正直に告白しよう。
今まで、Circles は、「電動」ヴァージンでした。
失う機会、つまり「電動」をいつ迎るのか、
いろんなShopさんで電動を扱う中、
正直焦りもありました。
言い訳がましいですが、
ただ単に、タイミングや、ご縁が無かっただけです。
2009年にShimanoが、
自動変速機 Dura-Ace 7970「Di2」を発表してから
時間は経ちました。
そして今秋、価格も抑えた、
Shimano Ultegra 6770系のDi2がリリースされ、
各メーカーが2012年モデルに
6770系のDi2を使用した完成車をリリースしているのは
ご存知かとおもいます。
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20111212_1705739.jpg)
Giant TCR Advanced Zero ¥399000 (Size M 500mm)
「電動」完成車の先陣をきって、
巨大機械工業 (英語読みで Giant )が発表した
TCR Advanced Zeroは、電動Ultegra搭載で
電動がより身近なものになったかとおもいます。
我々も初めてのドキドキ、ワクワクな「電動」。
一緒に少し、細かく見ていきましょう。
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20111212_1706133.jpg)
Giant Full Composite Overdrive 2 Column
写真の2つのフォークの太さの違いが分かりますか?
左が、TCRのフォークです。
よく見ると、コラムの付け根にかけて
テーパーがかっているのがわかります。
これは、新規格の「Overdrive2」
下ワン1-1/2 上ワン1-1/4の今流通している一般的な
テーパーしているフォークより太くなっています。
それによって重量を変えず、前モデルの34%
剛性UPを可能にしました。
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20111212_1706155.jpg)
Power Core (BB 86)
ペダリングをしっかり支えるカーボンバイクの心臓部
BBは、「Powercore」と呼ばれる、
一般的には、BB86と聞くとピンと来るかもしれません。
Shimanoが唯一リリースしている
プレスフィットBBが装着されているのが
この「Powercore」です。
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20111212_1706160.jpg)
Powersense
自転車を乗る人もたくさんの情報を得られる時代になりました。
コックピット部にコンピューターをひとつ付ければ、
スピードはもちろんのこと、
パワー出力、ケイデンスなどありとあらゆる情報がOn Timeで
表示されます。ANT+と呼ばれるWireless Systemがあれば、
これひとつでまとめられます。
Giant RidesenseはそのANT+搭載のフレーム埋め込み式センサーです。
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20111212_1706244.jpg)
バッテリーBOXも、チェンステイに取り付けるように
台座がついています
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20111212_1706253.jpg)
完成車ですから、もちろんチャージャーも付属
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20111212_1706254.jpg)
DT Swiss TRICON R1700 Giant Limited
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20111212_1706255.jpg)
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20111212_1706256.jpg)
最後は、ホイール。
完成車の多くは、
コスト面でホイールを「チープ」なものを付けてきますが、
さすが、ワールドリーディングカンパニーのGiantは違います。
DT Swiss TRICON R1700を完成車につけてしましました。
Rim.Hub.SpokeとAll Swiss Made。
それであって、チューブレス対応なんです。
(※完成車には、チューブドタイプのタイヤが付きます)
このTRC Advanced Zero は、
自転車の「今」が凝縮しています。
はっきり言って「買い」です。
ロードに乗りたい方、
ケチの付けどころがないいいBikeです。
初めてのBikeが電動Bike。
いいんじゃないですか。
ウィ~ン、ガチャ、と動く電動音に惹かれる方も
いるとおもいます。
店頭に展示していますので、是非確かめに来てください。
これから確実に増えますのが、
「E-Generation」電動バイク世代
そんな次世代な方はその先の自転車を
どのようにイメージしているのでしょうか?
興味は尽きません。
私も遅ればせながら、
「E-Generation」に成るべく購入を検討中でございます。
(Old Type な私は、リアルにはなれませんが近づきたいです)
こうやって文章を書いてると、
ふと、1999年に発表された、
MAVIC Mektronicのことを思い出しました。
Di2がワイヤー式に対し、Mavicは、10数年前に既に
ワイヤレスのコンポをリリース(しかも、フロントは手動!)
レース中に混線して動けなくなって販売したお客様に
叱られた苦い経験のある私。
そういった経緯があったかどうだか分かりませんが、
Shimanoは確実なワイヤーを採用し、
Mektronicがあったからこそ今の Shimano Di2、
リリース間近なCanpagnolo ESP 電動、
(Super Record 11s, Record 11sでリリース予定)
があると思うのです。
いつも新しい物がでるたび、
「もうこれ以上のモノはでないだろー」
と思っても、必ず新しいモノは生まれてきます。
それでは電動の次は何でしょうか?
そんなことをTCRを見ながら思ってます。
==SAL==