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俺たちのOMM BIKE 2017 DAY1 「始まりの始まり。」

OMM BIKEが開催されてから、もう1週間が経とうとしている。
 
そもそもOMM BIKEとは。

OMM(Original Mountain Marathon)は1968年から毎年連続してイギリスで開催されている、世界でもっとも古い2日間の山岳マラソンレース。
このレースは山岳地を安全かつ正確に行動するための経験、体力、ナビゲーションスキル、野営技術、まさに「山の総合力」が試される。Face Your Challenge(自分自身のチャレンジに立ち向かう)というコンセプトが示す通り、広大な自然と真正面から対峙しながら、自分の体力、走力、極限の精神状態と向き合いながら、ゴールまでの道筋は選手各々がその時置かれた自身の状況を把握し、自分の技術、体力を見極めながら、前進するか。戻るか。時には過酷な状況下でレースをやめるか。常に行動の判断を迫られながら導き出す。その自転車版がOMM BIKEなのである。
(池山豊繁ブログ「マウンテン版のアーレーキャット」そんな言葉がふさわしいOMM BIKEより)
 
さて、記憶と言うものは時間が経てば経つ程薄れていくという事は言うまでもないが、今回で第2回目の開催となるOMM BIKEは僕の記憶から薄れる事はなく、時が経てば経つだけこみ上げてくる何かがあるのだ…
そう、忘れる事のできない天国と地獄がそこにはあったのだ。
 

 
7月14日、朝。
今回もOMM BIKEにブース出展をする我らがシムワークスとOMM BIKE初出店となるパインフィールズマーケットの荷物をぎっしりと積みこんだサークルズ号とハイエース。
そこに今回のレースに出場するスタッフやメンバーのバイクが続々と集まってくる。
クロス、MTB、固定のシングルクロスなんて強者もいる。(もんじゃ)
サークルズ号、ハイエースにバイクを積み込んだのならば、長野県は白馬岩岳へいざ出発である。
 
中央道を直走り、中津川辺りでまさに「バケツをひっくり返したような雨」に何故かテンションが上がりつつも、途中恐怖すら感じる豪雨だった。
目的地に近づくにつれ雲が薄くなり、トンネルをくぐるたびに青空が広がった。
長野県白馬岩岳についた頃にはカラッとした空気と強い日差しが照りつけていた。
 

 

 

信州と言えば蕎麦

 
目的地付近にたどり着いたならばまずは腹ごしらえ、と言う事で地元のおそば屋さんへ。
ここで食べた蕎麦がそれはもうボリューム満点で味も抜群に美味しかった。
僕はずっと「食べ終わりたくない!」「ずっと食べ続けていたい!」と思っていた程の美味しさであった。
 

 
さて、会場へ到着した我々は早々に設営を終え、早くもビールを片手に明日の作戦を各々が練り始めている。
配られた地図を睨みつけ、距離と等高線との格闘が始まっているのであった。
 

 

 

 
出展者は問屋が多く、自転車屋を母体としての出展者は我々以外いないため、ここは腕の見せ所。
サークルズご自慢のニュートラルメカニックサービスの登場である。
チームメイトのバイク、仲間のバイク、ライバルのバイク。メンテナンスに来てくれたバイクは誰のバイクでも、どんなバイクでもメンテナンスする。「良かったー!」とか「すげー!」とか言われると正直に嬉しい反面、少し照れくさくもある。
 

 
金曜日の夕方からは、出展者以外にも前日入りする参加者が徐々に集まりはじめ、テントが花のようにポツ、ポツと開き始める、夜ともなればそれは幻想的な風景が広がっていく。
音楽と笑い声とバーベキューでもしているのか、香ばしい匂いが辺りを包み込むのであった。
 

 
さて、明日は本番だ。今日はしっかりと早く寝よう。と思うも、そんな事になるはずはない。
宴はまだまだ続くのであった。
 
俺たちのOMM BIKE 2017 DAY2「THE 有頂天!! Fatback Hell Riders!」に続く。

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伊藤誓悟

中、高、大学とラグビー部。大学の時左アキレス腱が断裂してくれました。リハビリで自転車に乗り始めたのがきっかけで、気づけば僕はここにいます。 前職はスポーツジムのインストラクターをへて整体師。CRC専属のトレーナー&メカニックとしてチームメイトが日本で、いや、世界で活躍できる様にサポートするのが僕の野望です。 カラオケでの尾崎は絶対に自分が一番です。
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