チューブラータイヤはリムに専用の接着剤で接着して使うタイヤですが、どうも大変そうだという感があり、とくに街乗り(URBAN CYCLIST)には人気がないのが現状です。
リムの構造が単純なのでトータルでホイールが軽くなったり、走行性能が上がったりする事を考えるとメリットはかなり大きいです。また構造上リム打ちパンクがほとんどないというのも大きいですし、たとえパンクしたとしてもなんとか走行出来ますので時間のない通勤中など、”後少しで着くのに”なんて時にもとりあえずゴール出来ます。
(余談:名古屋の某メッセンジャーはパンクしたまま3-4時間デリバリーし続けた事があるそうです。また名古屋の某メカニックは三重の長島町から前後とも(!)パンクしたまま帰ってきました。)
その後は、一度ホイールに装着してある(糊の着いた)チューブラーを予備で持っておけばとりあえず接着剤が無くてもそこそこくっつくので家まで帰り、あとは家でゆっくり作業すればいいのです。愛車を整備する時間は常々持ちたいものですからね!
(予備のタイヤはこんな風にサドルにトゥストラップで止めておきます)
タイヤの貼り方は意外に個人差がありますが、たいてい半日から一日後にはちゃんと乗れます。
そこで今回紹介するChallengeのVOLCANOがお勧めです。
価格は3000円と、ContinentalのGiroやVittoriaのRally他メーカーの練習用(街乗り)チューブラーと同価格帯ながらもこちらはハンドメイド。
ケーシングの密度を示すTPI値(タイヤは混紡繊維にゴムが一体となっているもので、この繊維の1インチあたりの数を示すのがこのTPIです。一般的にこの値が高ければ高いほどしなやかで軽いタイヤとされています)は220, ContiのGiroは180です。
インナーチューブの重量が少し重いので、他に比べて少し重いですが、このしなやかさ、路面追従性、ダイレクト感は是非多くの方に味わってもらいたいものです。
トレッドは同じChallengeのParis-Roubaixに良く似ていてオールコンディション向き、そして普段使いに最適な23mm幅です。
カラーはオールブラックです。
Urban Cycling, Touring, Messenger…など、チューブラーは一部の愛好家のレースバイクの為のものでは決して無いとおもいます。
あるフレームビルダーが”ビルダーはみんなタイヤを作りたがるんじゃない”と言っていましたが、タイヤ・ホイールの性能によってバイクの性能は本当に大きく変わります。コンポをあれこれするのも大事だけど、それよりもチューブラー、クリンチャー、チューブレスと言った規格、タイヤやチューブの素材、空気圧,,,出来るだけいろんな選択肢を試す事をお勧めします。
そしていまSalさんが新しいタイヤについてなにか悪巧み中です。もう少しで発表かな?
webshopのほうにはチューブラタイヤ以外にもリムセメント、シーラントなど上がっていますのでよろしくお願いします。