Special Thanks / Photo By Kenji Muto a.k.a @muto_photo
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レースの前日は、緊張します。
いつものように、自宅の倉庫で自転車の最終チェックが欠かせません。
小さなボルトに目をくばり、「ハンドル、サドル、ペダル。3つのルは魔法の言葉。」と唱えながら、一つ一つ増し締めの確認をしていきます。
最後にルーチンワークで、サドルの上に手を添えて目をつむります
「最後まで楽しい時間が過ごせますように。」と。
もうかれこれ、sfiDARE CRIT JAPANという存在を知って約5年が経ちます。
同じくして、sfiDARE CRITの代表者である児玉 利文氏が営む”104サイクル”へ訪問したこともつい最近のことのように記憶が蘇ります。
児玉氏:
「いやぁー、どうした?!」
「ありがと、ありがと。サークルズの宇野君よね?」
自分:
「はじめまして、宇野といいますっ。」
「はい、僕は名古屋のサークルズで働いてます。」
児玉氏:
「まぁまぁ、こんな狭いお店やけどどうぞ座って話そうよ。」
「ところでさ、なんでうちに(104サイクル)来てくれたの?」
自分:
「ありがとうございますっ。(小さなベンチ椅子です笑)」
「そうですね、あのー2019年に梅田で開催されたバイクロア大阪でレースを拝見したときに”ピストクリテリウムって何!?っていう衝撃があって、あれを観た時に、僕も走ってみたい!と思って児玉さんに会いに来たんです。」
児玉氏:
「そうなんだ!俺らもさ、これから発展してスフィダーレを盛り上げていきたいんだよねっ。一緒に盛り上げて、楽しもうよ。」
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児玉氏と対話する中で、僕は不思議とスフィダーレクリットの魅力に引き込まれていきました。
児玉氏の穏やかな表情とは裏腹に、心の奥底で沸々と燃えるスフィダーレ魂が顔を覗かせていたのです。
僕もその闘志に、ついていきたいと思ったから今の今までも児玉氏の背中を追いかけているのでしょう。
GIFU GODO MINOURA CRIT
さてさて、お話をシフトチェンジしまして2023年11月18日(土)に岐阜県は神戸町(ごうどちょう)の公道を一時封鎖して開催された、今年最後で最高の固定ギアレースに参戦してきましたので是非ともその模様を最後まで見届けていただけたら嬉しいですっ!
また記憶が新しい今年の9月末に横浜で開催された”CMWC 2023 Yokohama” のレースイベントの中で、“YOKOHAMA CRIT”の影響もかなり大きく世界中の人たちの目に止まりました。
まだまだ発展途上の“sfiDARE CRIT JAPAN”に要注目で、神戸の風を感じながらうのちゃん節をかましていきたいと思ってますので、ご一読のほどお願いいたしますっ。
準備を怠るな
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この日の天候は、冷たい風が吹く中で時折みぞれ混じりの雨も降ってきました。
想像以上に、身体が硬直するぐらい寒く、普段のレースコンディションとは違う環境に、若干ストレスを感じていたのが正直な感想です。
選手の中には、急いでウインドブレーカーを着用する場面もあったりホットクリームを身体に塗ってレースに挑む選手もいたりと、その環境にどれだけ自分自身が柔軟になれるかがすごく大切なのだと改めて学びました。
まだまだ、僕もレースコンディションのノウハウが乏しいのを痛感し、反省点だらけのレース内容をつらつらと前半戦で整えさせていただきますっ。(汗)
ということで、”準備”が何事も重要なのです。
まずは、レース前の受付を済ませて名前を報告します。次にレースで事故が起きないよう必ず車検を受けます。
スフィダーレクリットの約束事でもありますねっ。
想像をしてほしいのです。自転車にブレーキが付いてなく、”ノーブレーキ”での滑走が展開されます。
もちろん選手自身は”スフィダーレクリットライダー”と自負してるのは承知ですが、それでも事故が起きてしまうこともあるのを最小限に抑えるべく、一番重要な再確認をするのです。
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BICYCLE SHOW
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今回、はじめての試みであります”FUMIKIRIGANG”こと佐藤 剛君が主催する「BICYCLE SHOW:バイシクルショー」
がこの神戸でお披露目されましたっ!!
佐藤ちゃんと言わせていただきます。
彼はもっぱらピストバイクが大好きな人間です。
そんな彼は、カメラを手に取ると人が変わったように様々な角度から自転車の遊び心を抽出してくれますっ。
バイシクルショーとは、カスタムされた自転車や希少な自転車を車の展示会のように並べて、自分の自転車に対する拘りを表現する場所を作りたいという思いから、今回のお披露目につながり地元の方や遠方の方々と賑やかな時間がたえなかったことを思い出します。
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佐藤ちゃん、改めて今回の「BICYCLE SHOW:バイシクルショー」お疲れ様でしたっ!
また、次回も積極的に色々なFUMIKIRIGANGファンを呼び込んできてもらえたら嬉しいです!
寒い中素敵な企画を設けてくれて、ありがとー!!(助っ人のカモちゃんもありがとねっ。)
男女個人タイムトライアル予選
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GODO MINOURA CRITの特徴は、去年同様にまずは個人タイムトライアル計測で次のステージへと進んでいきますっ。
一周が約1.0kmのコースラインナップとなっており、一人ずつ一周のタイムを計測しそのタイムのよかった上位順に、次のクラスが振り分けられていきます。
うのちゃん的には、とても苦手なコースです。(汗)
ホームストレートもバックストレートも共に直線が長く、コーナーにおいてはコンパクトで走りやすいという印象を受けます。
でも、まだまだ力不足な僕には神戸の風を力強く振り切れないのが現実です。
そういった反省点をしっかり理解して、来年こそはしっかりと他の選手たちの背中をとらえられるよう精進していきたいですっ。
先程も、ご紹介させていただいた”FUMIKIRIGANG”こと佐藤ちゃんが昨年8月に京都府の亀岡で開催されたレース動画をご覧になっていただき、少しでもsfiDARE CRITの楽しさを感じてもらえると嬉しいです。
はじめて観る方には、ちょっぴり刺激が強いかもしれませんが選手たちの走る姿に惚れないようご注意して動画をご覧になってくださいませ。
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もう想定内です。
児玉 利文氏(通称:トッシー)が個人タイムトライアルの一番いいタイムで平然と戻ってきました。
どこにそんな力が宿っているのだろうと、身体の線は細いのに、、。
だけれども、スタート直後徐々にスピードを上げていく技術であったり後半にかけてもその軌道は変わらず、むしろ後半を待っていたぜと言わんばかりに無駄のないバイクコントロールは狂人で圧倒的でしたっ。
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個人タイムトライアルも全選手の計測が終わろうとしています。
それでは、ファイナルステージの模様をみていきましょうかと進める前に。
お一人ご紹介をさせてくださいっ。
”青色ジャージマン”なのでしょうか?!
彼の名前は、万城目 幹大氏(通称:ミッキー)ミッキーはsfiDARE CRIT歴において僕の先輩ですっ。
時折、名古屋に顔を出してくれてサークルズにも遊びに来てくれます。
うのちゃんもそんなミッキーに理由なくライバル心を燃やしているのですっ。
ミッキーは、いつも顔色一つ変えない”何を考えているのかわからない”存在なのですが、「うのちゃんのブログ、いつも楽しみなんだよなぁ。」と褒めてくれます!(嬉)※でも表情は変わんないね(笑)
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今回のレースにおいては、ミッキーの方が成績的にもフィジカル面においても一つ二つ上回っておりましたっ。
すごく悔しいですが、来年こそはミッキーの背中を追いかけながら最後の一周で抜き返すイメージを膨らませながら年を越したいと思ってます。
「ミッキー、次回はうのちゃんが勝ちますっ。それまでに鍛えなおしておいてね。(炎)」
キッズレース体験
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キッズの諸君も黙ってじっと見ているわけにはいきません。
だって大人があんなに楽しそうに自転車で走っているのにと、子供達から往復ビンタをもらいそうです。
でも、そんな気持ちもつかの間に晴れやかに楽しそうに自転車を操っています。
sfiDARE CRITの催しでもド定番となっている”キッズレース体験”は、子供達にも自転車で走る喜びを味わってほしいとレース企画の中にスケジューリングされているのですっ。
是非、はじめてのお子様たちにもお勧めできる催しですのでお気軽にご参加いただけると嬉しいですね!
詳しくは、うのちゃんまでお尋ねくださいませっ!
ちなみにキッズ限定の表彰式もばっちり設けていますので、帰りの車の中では泣かせない盛り沢山な景品をご用意してますっ。きっと大喜びすること間違いないでしょー。
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ファイナルステージへようこそ
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選手がもうお待ちかねですっ。
淡いジャージがお似合いなトッシーなんて、すでに「ドシッ!」とかまえております。
ファイナルステージへ進めることも凄いことなのに、これから神戸のアスファルトにどんな決着の跡を残してくれるのか楽しみですっ。
それでは、くどいようですが今年最後で最高なレースの模様をご覧になってください!!
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ここにも”青色ジャージ、、。よく見ると炎も上乗せされていますっ。
そう彼の名前は、貞末 優和氏(通称:チャンさだ)チャンさだはいつもsfiDARE CRIT界を先頭でぶん回してくれる元気もりもりな選手です。
普段は東京でメッセンジャーの肩書きも持ち、時に同じ輪業のもとで自転車のノウハウを養っているチャンさだですが、
固定ギアクリテリウムでの経験もトッシーに負けじと、頂点に食らいついていく姿勢は見事なまでです。
そんなチャンさだも、YOKOHAMA CRITでの悔しさがあるのか一段と気合いの入った眼差しで神戸に標準を合わせてきた模様です。
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彼の走るスタイルは、とにかく相手が誰であろうと向かっていくガッツが人一倍長けていると感じています。
もちろんレース経験が豊富なところも、強みの一つでもありますしスピードや持久力、特に目をやるのは地面に吸い付いているようなコーナーワークの技術に圧倒されちゃいますねっ。
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「チャンさだ、毎度更新されていく走りを見せてくれてありがとう!」
「そして、優勝おめでとうー!」
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最後に
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秋田犬の”幸男”がずっと僕らの事を見つめています。
そう幸男は、児玉家の大事な家族の一員でありsfiDARE CRIT JAPANを支える大事な存在です。
来年もスフィダーレクリットを楽しもう
コロナ禍も収縮し、今年はあらゆるイベントごとにも参加させてもらった濃い一年を過ごすことができました。あっという間です。
そして、改めて自転車という道具でいろいろなことに挑戦できたとも感じています。
僕自身も、まだまだ人間として未熟であらゆる物事に真剣に集中して取り組むことの大切さを再認識させられた一年でもありました。
こうして、sfiDARE CRITの会場でお会いできる方々ともいつも新鮮で触れ合える時間がすごくかけがえのないものとなってます。
まだまだ、sfiDARE CRITを愛していきたいです。ずっとsfiDARE CRITって言い続けたいです。
来年も5年後も、sfiDARE CRIT JAPANの未来を応援できるうのちゃんでいたいです。
それでは、皆さまこれからもお互いに”楽しむ”ことをモットーに無限大の可能性を信じて突き進んでいきましょー。
また来年、皆さまとお会いできる日を楽しみにしておりますっ!
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