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Why.

 

少し昔の話をしようかと思う。
僕の一番最初に手にした自転車は緑色のロードバイクだった。
街で拾って来てそれなりにかわいがって愛着もあった。
そしてたまたまBARで出会ったオンナのコにあげた。
それで良かったと思う。
緑の自転車は25年も前なので当然鉄で作られていて、
僕にはとても小さいバイクだった。
それを気付かされたのは8年乗った後だった。
それで良かったと思う。
だからと言う訳ではないのだが結構僕は鉄の自転車が好きなのである。
あまり深く理由を求めた事もなかったし、
自由に気ままにどっかに行ってしまう事のほうが
誰かと早さを競争をする事よりも僕にとっては楽しいと今でもちゃんと思っている。
以外に飽き症ではない事も年を喰って解っても来た。
それで良いと思う。
ただ最近は色々な事柄に説明をしなければいけない時代や立場になって来て、
何となく無い頭で僕の好きな自転車と向き合ってみると言う事もたまにする。
あまり良いとは思わないのだが、まぁちょっと考えてみたことを書いてみる。
① ノスタルジック
僕のファーストバイクの影響が大きいのか。
つまり僕はこんなノスタルジックな思考の持ち主である。
はたまたロマンチストでただ物持ちが良いのかもしれない。
でも好きになったらとにかく好きなのである。
モノと勝負をして使い切りたいのかもしれない。
(だから坂と勝負をするテルがとても好きなのである。しかも自転車に執着していない。あんな子供は必ず良い大人が見方になるのである。だから曽田先生が好きなのである。)
DSC_0581.jpg
そう、この手のオーバーホールは大好きである。
他人のものであろうがなかろうが使う意思がみなぎっている。
そんな感覚がとても愛おしいのである。
だからみんなもっとお父さんが、昔お母さんに隠れて買ったけど、
納屋に放置しっぱなしの放置プレイバイクはぜひ持って来てください。
丹念に思いを込めてちゃんと使える道具にいたします。
そして使い切って下さい。
②自由である
DSC_0576.jpg
自由です。
当方の最新の自転車です。
尾張旭の巨匠にムリ言って作ってもらいました。
(多分巨匠は楽しんでくれたと思います。楽しんでくれる人に作ってもらう方が楽しいですよね。)
どう無理かと言うとこんな感じで。
DSC_0578.jpg
ストーブが自転車のうえで焚けます。
子供が安全に2人運べます。
郵便局にフレームボックスを持っていけます。
簡易レストランが開けます。
自由です。
(まぁ鉄じゃなくても出来ますね。)
ちなみに過去にはこんなものも作ってもらいました。
DSC_0567.jpg
上記はHunter製です。
もちろんこれは今手に入り難いだけで昔は販売車と言う名前で売られていたはずです。
ただ自由の世界の話です。
好きな色を決めたり、好きな形を思い浮かべたり、楽しい一人遊びです。
”自分が欲しいと想像していたものは世の中には絶対にないと解る事がとても楽しいと思うのです”
これは事実です。
DSC_0595.jpg
そしてそれは次の考えに繋がります。
③簡単に作れる
そりゃもう簡単じゃない事は承知です。
アルゴン溶接や金型を使ってのカーボンバイクの製造に比べると
比較的簡単であると捉えて下さい。
切るのも、曲げるのも、付けるのも他の素材よりも比較的簡単です。
そしてそれは予算の側面からもです。
つまりどうゆう事かと言うと。
DSC_0586.jpg
この自転車はRick Hunter(HunterCycleのビルダー)本人の自転車です。
彼の身長はゆうに2メーターを越えます。
世の中に自分に合う自転車があまりにもなさすぎると言う理由から
フレームビルディングを始めました。
DSC_0588.jpg
6歳児用のBMXです。
これは贅沢がすぎますが、一応人に合わせて作れると言う事です。
DSC_0591.jpg
曲げてしまえたり。
付けてしまえたり。
鉄は自由に割と簡単に自分の大事な物事に合わすことができるのです。
それがもの作りの大切な第一歩でもあります。
そして今朝見つけた写真です。
photo by Tsuji Kei
ステムに目が行きがちですがとても残念です。
彼女にこそ近くのビルダーさんにでもお願いしてあげたいです。
(多分色々な絡みがあり過ぎて誰も言えないでしょうか?)
パーツの構成をもっと下げてでも、ぜひフレームのオーダーをして
体に合ったそして美しいバイクで戦って良いお手本になって欲しいものです。
DSC_0584.jpg
ちょっと話はそれますがCXの競技場で鉄の自転車が多い理由もちょっと考察しましょう。
それは、、、
①TOYOが仕組んだ陰謀です。
①八ケ岳が仕組んだ陰謀です。
②Circlesが仕組んだ陰謀です。
③TKCが仕組んだ陰謀です。
全て嘘です。(マジにおこらないでね。)
今までモノがあまりにも市場に供給されていなかった。
売れないものは無理して売ろうとしない現場と現場があるのです。
だから結局作る方が手っ取り早かったのですね。
そしてCXのレーサーはいわゆる行っちゃった系の乗りキチが集まってます。
自転車のわりと隅々までもを知っています。
なので作ってもらえる事のありがたみも解りますし、何より壊れるので
直せる、無理言って作ってもらえるなどの利点もあるのでしょうか。
そして来年からはちゃんと大手からCX車両の供給が始まります。
何故なら売れる現場が出来つつあるから。
世界中から見てもCXのレース人気は留まるところを知りません。
そして上の連中が国内にも陰謀を仕組んだので大丈夫です。(嘘)
だからといって全ての人間がお安くて簡単な方法にばかり行くとは
思いたくはありません。
一部の人間が今見て聞いた事をすこしでも感じて、
もし自分の美学や想像や体型を考慮してふむふむなんて思っていただける
のならばもうあなたは立派なサイクリストです。
そして挙げ句の果てに”自転車”になってしまって下さい。
それはきっと簡単にある種の自由を手に入れてノスタルジーに浸ることができる
次点者の始まりでしょう。
こうモノモノしい時代になるとなかなか自分の頭の中の
想像の範疇にまで手が届きにくいのも解ります。
でもやっぱり自由とはあなたの頭の中にしかありませんので、
そこんとこはちゃんとそこんとこで遊んでおいた方が良いかと思います。
自転車という一番簡単に作れる自分の意志次第ではどこまでも
自由に行くことの出来る魔法の乗り物を作ってみる事は、
言葉では表せないほどの美学や愛情に満ちあふれるはずなのです。
もしあなたが自由を信じているのなら。
kyutai

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