こんにちは!Cicles Tokyo の大高です!
今回は、今自分の中で気になっているSKLAR Super Something とPBJについてご紹介していきたいと思います。
SKLARを代表するこの2台がどんな遊び方に向いていて、どう違っているのかを皆さんにお伝え出来れば嬉しいです。

みんなのための万能バイク : Super Something
アダム・スカラーにより設計・企画され、台湾にて製造されるこのモデルは、アダム自身がカスタムメイドを手掛ける中で培った経験を最大限落とし込んだバイクです。
より多くの人が楽しめる性能、価格は勿論のことSKLAR BIKESを最大限楽しめる「みんなのためのグラベルバイク」として作られています。


乗り手のライディングスタイルや路面に合わせた多種多様な組み方が出来る、まさにオールロードグラベルに相応しいバイクです。
フラットバーでもドロップバーでも、はたまたクランカーのように組む事も出来るのがこのバイクの魅力です。
V1ではロッカーエンドによりシングルでの組み上げが可能で、タイヤクリアランスは700×55c or 27.5×2.1とモンスタークロスの要素が強いフレームでした。
V2にアップデートされタイヤクリアランスは700×52cと以前から縮小しました。
しかし、よりドロップバーでのアッセンブルに重きを置いた設計と、チュービングの見直しによるフレームとフォークの軽量化、UDH対応とグラベルロードの強みを活かしたモデルとなっています。

V1のコースターブレーキアッセンブル:画像はThe Radavistより引用
またチュービングはフレームサイズごとに異なっており、ヘッドチューブやドロップアウト、ヨークにはオリジナルの物が搭載され、スカラーのコンセプトとこだわりが詰まっています。



アップデートされたことでシングルスピードで組むことは難しくなりましたが、グラベルロードとして幅広い組み方を許容してくれる懐の深いフレームであることは間違いないでしょう。
万人受けするジオメトリーと高い拡張性

こちらがSuper Something のジオメトリー。
まず驚くのは圧倒的なチェーンステーの短さ。
これだけのクリアランスがありながらのこの数値はシクロクロスバイク並で、前回のライドで体験した、グラベルバイクなのに信号待ちからのスタート時やヒルクライムでもっさりした感じが無かったのはこれが大きそうです。

その他の部分は全体的にモダンなグラベルバイクのジオメトリーを採用しています。ヘッドアングルやフォークオフセット、BBハイトなどは他社のバイクとそこまで大きくは違わないため、癖の強い乗り味や操作のし辛さなどは特に無く、快適そのものでした。
またチェーンステーに続くもう一つの特徴としてスタックを高めにすることで、快適なポジションを取れるようになっています。


スタックが高い理由は、快適なポジション、操作性、そして力の掛けやすい位置それらを実現するため。多くのハンドメイドを手掛けてきたアダムの経験からあえてスタックを高くし、安定感と快適性を持たせるためとのことです。
さらに、ジオメトリーの良さだけで無くこのバイクは高い拡張性を持ち合わせています。


フルフェンダーに対応し、フロントフォークをカーボン製に交換可能。ラックの取り付けもこなせ、一台で街乗りからロングツーリングまで日本で遊ぶうえでトレイル以外はほぼこなせる。
まさに『みんなのためのグラベルバイク』その物だと言えるでしょう。
走破性と安定感を兼ね備えたダートツアラー PBJ

PBJはPerformance Basket Jammer (パフォーマンスバスケットジャマー)の略で、元々はアダムがハンドメイドのオーダーを受け付けていた際に作られていたマルチパーパスバイクの呼称だったようです。
SKLARの中ではATB(オールテレインバイク)のカテゴリーとなるこのフレームは、アダム自身が完璧なツーリングバイクを作ろうと試行錯誤の末に生まれました。
もちろん何を持って完璧と定義するかは人によって違いますが、このバイクはどんなことでも限りなく対応出来るように設計されています。


アダムは試作を繰り返す中でリジットフォークに2.4~2.6の太いタイヤを装備することで、高性能で快適なバイクパッキング・ツーリングバイクになることを発見し、その思想を落とし込んだのがPBJというわけです。
もちろんバッグやラックなしでも、トレイルを駆け抜けたり、街でのクルージングを楽しむことも出来ます。



またサスペンションフォークとドロッパーポストにも対応しており、交換することで高性能なクロスカントリーMTBとしても楽しむことが出来、スライドドロップアウトはシングル・ギアードの運用は勿論、異なるチェーンステー長を試すことも出来るなど、より走破性とツーリングに特化したバイクです。

楽しさを与えてくれるジオメトリー
さてPBJもジオメトリーを見ていきましょう。
PBJもSuper Somethingと同じくチェーンステーは非常に短い設計です。

このタイヤの太さでこの短さ、そして74°と最近のXCバイクのようなシートチューブアングルにより、加速感、漕ぎやすさ、ダイレクト感が増すことでグラベルにおける走破性が非常に良くなっています。


またヘッドアングルは寝かせ気味で低めのBBドロップから、重心が低めで下りで安定して走れるようなジオメトリーであることも分かります。

ついついダボ穴の多さとタイヤの太さでのんびりバイクだと思いがちですが、実際は機敏で安定した走りを持ちながらツーリングもこなせるバイクです。
オンロードだけでなく、グラベルやトレイルを太いタイヤで速さを求めず、常に楽しさを求めてライドしたい人にとってもっとも信頼のおける相棒になるのは間違いないでしょう。
もしこの2台を組むなら…


ここまで読んで頂いてる皆さんは大体どちらが自分の使い方、遊び方に向いているのか何となく見えて来たでしょうか?
ここからは私の「今組むならこう組みたい!こんな使い方をしたい!」という妄想のお話を少しさせてください。

Super Somethingはオンロードを快適かつスピーディーに走り抜け、そのままグラベル区間に入っていけるバイクだと考えています。
東京でグラベルを楽しむ場合、そこそこ舗装路の区間が長いので、まずはフロントフォークをSKLAR BIKES Sklarbon Fiber Carbon Gravel Forkに交換。
フレームと同色ペイントなのでハンドメイドのような一体感と、カーボンフォークによる軽いハンドリングを実現するためにも変えておきたいですね。

700×50c前後のセミブロックタイヤでオンロードでの安定感とグラベルでの走破性もしっかり確保。
この組み方ならコンクリートジャングルの東京をスピーディーに走り抜けて、グラベルでしっかりと遊べるのではないかと思います。

PBJは舗装路から林道、トレイルまで幅広く対応できるオールテレインバイク。
長距離グラベルツーリングやキャンプツーリングなど、このバイクでやってみたい事は沢山ありますが、個人的な気分はシングルスピードのクランカーの様なプレイバイクとして組んでみたいですね。


アダム自信が自分用に組んだというこの組み方が格好良すぎて、正直欲しいです。
PBJはサスペンションフォークにも対応しているので、フォークを変えてトレイルを攻めるのも楽しそうです。
どちらもアダムのこだわりの詰まった最高のバイクですが、SKLARの乗り手に組み方が委ねられているところが個人的に魅力だと思っています。
是非このブログを参考にあなただけのSKLARを選んでいただければと思います。