ヘッドセット生産から始まり、ハブ、BB そして自転車フレーム(Cielo)と
「Total Component Company」として確立している Chris King
ひとつの社屋で生産する全てのパーツは
もちろん Made in Portland
製造の過程で生まれる廃油なども、ろ過して再利用して
エコロジーが叫ばれる前に実施をしている会社であり、
屋内駐輪場からシャワールーム、貸し出し自転車、
通勤で走った距離分を食堂での食品購入クレジットに還元できたり、
走った分を有給に還元できるなど働く人達にとっても魅力な会社がChris Kingなのです。
そして、来月には恒例の「Gourmet Centuey Ride」が開催されます。
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20120623_2124733.jpg)
梅雨で雨が降り続け、追い打ちををかけ台風が上陸し、
なんともかんともならない日々が続いています。
Chris King に関しての紹介は何度か書いていますが、今回は、
この梅雨時をキーワードにメンテナンスの工具を中心に紹介したいと思います。
ここ最近 Chris King の使用率の増加にともなって、
Chris King のアフターケアについてよく質問をいただきます。
Chris King に限った話ではありませんが、
高水準のパフォーマンスを維持するためには点検、調整は欠かせません。
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Chris King BB injector tool ¥5670
Shimanoを始めとするTwo Pieceタイプのクランクが標準化になり、
クランクの脱着が非常に簡単になりました。
バブの回転と同様にBBの回転もパフォーマンスを維持する大事な生命線。
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20120623_2124813.jpg)
グリスガンを使用してグリスを注入すると、グニュグニュと古いグリスが
あふれてきます。(Sppedplayのグリスアップとよく似た感じです)
グリス注入の目安は、乗る頻度、天候などに関係してきますが、
おおよそ半年に一回ぐらい行ってください。
そして、この際BBを新調を予定されている方、
グットタイミングです。
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20120623_2124849.jpg)
Chris King BB (ceramic) SHIMANO ¥22050 SRAM ¥23100
セラミックベアリングは金属のベアリングに比べ軽量であり、
摩擦が少なくペダリング時の力の入力に対してベアリングのボールの変形がステンレスに比べ少なくてスムースです。長らく使用していたBBもそろそろ交換の時期に差し掛かっている方、これを機にグリスアップできるBBに交換されても良いのではないでしょうか?
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Chris King External BB Cup Tool ¥3780
こちらの工具は、トルクスレンチ 専用になっています。
カーボンフレームなど、近年の各パーツには必ずといっていいほど
ボルトの締め付け数値が記入されています。
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20120623_2124865.jpg)
カーボンパーツなど、感覚などで締め付けを行っている方も多いですが、
トルクスレンチで管理することによって走りの際に余計なストレスを抱えることなく走りに集中できます。この BB Tool は、Chris King 専用ではありませんのでSHIMANO,Campagnolo,SRAM とメジャーな物に対応していますので、Chris King 愛用者ではなくてもご使用いただけます。(工具からKingを始めるものいいですね)そして、工具好きな方には、こちらのBB Toolも是非工具箱に入れてもらいたいです。
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Chris King Hub Corn Adjusting Tool ¥4830
Chris King のハブ全般に言えることですが、
ハブの「ガタ」は、SHIMANO のようにダブルナットでハブ軸を固定しているものと比べるとややガタりやすいので Chris King ハブを使用されている方には是非ともひとつ持っていてほしい工具です。
こちらの動画で組み立て方が紹介されていますが、
非常に簡単にバラすことができます。
![](http://img.blogblog.circles-jp.com/20120623_2124953.jpg)
上の写真のように被せ、「ちょうどいいころ加減」まで締め付け、
最後に2本のアーレンキーで固定します。
(ピタっとガタらないようにするの難しいですが、徐々にコツを得られます)
少しずつ調整などできる箇所を増やしていくと、自転車の不具合など見えてきます。
全てを行うのは難しいかもしれませんが、ここまでは自分でやる、あとはショップに見てもらう。という具合にどこかで線引きをすれば、ショップに行くタイミングが計れるようになるかもしれません。今回ご紹介したことのサービスは店頭でも承っております。
「んっ、何だか最近ちょっと……」
その感覚を信じて下さい。ほんの些細なことかもしれませんが、
その逆もあったりします。その都度ショップに持っていくのが面倒で
お金がかかりますが、一度知ってしまえは、後は自分できてるもんです。
それが自転車を長持ちさせる第一歩ですから。
==SAL==