ぽ・ぽ・ぽ・ポートランド。
アメリカ国内に二つ。
オーストラリアに1つ。
同名の街があるほどありふれた名前の街です。
でも、この街の自転車事情は、ちょっとありふれてないです。
人口 約55万人。
ちなみに名古屋は約220万人。
単純に考えれば、名古屋の方が、走る自転車の数、多そうな気がします。
でも、僕の主観になりますが、明らかにポートランドの方が、数倍の自転車人口がいる気がします。
なにが、この自転車軍団を支えているでしょう?
街のシステムが、とても自転車生活に優しく出来ている。
それが答えだと思います。
例えば、街中には、たくさんのバイクレーン。
日本にある街中のやたら走りずらいバイクレーンと違い。
街の市外へも中心地へもスムーズに移動できるように作られてます。
郊外からの移動でも、街まで走る公共交通機関には輪行しなくても、そのまま乗せられます。
このように。
バス、電車、路面電車。
すべて同じように乗せられます。
そして、着いた先には、必要な駐輪場。
どこにもでも、少しずつあるんです。
例えば、ビルの下。
例えば、スープの美味しいカフェの前。
例えば、本屋さん。
一箇所に大量の駐輪場は、ありません。
でも、少しずつ、少しずつ、どこにでもあるんです。
お店によっては、お茶目な駐輪ラックもあります。
某有名人のお言葉が書かれていたりね。
でも、知らない街をいきなりチャリで移動。
プチ方向音痴には、不安がつきまといます。
でも、この街は大丈夫。
いろんなお店に、地図があるんです。街中の。
この地図には、バイクレーンの在りか。
水場。
バイクトレイル。
有名観光地や街中のオブジェ。
こんなのとか。
自転車屋さんの場所などなど。
必要な情報が満載されてます。
しかも、ただ。無料。
あ~~~、素敵。
この地図を使えば、知らない街でもあっという間に素敵なチャリ屋さんにたどり着きます。
ハンドメイド満載の高級ショップから、
シクロ満載のフレンドリーショップまで、いろんなところに行けます。
チャリ屋さんに個性があるように、
街にも個性がありますね。
だから、「名古屋もこうなるべきだ」とか「こうしなきゃいかん」とか、そんなんじゃなくて。
自転車と車と街が、静かに共存してる街が世界にはあって。
みんなが、「行ってみたいな~」とか「走ってみたいな~」って思ってくれたら嬉しいです。
世界は、すぐそばにあるんだから。
makoto