世界選手権が終わってスイスから日本へ帰国し、成田からセントレアまでの移動で人生初めてとなるプロペラ機に乗った時のこと。
座席もちょうどプロペラが見える位置だったからなのか、振動と音の大きさに最初は驚きましたが、乗っていながらも自らの身体でバランスを取るようなスリリングなフライトだったことは今でも鮮明に覚えています。そんなフライトで窓の外に目をやると、ちょうど雪をかぶった美しい富士山が現れ、その景色にみとれつつも急いでカメラのシャッターを押したのでした。
世界戦が終わってからもう一ヶ月程が経ち、シーズン中のピリピリモードからも開放され、ようやく気持ちも落ち着いてきました。
自分でもレースを走っている時はとにかく戦闘モードすぎたことを反省し、今シーズン最後の東海シクロクロス ワイルドネイチャーはみんなとワイワイ、楽しむワークスで終えることが出来てホッとしています。
シーズンが終わった今は、とにかく休養を取って身体のケアする期間も必要だと思うのですがじっとしていられない性分なので、逆に身体を動かしている方が自分のライフスタイルにいい影響を与えています。
まずは気分をリフレッシュし、そしてまた楽しく自転車に乗りたくて、最近は一人よりもみんなと走る時間の方が多くなりました。
今年の冬は例年よりも暖かく当然走りやすいはずなのですが、痩せた私はむしろ寒くて足の指先はしもやけになってしまい、痒さと戦う毎日が続いています。
さらに山に行けば花粉が舞って目と鼻のむずむずが止まらないのですが、それでもひとたび自転車を漕ぎたぜば、少しずつ上昇する体温や息遣いを感じながら、何もかも忘れてただ自転車と一心同体となる感覚が私にとって最高だと思う瞬間なのです。
時間を忘れて遊び尽くしたみんなの溢れる笑顔は、レースシーズン中忘れていた自転車を始めた時の初々しい気持ちを再び呼び起こしてくれました。そして、昼ごはんに山の中でみんなと頬張ったおにぎりやさんのおにぎりはやっぱり格別でした。
Seven cycles kellcruis SLともだいぶん仲良くなってきて、今はいつまでも走り続けたい欲に駆られています。これだからライドはやめられないし、この自転車ともっと向き合っていけば、自分自信の秘めている力や自転車の魅力を引き出してくれる、そんな予感がしてならないです。
その気持ちをさらに高ぶらせたのは個人的に毎回楽しみにしているパイセンのRIDE IS LIKE HAIKUでもあります。まだ読んだことのない方はぜひご一読を。
4月からはまた新しいシーズンも始まりますので、原点に立ち返るという意味でもこの春からはロードバイクでも走る機会を増やし、まだ見ぬ土地を訪れてみようと思います。みなさんも楽しく自転車を乗っていた時のことを思い出しながら走りに行く機会を作ってライドへと出かけてみませんか?
もう目の前に近づく春に向けて、そろそろAYAライドも再開していきたいと思いますので、是非楽しみにしていてくださいね!またブログにて告知させていただきます。
他にもRidinBirds2020など皆さんに楽しんでいただけるイベントもご用意しておりますので今年も私たちを一緒に楽しみましょう!ぜひ皆さまのご参加お待ちしております!