みなさん、こんにちは。Circlesのドラちゃんこと長尾です。
知っている人は知っていると思いますが、8月に新車を購入いたしました。購入した車体はこちら!

CIELO by CHRIS KING Cross Classic
なぜ「Cielo Cross Classic」を選んだのか?
Circlesに入社したら絶対にフォークまでスチールの(ここ重要)
スチールフレームを購入すると決めておりました。
今まで所有し乗ってきたのはアルミニウムやカーボン素材のフレームのみだったため、前々からスチールの良さを味わうことができる自転車に乗りたいと思っていたのです。
また、これは個人的な思想ではありますが、自分の所有するものはなるべく作り手の顔が見えるものや何かあっても最終的にはリサイクルできるもの、環境負荷が低いものを選びたいという想いがあり、それは自転車でも例外ではありません。

そんなこんなで最初はフルオーダーしようと考えておりましたが、入社後ほどなくして、Chris King社の公認のもとで、Cieloのクラシックフレームたちが数量限定で販売されることを耳にしました。
2017年に惜しまれながらもフレーム製造を終了したCielo
一度は乗ってみたかったフレームが目の前にあり、サイズもドンピシャ。あとはどのモデルを選ぶかというところだけが問題でした。
Sportifと最後まで悩みましたが、Simworks謹製の太いタイヤを試したい気持ちや行く行くはシングルスピードへカスタムも可能なロードエンドを備え、汎用性とモノとして使い切れるということに気持ちが惹かれ、Cross Classicを選びました。

何を考えてパーツチョイスをしたのか?
フレームが決まったらあとは取り付けるパーツ選びです。

ステムはSIMWORKS Tomboy、ハンドルはNITTO B177HT Hanafuda Road Dropを選びました。合わせるバーテープは製品コンセプトに惹かれGREPPを。
ブレーキレバーは変速をダブルレバーにしたこともあり、個人的にブラケット形状が好みのTRP RRLを取り付けてみました。
こちらのブログでも触れられておりますが、B177HTは実際に使ってみるとブラケットに手を置いたときの収まりの良さと手を置けるポジションが細かく存在し、長時間・長距離のライドでも非常に快適でした。
また、25.4mmクランプは良い意味で”しなり”があり、バーテープの中では比較的薄手のGREPPを使用しても悪路で手に伝わる振動が抑えられている感覚があります。

フロントリムはVelocity A23、リアリムはスポークテンションの左右差を少なくするため、VELOCITY A23 OCを選びました。ハブはもちろんCHRIS KING R45を選択してシンプルに。
スポーク数は荷重のかかり方と後々バイクパッキング等を行った際に後方積載の方が個人的には好みのため、それも考慮してフロント28H/リア32Hに。スポークの番手も前後で変更しております。

タイヤは悩んだ末にULTRADYNAMICO Cava Raceの700×33Cにしてみました。初めて使ってみましたが、タイヤ自体が非常にしなやかで乗り心地がとても良いです。
耐久性や耐候性については正直ブラックサイドウォールのものには劣るとは思いますが、ダメになってもまた使いたいと思わせてくれる良いタイヤだと感じています。

駆動周りは手持ちのSUGINOの古いクランクなどを使用したフロントシングル(1×10S)にしましたが、山岳を攻略するには今の自分にとってギア比が重く、後日ブログで紹介いたします乗鞍岳で辛い思いをしたので現在ダブル化に向けてパーツを手配中です(汗)

以前BROOKSのサドルを使用していて革サドル経年変化をする点やその独特な乗り心地が気に入り、サドルには以前から気になっていたSELLE ANATOMICA H1 Leather Saddleを導入してみました。
体重的にはX1でも良かったのですが、革の耐久性等を重視して敢えてH1をチョイス。最初は固いかも!と思いましたが、1か月ほどで違和感なく馴染み、これからのエイジングが楽しみです。

ボトルケージにはKING CAGEをチョイス。
今でこそ様々な種類が販売されているKING CAGEですが、発売当時はこのNormal Stainless Steel CageとIris Cageしかなかったように思います。あの頃感を求めて今回はこの2つを選びました。

ブレーキはフレーム側のカンチ台座を有効活用し、PAUL COMPONENT Neo Retro Canti Brake/Touring Canti Brakeに、使ってみたかったTOMII CYCLES Magic Beansを組み合わせてセッティングしました。
カンチブレーキは自分の自転車で導入するの初めてで、ブレーキの効きなどに若干の不安はありましたが、結果的に全くの杞憂でした。PAULのカンチブレーキは効きも十分でスピードコントロールもしやすく非常にオススメです。
組み立て後すぐに乗鞍岳へ
組み上げた翌日には人生で2回目となる乗鞍岳へCieloを持ち出し走ってきました。

ギア比を見誤り序盤から辛い思いをしましたが、なんとか上り切ることができました!
今回は長くなってしまったので乗鞍走行レビューはまた次回に。
それではみなさま良い自転車ライフを!
