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Bedrock Clog Blog by Ronnie Romance – ウルトラロマンスによるベッドロックサンダル開発ストーリー

ウルトラロマンスのロンが参加したベッドロックサンダルのプロトタイプ研究&開発

自転車における新しいスタイルの開拓者であり、良質なバイクバッグのメーカーでもあるウルトラロマンスことロンが、地元コネチカット州で、BEDROCKが今年リリースしたクロッグのプロトタイプ研究開発に協力した際の舞台裏レポートをご紹介します。

涼しい気候に合うクロッグの面白いメイキングコメントを是非ご覧ください。またロンをインスタグラム(@Ultraromance & @Ronsbikes)でフォローして下さい。


Words & photos by Ronnie Romance a.k.a Ultraromance

今から紹介するトロイとは10年以上付き合いのある信頼できるライド仲間で、ここ小さなコネチカットの穏やかな荒野で州の名前の由来でもある長い河の流れに沿って走っている。我々は何年も前から体づくりをし始めて、ライドの時にはチル+ライドを半々に楽しめるように身を捧げたのだった。トロイは以前から何かしらピンと来ていたようだが、かつてロードレースに勤しみ、腰から下の毛を剃っていた私には、まだよくわからなかった。

トロイは美大出身で、これまでピチピチのライドウェア(露出度の高い水着は別として)を着たことがなかった。そして、”本格的なサイクリスト “を自称する人の必須装備とされていた、硬くて性能重視の自転車専用シューズ(当時の私みたいな人間にとってのね)を使ったことがなかったのは確かだ。

ー そして我々の人生と日に焼けた足の日焼け跡を完全に変えた瞬間が訪れたのだ。

これを読んでいる人も同じような瞬間があったのではないだろうかと思う。そう、初めてベッドロックサンダルで自転車に乗った時の瞬間だ。このサンダルを手に入れ、少しペダルを踏み込むと、その感覚に心が痺れ始める。指先をピンと伸ばし空気が指の間をマッサージする… 塩とビネガーの優しい香りが、ライド後のシャワーの時間を思い出させる。靴下はもう古い、雨の日のライドや沢を渡るようなロングライドでも、塹壕足の心配もない。何十年もの間、バレリーナフィットのサイクリングシューズに押し込められていた足に血行が戻り、そして変身完了だ!

息吹を感じるトロイ
著者であるロニー

時折、つま先に岩や木の棒が当たることがある程度で、それ以外問題といえば寒い季節、仕事、フォーマルな場といったところだ。これらの要素は、オープントゥのマニフェストとしてふさわしいものだったのだろうか?ある人は「yes!YES!」と答えるだろうが、多くの人がよくわからないと答えると私は確信している。

何年か前、パンデミックの前、ベッドロックの共同創業者であり、コネチカットの仲間でもあるダンから秘密を暴露された…ベッドロックがクロッグを開発している! いつも通り夕食を準備していた時、たまたまそのメールに見つけた時に大きく腕を振り上げたことは今でも思い出せる。この気持ちを理解するためには、冬にフォーマルな場所に出かけるときにもかかわらず、自分のフットウェアが不完全なものだったことを知るようなことかもしれない。実際にその時履いていたシューズはライディングシューズとしては何も問題ないけれど、濡れたり、ペタペタしたりすると、コルクミッドソールとソフトラバーが継続的な酷使に耐えられなくなるという問題を持っていた。

ベッドロックようなシステムを持ったタイプのクロッグスタイルのシューズ… 私の足のサイズはUS13で、ダンにはそれが出来上がるには何年もかかると言われ… そして長い間本当に待った。

直感

トロイは直感的にベッドロックサンダルをライドに持ち込んだわけなのだが、1年の大半のライドにベッドロックで臨み、時には変な形の足袋型ソックスを履いていた。私を含め知り合いのサイクリストの何人かは、同じようにベッドロックサンダルを履いている。(主に私の場合だけど)奇妙な足を世界中に見せつけ、お揃いのアンクレットを付けるべきかどうか、年中考えるのだ。

1年後、ダンは秘密裏に写真を送ってくるようになって、Clog は本当に期待通りのものだった。それ以来、メールのやり取りをする度に、パフォーマンスクロッグの話を持ち出し、クロッグの愛用者たちのために色々なホットなニュースと手に入れようとした。しかし2020年以降、あらゆることに時間がかかるようになったし、その間に冬場よく履いていたライディングシューズを2ペアも履き潰してしまった。

ベッドロッククルーから送られてきたスパイ写真

そして、2021年、秋の終わりの寒さがつま先をくすぐり始めた頃、いくつかの写真と、サイズの合う人を知っているか?という問い合わせのメールが届いた……………待って…9。彼らが持っているサンプルサイズは9!
Waawaaawaaa welp、私のサイズじゃない…トロイだ!

彼がクロッグの試着テストをしたらどれほど喜んでくれるか知っていたので、胸が熱くなった。そして間違ってはいなかった。写真でわかるように彼はこのレザークロッグのサンプルを冬の間、ずーっと履いていた。「4シーズン使える全地形型」というのがうたい文句で、彼は自分の足がいかに暖かく、血行が良いかを日常的に口にしていた。普通の靴を履いて、窮屈な思いをしている我々とは正反対だ。クロッグの広いつま先部分と通気性の良さは、ウールソックスを圧迫することなく指先を動かすことができる。前方からの風を遮り、後ろ側で通気する。クロッグは、スポーツカーのエンジンスクープと考えてみてくれ。

フレンドシップライド

雪やぬかるみの中で、トロイが足をついて大事なクロッグを水浸しにすることが何度かあったが、寒さと泥沼の厳しい状況以外では、彼の靴選びはライダーグループから羨望の的だった。仕事でも使えるし、自転車に乗っても日常履きとしても十分に機能する。粘着性のある Proアウトソールは、油に塗れた中古車販売員の握手のようにペダルをつかみ、テンションシステムは先輩サンダルの「ケルンプロ」と同様にしっかりと足を固定する。軽量で通気性に優れ、転んだりつまづいたりしてつま先が血まみれになったりすることも少ないので、そのような傾向がある方にもおすすめだ。

Wow, なんていいセールストークなんだろう!2022年の秋が終わり、靴下を履くシーズン前にペアで販売されるのが楽しみだ!

*Update* 世界は変わりつつある!

この記事を入稿したあと、ようやくベッドロックは私用のクロッグに十分足りる大きな革を見つけてくれた! 今ちょうど5マイルのトレイルランから帰って来たところ。 そしてやっぱり最高の履き心地だった! ソファに座っていても素晴らしく心地がいいんだ。


四季がある日本でも、夏以外の季節では活躍することが多く、そして日常にも取り入れやすくアクティビティー後のリラックスシューズとしても優秀なクロッグ、サイズ・カラーによっては欠品が出てきておりますので、お早めの導入をご検討ください!

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名古屋の自転車屋、Circlesです。This is Circles Bike shop in Nagoya Japan.
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