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RIDEALIVE 2017Vol.4 GIFU – Welldone

中山道

今回の RIDEALIVE2017 のアンバサダーを カントク(中村モトノブ) と引き受けるにあたって、僕達らしいルートはどこだろうと考え出した時にはもう “古道の旅” だなとすぐに思い浮かんだ。

今年の1回目(三重)はオンロードとハイキング、2回目(静岡)は湖の周りでのアクティビィティ、そして今回は思いっきりダートを楽しむのもいいだろうと考えたわけだ。

 
 
東海道と同じく日本橋から京都の三条大橋を結ぶ街道だ。
東海道に比べて内陸を通るため山道も多く、まだまだ昔のままの風情が残っている。
当日の台風と秋雨前線による雨予報で開催すら危ぶまれたが、思い切って開を決断したのだった。
 

1日目

 
スタート場所の恵那を出発して2kmも走れば石畳の登りが僕らを迎えてくれる。
最近の雨続きもあって滑る石畳はほとんどの人が自転車を押して登っていく。
登った先には1里塚が残っており、1里(約4km)ごとの目印としてこの先でも僕らを迎えてくれた。

そしてその後はダート、アスファルト、ダート、アスファルトを繰り返して行く。

アスファルトに出た時の安心感、ダートに入って行く時の少しの不安感とワクワク感、昼前から降り出した雨のライドにもかかわらず先頭から見たみんなは笑顔だ。

「だまされた!」

「もっとゆるいライドだと思ったのに!!」

「またダートで登るの!?」

文句を言ってるけどみんなの顔は笑ってる。 

中山道から逸れて1日目のゴール 山小屋カフェ”山なんや” へ向けて八百津方面へ向かう。 アスファルトの峠を越したら川沿いの極上のワインディング。 1回もペダルを回さずに丸山ダムまで一気に進む。 僕達愛知県民の水源となっている木曽川だ。
 

地元のおっちゃんが、

「アッチの道に行けば丸山ダムの目の前通れるぞ〜」

言われるがまま巨大な人工物 丸山ダムの目の前を通って八百津の街並みを登れば “山なんや” に到着だ。
もう何年も前になるが、サークルズのお客達が集まって、自転車でしか来てはいけないミュージック&バイクフェス “NUTS fes / ナッツ フェス” というのを企画してやっていたことがある。
 

そんな懐かしの場所 “山なんや”
知ってる参加者は懐かしがり、初めて来た人はこんなところがあるんだと興味津々だった。

山なんやではジャークチキンじゃなくて、ジャークイノシシなんてのも用意してもらっていた。
BBQをしながら僕とカントク(中村モトノブ)は音楽を流し、隣ではドラム缶風呂を並べた。
温度調節が難しく熱かったり、薪で煙たかったりだけどみんな笑ってる。
雨の中の慣れないダートの所為もあって徐々にみんな眠りに落ちて行くのだった、、、

2日目

台風の接近もあり、行程を短縮することとなった。


 
お願いをしていたみの食製菓八百津せんべいの工場見学。
休日にもかかわらずラインを動かしていただきみんなで”感謝”の焼印を押させてもらった。
焼きたてのせんべいを1枚食べながら袋詰め。
見学を終えてみんなで記念撮影。

そのあとはマップのポイントを周りながらアフターパーティの会場である“えんぎや”で集合。
時間短縮の為、僕らは山道ではなくトンネルを越えて御嵩へ行き、ユーロビートを聴きながらコロッケを頬張り、えんぎやへと向かった。
ぜひ参加者の皆さんは幻となった2日目のマップを活用して、是非また岐阜を探索してほしい。
えんぎやでは急遽時間を4時間も早く準備してもらいアフターパーティ。
いつも通りの美味しい料理にみんな笑顔。
かっちゃん(えんぎや林さん)には頭が上がらない。
いつもありがとう。

上り坂でも、ダートでも、雨宿りしながらビバークレーションを作ってる時も、BBQでも、ドラム缶風呂でも、工場見学でも、アフターパーティでも、台風でも、

みんな笑顔だ。

そう大変な時こそ、笑ってる場合ですよ!
そして参加者の皆さん、ありがとうございました!!!


TODAY’S RIDER

井上貴司 
FrameDesalvo29er ATB
Paint球体ペイント
HeadSetChrisKing1-1/8 NoThread Set
RimVelo cityVXC
HubShimanoXT
TirePanaracer by fairweatherXC by GC
StemProfile RacingHelm MTB Stem
Main GroupShimanoXT
CrankShimanoXT
Frame BagWelldoneOriginals
Seat BagRALUT Loader
HelmetSmithForefront
ShoesParl izumi USAX-Alp Enduro5

TEXT by 井上貴司 / PHOTO by 田中江里