急に暖かくなり、背中を押されたのか平年よりも4日早く開花した名古屋の桜。
そんな春の気配がするシーズンを待っていたのでしょうか。
創業から七十年と歴史ある国産メーカーとして自転車用ケーブル / ワイヤーを作り続ける日泉ケーブルの製品が、我らが頼れるシムワークスからリリースされました。
一般的にパッケージングされているアウターケーブルは2mがほとんどですが、SimWorks by NISSENのアウターケーブルのラインナップはすべて3mでカットされています。
近年のディスクブレーキ採用車の増加やケーブル取り回しの多様化、ワイドなハンドル、そしてフルアウターでの使用等も考えられており、万が一の長さが足りないということがほぼなくなりますね。
今回ラインナップされたのは、平線コイルのステンレスアウターがブレーキ用とシフト用の2種類、クラシカルなルックスのブレーキ用ヘリテージアウターがフレンチとイタリアンの2種類。
【Stainless Outer Cable / ステンレス・アウターケーブル】
for Brake – 3m ¥2,000(税抜き)
for Shift – 3m ¥2,400(税抜き)
【Heritage Outer Cable / ヘリテージ・アウターケーブル】
French for Brake – 3m ¥2,800(税抜き)
Italian for Brake – 3m ¥3,000(税抜き)
そして、SP31の通称でご存知の方も多い日泉製のインナーワイヤーも同時リリースされています。
伸び方向の剛性が高く、またより高い柔軟性があるしなやかなのに伸びない特殊な構造のインナーワイヤーに仕上がっています。
【SP31 Inner Wire】
for Brake (Road – Shimano / Sram) 2m x 2pcs ¥2,500(税抜き)
for Brake (MTB) 2m x 2pcs ¥2,500(税抜き)
for Shift (Shimano / Sram) 2.3m x 2pcs ¥2,650(税抜き)
日泉製のケーブル / ワイヤーで際立つ特徴はその「しなやか」とのこと。
しなやかということは、取り回しが楽で無理のないケーブルルーティングができるということであり、そして無理のないルーティングはレバーの引きを軽くし、バイクに関わるシステム全体の寿命を伸ばしてくれます。
また、ステンレス製であれば耐候性もプラスされ、ヘビーユースなバイクに於いても日常性能に磨きがかかります。
そして「高い信頼性」も兼ね備えています。
信頼性が高いというのは単純に耐久性が高いという話でもありません。 むしろ「耐久性が低いものを出荷しない」といった、スペックからはなかなか見えにくい部分にあったりします。
信頼を得られるようなものづくりはそう簡単なことではなく、試験を繰り返し、隅々まで検品をする。 そして、その手間を惜しまない。
日泉ケーブルの意識は常に、日々のライドを安心/安全に支える為の積み重ねからブレることがないそうです。
絶対に切れてはいけない命綱はどのように製造されているのか。 どんな理由で、どんな技術を用いているのかを紐解けば、全ては安全の為に。 日泉ケーブル代表 / 佐土谷氏の情熱が、その一巻きずつに込められているそうです。
こういった、誰もが安心して使うことのできる日常性能を備えていることが、ユーザーとの確かな信頼関係を結んでいる製品になっています。
電動シフターや油圧ディスクブレーキがどんなに普及してもワイヤー引きは決してなくなることないと私達は思っています。
ワイヤー引きはアナログではありますが、一挙手一投足がフレームに沿ったその一本のワイヤーを伝い、メカニカルなパーツが動く微細な振動を感じることが出来ます。 それはまるでひとつの神経となり、バイクを自身の身体の一部のように操れる喜びを感じられることでしょう。
格好良いのはもちろん、その高い信頼性と日常性能を持ち合わせた日泉ケーブルを、是非お試しください。
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