琵琶湖。
サイクリストとしては、やはりビワイチという言葉がピンと来るのではないだろうか。
湖岸沿いを風を受けながら自転車に乗って気持ちよく走る。 日本で一番大きな湖のそのスケールを体感するには最良の手段だ。 もちろん自分自身も何度か走ったことがある。 が、最近はそのビワイチよりもさらに内側、湖畔へと足を運ぶことが多い。自転車に跨り、その手には釣竿を握って。小さい頃からよくやっていたバスフィッシング、それこそ昔は父親とたまに行く琵琶湖が自分にとってのご褒美だった。
RIDEALIVEという、サークルズが考える自転車と遊びのカタチを突き詰めて行く中で、個人的に辿り着いた、自転車と釣りのミックスという遊び方。
この日本一の大きさを誇る琵琶湖というフィールドで、自転車と釣りという組み合わせは成立するのかと疑問に思われるかもしれない。 でも個人的にはこのスタイルで出来る釣りをするという、シンプルな割り切りこそが良い事だと思う。
駐車場に車を止め、積んでおいた自転車を降ろし、竿を持ってペダルを漕ぎだす。 道具を持っての移動距離はもちろん車に比べれば制限はあるが、だからこそ行ける範囲をやり切ったり、自転車だからアプローチ出来るポイントを発見したり、自転車は、ゲーム性の高いバスフィッシングをさらに楽しむためのツールになるのだ。
そして周りを見渡せば、同じように楽しんでいる自転車仲間がいることに気付く。 いつしかそれをみんなでやりたいと思い、その計画を立て、琵琶湖に10人のBikeFisherが集まったのだった。
ベースは琵琶湖北部のキャンプ場。季節は秋が深まり、魚も活発に餌を求めて動いているだろうという予測の元に、思い思いのタックルを持ち、魚を求めてペダルを漕ぎ出す。
車より遅く、歩くより速い。自転車の良いところはこの点に尽きると個人的には思うのだが、自分の肌で風を感じたり、湖面の様子を伺いながら移動でき、季節やその日の天気、様々な要素から自分なりに考えた釣りをして、魚からの応えが返ってきた時の嬉しさというのは本当に計り知れない。
もちろん釣りから一歩引いてみれば、辺りには豊かな自然が溢れていて僕らを飽きさせない。 釣りでは朝まずめ、夕まずめという時合いがあるのだが、湖岸で竿を振りながら眺めることのできる日の出や日の入りの美しさは、どれ一つとっても同じものはなく、釣りしていることを忘れて夢中になってカメラのシャッターを切るほど、毎回感動の連続だったりする。
結果的に、みんな夢中になって2日間キャスティングを繰り返し、魚に触ることができた。 もちろん素直に嬉しいし、それを共有できる仲間と過ごした時間はあっという間だった。 釣れても釣れなくても、誰かと一緒にこの時間を過ごすのは本当に楽しい。
もし、釣りをしている方で、自転車も持っていたり、手に入れようか迷っている方は、是非一度 #BikeToFishing にチャレンジしてみてほしい。自転車の良さを感じることができるはずだ。
そして、自転車に乗っていて、釣りにも興味があるという方、是非始めましょう。 自然を相手にするアクティビティとして、自転車と同じく本当に楽しく奥の深い遊びであり、それと同時にまた違った自転車の楽しみ方を教えてくれる。 ただし、その奥行きは深いのでそれだけは気をつけて(笑)。
この琵琶湖ではワールドレコードの魚が上がっており、バスフィッシングをする者なら誰もがその夢を追って足を運ぶフィールド。 自分もワールドレコードとは言わないけれど、ランカーと言われるサイズを求めて、通い続けるのだろう。。。もちろん自転車に乗って。
平日開催だったにも関わらず、日本中、そして中には海を越えて来てくれた仲間もいた今回のBikeToFishing。 来てくれた皆に改めて感謝を。 自分たちの好きを詰め込んだ2日間は本当にあっという間だった。 それくらい楽しい時間だったのは間違いない。
#BikeToFishing にはまだまだ可能性を感じる。 もちろん琵琶湖にもまた行くけれど、次はまた違ったフィールドでこうやって遊びたいなと思うと楽しみでならない。
-ANGLER SPECS-
Cap | RAL | Camp Hat |
Tops | RAL | Player Shirt Chambray |
Bottom | RAL | Fast Pass Player Pant |
Eyewear | SMITH OPTICS | Snare |
Wader | DAIWA | |
Rod | LURE SHOP OHNO | Arriver 72 |
Reel | DAIWA | Cardia LT2500 |