SimWorks by Velocity より新しくポリッシュのバリエーションが登場です！
いつの間にか黒で染まってしまった現代の自転車パーツに、少しのクラシックさとキラめきを提供してくれることに大いに期待したいところ。Make the World Colorful!
SimWorksのブログでは、ポリッシュの美しさを称えた記事が配信されてますのでぜひご一読ください。
とはいえ、Standalone 001がこの世界に生まれ落ちてから、いきなりサークルズのメインリムに割って入り、入荷後かなりのスピードでみなさまにご指名いただけているのも、美しさが成り立つための堅実で堅牢な機能美があってこそ。
今回はポリッシュカラー発売に引っ掛けて、Standalone 001のスペック的なお話をしていこうと思います。
何事も地味にフィジカルを鍛え上げた基礎体力があってこそ、アクロバットなスーパープレーは生み出されるのです。
Look at this eyelet with your own eyes.
Standalone 001を簡単に言い表すと、タフなツーリング用、チューブレス対応、アイレット付き、米国製ってことです。
ラフロードツーリングみたいな、ダート含む長い距離を走ってみたい。そんな遊び方をしたい人にとっては弊サークルズの品揃えの中では最適なリム。めちゃくちゃおすすめです。おまけに米国製。
ベースは元々タフに作られているVelocityのCliffHangerというリムなのですが、そのCliffHangerにアイレットを追加して、おまけにオリジナルカラーで作ってもらったというのが、このStandalone 001。このアイレットの存在は、ただの飾りではなく、このリムのアイデンティティとも言えるディテールなのです。
ステンレススチール製のアイレットをスポークホールに打ち込んだStandalone 001は、タフでアグレッシブなライディングでも高耐久性をもたらします。
その昔アイレットは、アルミの材質や成形精度が甘かった時代には必須のディテールでした。技術が進んだ現代ではアイレットのないリムも存在していますが（むしろ今はそっちがメイン）、高耐久性を追求しようとすれば、今でもアイレットは存在理由があるでしょう。
重量増などのデメリットももちろんありますが、このリムはレースよりも、ただ自分の楽しみのためにアドベンチャーする用途なので「重い！」なんてコメントは無粋ってもんです。
また、ホイールビルダー達も口を揃えて「アイレットは有ったほうが良い、長く使うなら」と言います。地味で有名なニップルですが、彼らはホイールを真っ直ぐに保つ上で非常に大切なパーツです。自転車のホイールは、適切なスポークテンションで引っ張られることによってバランスを保持しており、その調整役を果たすのが、根元存在するニップルです。そのテンションは最大で 130kgf にもなり、更に乗車時にはこれより大きな負荷がかかるのです。
このニップルを受け止めるのがスポークベッドということになりますが、より丈夫な材質のアイレットでニップルを支えることで周辺の変形や亀裂の発生を抑制し、組み立ての際はもちろん、振れ取りの度に回転摺動するストレスからスポークホールと作業者の精神衛生を守ります。（つまり、ホイール組みしやすいリムってこと）
もしかすると旧時代の仕様なのかもしれませんが、アイレット仕様で仕上げられたStandalone 001は、僕たちが考える「自転車を使い切る」という発想で言ったら、とても理にかなっているのです。
どこまでも走る。そんな可能性をあなたのバイクにインストールしたいなら、Standalone 001はとてもおすすめできる選択肢です。
P.S.
Standaloneって、日本語訳すると「独歩」だって知ってました？
SimWorks by Velocity Standalone 001
SIZE：700c / 650b / 26″
MATERIAL：Aluminum
DRILLING：32 hole
TIRE COMPATIBILITY：Clincher/Tubeless
WIDTH：30mm outer / 25mm-hook to hook internal
HEIGHT：21.6mm
OPTIMAL TIRE WIDTH：45mm-65mm
WEIGHT：580g (559) / 605g (584) / 640g (622)
ERD：26″: (537mm) / 650b/27.5″: (562mm) / 29″: (601mm)
PRICE(POLISH） : ¥24,200- (税込) 〜 ¥27,500-（税込）
PRICE（OTHER COLOR）：¥16,500- (税込)〜 ¥20,900-（税込）
