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サークルズ100年構想

みなさまお久しぶりでございます。
長らく筆を執っていなかったせいでどんな枕から始めようかと昨日から悩みに悩み、夜もちゃんと寝れずに悶々としておりました。タナカでございます。

長きにわたる疫病問題については、皆様にとって大変な不自由を強いられていることかと思います。今週入ってきたニュータイプのニュースに関しても、この師走の慌ただしさの中でどうなっていくのかと心配事が増えてしまった方も多いのではないかと思います。なんとかみんなの力を合わせて、手洗い、うがい、マスクの着用などの基本的予防措置を粛々と重ねていくことがやはりこの異常事態時において最も大切だとスタッフ一同と再確認をしているところでもあります。

話は変わりまして、本日12月1日を持ちまして、サークルズは創業から15年の月日を数えることができました。これは一重にサークルズカンパニーをサポートしていただいている、お客様、遊び仲間の皆様、お付き合いさせていただいております企業、そして販売店のみなさま、そして一番大切な従業員とその家族を含めたサークルズファミリーのお力添えをいただいてきたからこそ成し遂げることができたのであると、心より感謝しております。

この場をお借りして感謝の意を伝えさせていただきます。
皆様本当に本当にありがとうございました。

これからも日本国内ならびに世界中の多くの皆様のお力をお借りして、次の5年、10年へと邁進していきたいと思っておりますので、引き続き皆様からのご指導、ご鞭撻、そしてサポートを何卒よろしくお願いいたします。

私個人にとってのこの普通ではない2年間とは普通と言われていたときに比べて、驚くほどのスピードで時間が進んでいった感がありました。その多くに費やしてきたこととは、目まぐるしく変化していく情報社会の渦中、不安と希望を常に行ったり来たりする自分の考えの不要を削ぎ落とし、できる限り丁寧に会社的思想をまとめていくということに努めていました。それらは私たちサークルズカンパニーがこれから果たすべき役割や本当にやりたいこと、社会に対してのサークルズ的なアプローチ法、そして先日にスタッフが上げてくれたブログ内のミレニアム・ファルコンの話ではないですが、いかにサークルズカンパニーを永年機関化していくことができるかという、起業時より自分が持っている最大の目標を、構造と方法、そして哲学、思想を重ね考え続けてきました。

以下にサークルズ100年構想として皆様にご提示させていただきます。
長文にはなりますが、お時間の許す方にはぜひ読んでいただけましたら幸いです。


サークルズ100年構想

目的について

私たちサークルズは私たちは、流行やトレンドに簡単には左右されない、確固たる独立性をもった組織であるべきであると信じています。 何事においても熟考するということが私たちの行動決定の源となります。 そして日々の業務から得るあらゆる経験をもとに、自分たちの行動や言動に対し、常に熟考を重ね、そして反省する事が私たちの次の行動への糧となります。また新製品やサービス、行程等を新しく創造していく上においては多くの忍耐を必要とすること、そして弛まぬ努力が私たちには必要だと認識しています。

サービス及び製造について

私たちサークルズは自分たち自身の中に高品質である必要性を常に意識しています。経験に基づいた知識をベースに質の高いサービス、クラフトマンシップ、そして間違いのない素材、製品選びを繰り返すことによって社会からの支持を得、支えられていることを理解しています。

また妥協のない自分たちへの仕事への価値基準観が、私たちの永続的な企業活動を支えており、私たちサークルズは、その強い想いを原動力に、常にクリエイティブかつエレガントに社会へのソリューションを与えていくことが使命であると信じています。

社会貢献について

私たちサークルズは本物の善意を実践するように日々努めています。そして地域社会貢献を実践するため、まずは従業員から始まり、地域、地方、国に至るまでの支援活動に及びます。私たちは自分たちの知識、視点、哲学を社会と共有することによって地域社会やグローバルコミュニティに対する責任を全うしていきます。

自転車について

私たちサークルズの出発点は自転車への情熱から始まりました。私たちは世界中のサイクリストの冒険心に敬意を表し、彼らの仲間でいつもありたいと考えています。私たちは多くのサイクリストが持っている、現状の能力を超えていくという強い意志とそれに伴った競争性を受け入れると同時に、有名無名を問わず、各々が実践する個人的な努力の成果を、国際レベルでの勝利と同等の価値を持つものと考えています。

私たちサークルズが強く信じる自転力(日常の繰り返しから学び続け、手足を動かし続けることによって慣性を生み出し、決して止まらない力)の源となった自転車を中心軸に捉えながら、社会に広がる多種多様なアクティビティーをも同等に称えることにより、私たちサークルズ自身の存在が社会において証明されることを実践いたします。


   

長文を最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。

加えてですが、以前にも一度ブログにて書いたことがありますが、再度この場において記述させていただきたいことがあります。これは私自身が常日頃感じている事実です。それは過去から未来に至るまでそうであると信じていること、そう、日本は世界に誇るべき自転車王国だということです。 しかしながらこのブログの多くのリーダーが好んでおこなっているような、スポーツアクティビティとしての自転車活用や、技術に基づいた世界に轟くその製造力といったことではなく、毎日の生活においてどれだけ多くの日本人が自転車を使って生活をしているのかという事実に対してなのです。そしてその多くの自転車使用者とは紛れもなく女性であり、毎日の買い物から子どもたちの送り迎え、登校から出社にまで、どれほど多くの女性が自転車を活用して生活しているということがジェンダーレスを問われ続けるこの昨今において、やはりここ日本が自転車活用においては飛び抜けて進んでいると考えています。そして自転車の便利さを肌で知り、そして道具として使い切っているその女性サイクリストたちが、もし日常以外の場所で自転車というファンツールを用いて、特別な時間を楽しみ始めたらと想像するだけで胸が踊るのです。

サークルズは創業時よりいわゆるママチャリや実用車の修理を毎日のように頼まれるのですが、新入社員がサークルズに入社するとまずママチャリ専用ピットでの訓練が始まります。 その現場においてそこで起こる実際の出来事から身を持ってサークルズの哲学や思想、そして向かうべき理想を学んでいただければなと考えています。そして様々な考えの中でもいの一番に早く覚え、実行していただきたいことがあります。それはやるべきことやりたいことの明確な見極めであり、その見極めた物事をどうやったら自分の力で達成していけるのかを日々考えてほしいと願っています。日本という社会の中での有益な道具である自転車の主な使われ方を新人スタッフにはしっかりと感じ、考えてもらい、その先にある夢への実現を自身の力で育んでもらいたいと思っており、その日常の繰り返しから学び続け、手足を動かし続け、決して止めない力のことを自転力と呼んでいるのです。

その各々が携え始めた自転力をこの普通ではない2年間の中で、サークルズカンパニーのみんなが駆使することによってなんとかサバイバルできたのではないかとも深く思うのですが、まだまだ私たちの夢は大きく、そして先は長く、そして日本を世界一のサイクリング大国へと導いていくためにも、日本中いや、世界中のサイクリスト、そして遊び人のみなさまのサポートを引き続きお願いしたいと思っております。 

サークルズは自転車をそしてまつわるすべて信じています。

株式会社 Circles
代表取締役 田中慎也

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kyutai
田中 慎也

空転する思いと考えを自転出来るところまで押し上げてみた2006年。自転し始めたその空間は更なる求心力を持ちより多く、より高くへと僕を運んでいくのだろうか。多くの仲間に支えられ、助けられて回り続ける回転はローリングストーンズの様に生き長らえることができるのならば素直にとても嬉しいのです。既成概念をぶっ飛ばしてあなただけの自転力に置き換えてくれるのなら僕は何時でも一緒に漕ぎ進めていきたいと思っているのだから。
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