どこへでも、どこまでも
「すべての道はローマに通ず」なんて大昔のことわざがあるけれど、僕がまだ小さかった頃、家の前の道がどこまで続いているんだろうか?なんて思ってた。最初に買ってもらった自転車の補助輪が外れた時にはじめにやったことは、家の前の道を自分が行けるところまでひたすら自転車で走ることだった。おかげで迷子になって大騒ぎになっちゃんたんだけど。その道は途中で舗装が終わってずっと続く砂利道になった。でこぼこ道がお尻を突き上げた感覚は、大袈裟だけど今もまだ覚えているよ。
そのころの自分と実はあんまり変わってないなって、自転車に乗ると気づく。サドルの上に跨ると、急に視界が広がって、行動範囲が広がる。路面の変化、斜面の感覚。あの頃に感じたことと何一つ変わらない。変わったことといえば、最近腰が痛いのと、色々なことにちょっと臆病になっちまったことくらい。
この Ritchey OUTBACK は、太いタイヤが入るからどこへでもいける気分にさせてくれる。通勤のアスファルト路面のギャップなんか余裕だし、このムッチムチな下半身に ワイドなハンドルバー をブッ刺せば、シングルトラックの先にあるはずの見たことの無い景色まで連れて行ってくれる。
そいつに SimWorks by Honjo のフェンダーを差し込めば、全路面、全天候対応自転車の完成だ。もうね、ムッチムチなんです。
どこまでも行きたいって思えるような自転車には快適な乗り心地が必要だ。OUTBACK はリアバックがとにかく長めに作られているから、安定した乗り心地とマイルドなしなりがうまれて、特に身体が鈍っちまって速く走るなんて諦めちまった僕のような人間にはうってつけの代物だ。
たくさん外で遊んだあとは美味しいキノコでも食ってあったかい風呂に入って寝られれば、なんて素敵な一日なのでしょう。
とにかくあっちこっちフラフラ動き回りたい根無草根性をお持ちの方々へ。とっても良い自転車です。
Frame | Ritchey OUTBACK |
Head Set | Chris King Dropset 4 |
Compornent | Shimano GRX800 |
Handle Bar | SinWorks x Golden Saddle Cycly Smog Cutter |
Stem | SimWorks by Nitto Rhonda |
BB | Chris King Threadfit 30 |
Wheel | Chris King R45 Disc x WTB(Gorilla Spun) |
Saddle | Fabric Scoop Race Flat |
Seatpost | SimWorks by Nitto Beatnik Post |
Fender | SimWorks by Honjo Smooth 62 |
Bottle Cage | SimWorks John Cage |
Reflector | SimWorks Nekome |