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中身が大切なんです。雪山ベースレイヤー編

年末年始はいかがお過ごしでしたか?今年の休みの大半は食べて、飲んで、飲んで、飲んで、寝てのほぼ飲んでばかりの正月を過ごしました。

中央アルプスの宝剣岳へ

そんな体に鞭を打つかの様に宝剣岳へ登ってきました。ここは伊那方面からバスとロープウェイを乗り継いで標高2612m地点まで一気に標高を稼ぎ、お手軽に絶景を楽しむことが出来るということでとても人気の山です。季節を問わず登山者であふれています。登山者で渋滞になる事もよく目にするのですが、この日も大行列となっていました。わたし達はそこから外れたサギダル尾根というバリエーションルート(一般登山道ではない登山道をルートファンディングしながら歩くルート)から宝剣岳を登ることにしました。

他のパーティーと先頭を交代しながら登っていきます

前日に降った雪でラッセル(雪の中を掻き分け、踏み分けて道を開きながら進むこと)も楽しめ、岩場でのアックス(滑落防止や岩や氷の壁を登ったりする道具で冬季登山には欠かせない登山道具)の使い方やアイゼン(氷や氷化した雪の上を歩く際にスリップ・転倒・滑落防止のため靴底に装着する、金属製の爪が付いた登山用具)の前爪を効かせての岩登りなど、短いながらもシーズン初めにはちょうど良い練習になりました。

アックスとアイゼンの前爪を効かせて慎重に登ります
ザックは RAWLOW MOUNTAIN WORKSAntelopeを使用

途中ロープを出さないといけない箇所も想定していたのですが、特に出さなくてもよく予想以上に時間短縮となりました。あっけなく終わってしまい少し物足りなさを感じながらも、トレーニングとしては充実した一日となりました。

重要なのは汗冷えを防ぐベースレイヤー

この日はとても暖かかったのですが、稜線にでると今までの穏やかな天候が嘘の様に風が吹いていました。冬山では特に汗冷えをしない為にもベースレイヤーを大事にしているのですが、このときはACLIMA W’s Woolnet Crew Neck(メンズはACLIMA M’s Woolnet Crew Neck)を着用していました。

メリノウール素材なので着心地がいいというのが一つの特徴ですが、何より稜線に出て風に吹かれても汗冷えしずらかったのがもう一つの良い点。メッシュになっているので、これ単体で着用するにはすけすけでとても恥ずかしいですが、このメッシュこそが、体と衣服の接地面を減らし、体から発する蒸気を素早く逃がし身体をドライな状態に保ってくれます。またメッシュになっていることで肌とベースレイヤーの間に空気層ができ、メリノウールの保温性を最大限発揮。汗冷えしにくく、しかも暖かいのです。

また下山後すかさず匂いチェックも行ったのですが、さすがメリノウールです。匂いが気になりませんでした。化学繊維のベースレイヤーも良く着るのですが、汗をかいた後の化学繊維特有のあの匂いは本当に不快ですよね。

今の寒い時期の山登りやライドの際には行動中いかに身体を冷やさないようにすることが大事になります。雪山を登っている時に仲間が低体温症で行動不能になった経験もあるので、温度変化の激しいライド時や、登山の際に是非着てほしいアイテムです。汗冷えをしやすい方、汗っかきさん、寒がりさん。まずベースレイヤーから見直してみませんか?この冬是非着用してもらいたい1着です。

【ACLIMA】W’s Woolnet Crew Neck

Material : 120G WOOLNE : 80% Merino Wool, 20% Polyamide/250G RIB:
RIB:96% Merino Wool, 4% Elastane
Color : Jet Black
Size : XS , S , M
Price : ¥12,000(税抜)

【ACLIMA】Woolnet Crew Neck

Material : 120G SOFT MERINO WOOL, 91% Merino Wool, 7% Polyamide, 2% Elastane
Color : Jet Black / Olive Night
Size : XS , S , M , L
Price : ¥12,000(税抜)

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kunimitsu
國光香子


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