行ったり来たり、常に時代は行ったり来たりするのだろう。
時代を考えてモノを仕入れたり、流行を打ち出してみたり、
まぁ一通りの流れを自分の中に取り込んで生きてきたつもりではある。
Circlesも初めて5年の月日が経ち、また新しい1年の始まりももはや2ヶ月が過ぎようとしている。 早いようだけども案外色々なことがやれた。これで良いのだろう。
なんでこんな書き出しになったのかは分からないのだけど、最近の自分の流れを追って行くと色んなことを違う見方で考えるようになったことが大きな原因である。 そしてふと思い出す事があったのでちょっと記述してみようかなとおもった。
割と僕は本気で自転車が好きなのだ。
今はそんなにパーツに対してのこだわりは無いのだが昔はそれなりにお金を払って色々と買ったもんだ。 おかしなくらい買った。使った。壊した。でまた買った。
だから今ここに自分があるのだ。 これで良いのだろう。
たしか僕が本気でパーツなんてどうでも良いやって思い出したのはShimanoのXTのSTI(デュアルコントロールレバー)を使って使い切ったあとだった。 実際まぁこれが便利で便利でとっても重宝したのに”なぜか”1世代でジエンドになったのだけども。
思惑ってぇのを嗅ぎ取ってしまうと急に心が萎えるってことよくある。
一種のそれだったのかなと。(そしてこのあとからアメリカ市場におけるSRAMの勢力が1段と増してきたのはShimanoに対するライダー達のカウンターだったと捉えている。)
そしてその後でSingleSpeedに乗り出して、ほぼすべての仲間にバカにされながら山遊びをしたり、(でも負けるのは悔しいので結構頑張ったりもした。)見よう見まねでピストを組んでメッセンジャーゴッコなんかをしてひとり遊びなんかもした。(フレームやパーツは結構タダ同然だったから色んなチャレンジが出来て面白かった。)
でも楽しいんだこれがまた。
枠に囚われずに自分の意思でメーカーのギャランティなんかくそくらえであれやこれや。
色々失敗して、さらにモノを壊して、傷つけて。 最高に楽しかった。
たまにやっすいフレームなんか見つけたら、僕のお古のアルテ600付けたりして2万円くらいで売って仲間増やしたり。 そんな感じが僕にとっての青春だったのかなって。
もちろん今でも僕はそんな感じなんだけど。
自転車って自由なんだなぁって本気で考え始めたときにアメリカのビルダーの情報が入り始めた。 そしてもっと自由になれるんだって分かっちゃたことが僕にとって最良の瞬間だった。
もちろん一生懸命にレースをやったり、モノツクリの観点から自転車を見つめる人がいるのは当然だし、どんどん行っちゃってよねって思うのだけど、つまり何が言いたいのかというと、自転車ってそれだけじゃないよって人もそれなりにいて、そんなこんなの観点がもし1つになってアイデアを出し始める時が来たのなら、とっても素晴らしい日々がやって来るのだろうな。 (まさしくMASH Crewが今Specializedで働いていたりもするのが面白いよね。)
そして今日日の電動なんとかとか体重規制ホイールとか、ちょっとモノモノしいやり取りが続いている自分の戒めとして今日はこれを書くのだって思ったのです。
結局は自由に遊んで良いと思う訳ですよ。
組み方はもちろん、遊び方だってね。
多少の物事に理解が出来たら、試しに吹っ切れてしまう様に自分と遊ぶのね。
そうすると自然に”強くなってる”自分がすこし見えて来るのです。
でもまたその自分の中に新しい概念がつき始めるから、
またもう一度って、基本永久ループが完成出来た暁にはぜひ僕にその自由を教えて下さい。
僕のとびっきりの自由で応戦するから。
じゃまたね。
PS: あくまでもいち個人の意見であり店全体の考えではありません。自由に皆が考えて働いていますのでどうぞ御自由に遊びにきて下さい。
kyutai