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Ridealive 2016 ROUTE-3

私のRIDEALIVEは今年で3回目。

もういい加減慣れて、準備万端、完璧な計画、余裕のゴールで至福のカンパイ! なんて予定のはずが、何を間違ったか (もしくは全て間違いだったのか?)、 100kmOVER / 1500mUPで日も沈みカンパイにも間に合わない涙のゴールとなった。

道中、ほぼほぼ誰とも会うことなく、オフィシャルの写真も撮られなかった私たちが、9時間というとても長い時間を使い一体何をしていたのか?!
反省を交えながら遅れてしまった言い訳をここでみなさんに少しお話ししたい。

一緒に走ったバディは、当日朝の始発の新幹線で東京から名古屋に輪行でやってきた。

順調に行けば8時半には出発できるかと思っていたのが甘かった。

ガーミンがどうのこうの、

やっぱりこっちのTシャツで行こうかだの、、

お腹すいたからサンドイッチ持ってこうだの、、、

どうでもいい準備まで入念に行った結果気づけば10:30。

でもせっかくのRIDEALIVE、おしゃれだってしたいし腹が減ってはナントカだ。
仕方ない。

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私が引いたルートは名古屋から尾張瀬戸へ向かい戸越峠を越え、香嵐渓を経由して三河湖近くのキャンプ場を目指すというもの。
雨のぱらつく中、尾張瀬戸まで到着した私たちが目にしたのは、戸越峠へ続く道を塞ぐ数台のパトカー。
どうやら大きな交通事故があったらしく、歩行者も歩かせてもらえないほどの完全な通行止めだった。
仕方なく、私たちはルートを引き直したわけだが、選んだのは猿投グリーンロード
随分遠回りだがまあいい、自転車で通るのは初めてなんだし。

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予期せぬルート変更があっても、私たちはこれといって急ぐことなくマイペースを貫き通した。
進む道はもちろんどこも初めての景色だったが、不安より興味の方が先行した。

砂利採掘場ってすごい!
これ蝶々? それとも蛾?
アイスって最高!
川に降りれる場所を探そう!
ここ魚釣れそう!
鮎の刺身って美味しいのかな?

こんな調子で何度も道を間違えながらやっと三河湖を望めたのは、カンパイの時刻をとうに過ぎてからだった。

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そして日が沈んでからのライドがこんなに辛いとは思わなかった。
景色が視界から消えて、代わりに入ってくるのは雨の音と忘れていた疲労、空腹。
続く先の見えない上り坂に、増していく心細さ。
互いに弱音を吐いては励ましあい、とうとう見つけたゴールの灯りがこんなにも嬉しく、温かいものだと感じたのはきっと私たち2人だけだと思う。
(ほかの参加者は皆、日が沈む前にはゴールしていただろうし。)

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人が居ることの安心感から、ゴール直後は半ベソでとにかく喋りまくり、そのまま飲む勢いでカレーを胃に流し込んだ。
 

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そんなわけで、

蓋を開けてみれば言い訳にもならない内容だったわけだが、道中に落ちていた様々な感情や発見を、私たちはひとつひとつを拾い、追いかけた結果としての9時間になってしまった。

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でもきっと、どのルートもそれは一緒で、チョイスしたルートから何を見つけるかは人によって違う
共に走ったのが彼でないと気づかなかったこともあるし、通らなかったであろうもある。
そんなあらゆる可能性が楽しみでわたしはきっと数ある手段の中からいつも自転車を選んでしまうのだろう。

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荷物と楽しさと苦しさを他人と分け合い共有するの喜び。
自転車でないと気づかないこと。
まだ知らない景色や感情を求めて、ペダルを踏んだ二日間。
今年もわたしの夏の終わりが無事に終わった。

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TODAY’S RIDER

Ridealive 2016

FrameHunter CyclesCyclocross
HeadSetChrisKing
RimVelocityFusion
HubChris King
TirePanaracerGravelking 700x28c
StemSimWorks By NittoRhonda
HandleSimWorks By NittoMisirlou 370mm
SeatPostSimWorks By NittoBeatnik
Main GroupShimano 105
Rear CarrierTubus
Seat BagNorth StRoute7 Pannier
HelmetGiroAspect
TanktopPatagonia
ShoesKeenCommuter

TEXT & PHOTO by lilükitchen ユーキ


Ridealive 2016