Xを使用している方は、シームレスにバーエンドシフターへとカスタムすることができます。

さらに、microSHIFTのこのタイプのシフターはフラットバー用のマウントに付け替えれば、サムシフターとしても使用可能なので、ハンドルの形状を変えてもシフトレバーをそのままう変えるのです。ハンドルの選択肢すら、あなたの発想次第で広げることができるのです。素晴らしい。

選択肢を広げる楽しさ

「決められた選択肢の中から最適を探す」のではなく、「自分で選択肢そのものを広げていく」。それこそが、microSHIFTというブランドの本質です。

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kamochi
加茂響

「自分の力と気持ち次第で自由に寄り道ができる」ことに気付き、北海道や九州も含めて日本中をロングツーリングしていたことも。 同時に日々街中で楽しめるトラックバイクにものめり込み、アーレーキャット・レースで優勝したことをキッカケにサークルズに仲間入り。 サークルズと姉妹店カルチャークラブでの勤務を経て、CWDとSimWorksスタッフとして日夜ネットワールドの地底深くを根掘り葉掘りリサーチ。
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