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「マウンテン版のアーレーキャット」
そんな言葉がふさわしいOMM BIKE。

 

・改めて、OMM BIKEとは?

 
OMM BIKEへの出場を意識し始めたのは、思い起こすこと去年の秋の話。それはRIDEALIVEや山遊びをきっかけに知り合ったキョヲヘイ君が働く四日市の名店MODERATEさんにお邪魔した時のことでした。
 
OMM BIKE / OMM LITE
 

OMM(Original Mountain Marathon)は1968年から毎年連続してイギリスで開催されている、世界でもっとも古い2日間の山岳マラソンレースです。

このレースは山岳地を安全かつ正確に行動するための経験、体力、ナビゲーションスキル、野営技術、まさに「山の総合力」が試されます。Face Your Challenge(自分自身のチャレンジに立ち向かう)というコンセプトが示す通り、広大な自然と真正面から対峙しながら、自分の体力、走力、極限の精神状態と向き合いながら、ゴールまでの道筋は選手各々がその時置かれた自身の状況を把握し、自分の技術、体力を見極めながら、前進するか。戻るか。時には過酷な状況下でレースをやめるか。常に行動の判断を迫られながら導き出します。

 
その本戦にも出場経験があるキョヲヘイ君。 どうやら自転車版のOMMが開催されるらしいという噂をキャッチし、「出てみたいね」と話をしていたのが全ての始まり。 その頃から自転車と山遊びを上手く組み合わせていた彼は、MTBを所有していなかったものの、僕や周囲の勧誘もあって(笑)、今年に入ってCieloのMTBを手に入れたのでした。「これで出るしかなくなったね」なんて冗談を言いながら、同じタイミングでMTBを始めたテケ君も仲間に迎え入れ、かくしてTeam Cielo for OMMが発足したのでした。
 

・白馬岩岳を舞台に繰り広げられる宝探し

 
OMM BIKE / OMM LITE 
日本初開催となるOMM BIKEOMM LITE。去年のSSWCが記憶にも新しい白馬岩岳を舞台に同時開催されることになりました。 ブース設営も兼ねて前日入りした我々は、事前に配布されるコースマップとにらめっこしながら作戦会議。
 
OMM BIKE / OMM LITE 
トレイル・ダート・アスファルトといった様々なルートが混在する白馬村・小谷村の広大なエリアに配置されたコントロール(チェックポイント)を制限時間内にできるだけ多く回り、その得点を競うというシンプルなルール、コントロールに設定される得点は2日間で異なり、それぞれの得点はその日のスタート前に発表されるので、事前にある程度のプランニングをすることが重要です。
 
また、1チーム/2〜5名のチームエントリー制で、レース中は常にお互いの声が届く範囲、つまり一緒に行動するというのがルールとして定まっているのに加えて、以前のエントリーにもあったように必要な装備を全て着用、または持ち歩く必要があります。
 
OMM BIKE / OMM LITE 
そんな中迎えた当日。BIKE参加者とLITE参加者が隣り合うスターティンググリッドでは、スタートの号砲を待ちながら得点表の配布が始まりました。この時の緊迫感は、メッセンジャー時代に街でやっていたアーレーキャットのマニフェストが配られる時のそれと全く同じで、緊張しながらもその状況を楽しんでいる自分がいました。
 
それと同時に、自転車のレースでスタートと聞くと(特にシクロクロスにおいては)、他のライダーととても密接して何か波乱の予感を感じたりするものですが、今回のOMMではランナーとバイカーが混在しても、みんなが譲り合ってトラブルなくスタートしていく光景が印象的でした。バチバチするのはよくないですね。(笑)
 
OMM BIKE / OMM LITE
 
OMM BIKE / OMM LITE 
1日目は北部の高得点なコントロールを軸にコンパクトにテンポよく取っていき、後半は南部のポイントにも少し広げていく作戦。コントロールには写真のようなSIステーションと目印のフラッグが設置されており、 携帯しているSIチップをパンチすることで記録が残ります。(ピーピーと鳴る音がサバイバルゲームっぽくてテンションがあがっていたのはここだけの話。)
 
OMM BIKE / OMM LITE 
コントロールによっては茂みに隠れていたり、角度によって見にくいところも。実際このチェックポイントには手こずりました。「この辺りで合ってるはずなんだけどなぁ」とみんなで何度も地図を見直して、やっと見つけたときには他のチームに気付かれないように声を殺して喜びました。
 
OMM BIKE / OMM LITE
 
OMM BIKE / OMM LITE
スキー場のピークポイントや、水溜りの先にあるコントロールなどもあり、とにかくバリエーション豊かなコントロールを回るのは、まさに宝探しのような感覚。
 
雨の中スタートした2日目は、競技時間が1日目より1時間短縮の4時間である事を考慮して、高得点のコントロールが集まっている南側のエリアに集中する作戦。初日に回ったコントロールも一部含まれていたので、記憶も頼りにとにかくテンポよく回っていきます。
 
OMM BIKE / OMM LITE
ちなみに、このコントロールの目印は「道の終わり」。確かにこの先は崩落により道が途切れていました。。。
 
OMM BIKE / OMM LITE  
雨水をしっかり含んだトレイルは絶好のマッドコンディションで、思いがけず泥々になり、バイクが思うように進まないことも。途中のコントロールを目指すために入ったトレイルでは、思っていたルートからそれてしまい、ルート復帰をするために藪漕ぎをしながら道無き道を進んだシーンもありました。
 
バイクでは地図を見ながら走ることはできないため、立ち止まって現在地を把握することや、等高線から地形を読み取ること、点と点を繋げて線にするという手続きを経て、いかに的確にコントロールに辿り着くかが求められます。このあたりは山のスペシャリスト、キョヲヘイ君にとても助けられました。
 
OMM BIKE / OMM LITE 
結果的には1日目:420点、2日目:440点のトータル:860点の総合10位でフィニッシュ。
 
OMM BIKE / OMM LITE
初日の段階で僅差だったロータスノブ氏チームとのバトルもなんとか勝ち切ることができ嬉しい反面、完全に彼のやる気スイッチを入れてしまったかなと思うと来年が怖いです。(笑) 見えないライバルとの戦いも、このOMM BIKEの楽しいところ。トップのチームは2日間で1110点を叩き出しているので、まだまだ力は及びませんが、来年はシングル順位を目指したいですね。もう既に来年も出る気です。(笑)
 
OMM BIKE / OMM LITE 
ジャスWelldoneイノッチの食いしん坊チームは、お揃いのチームバッグを背負い、行動食から、非常食、そしておやつまで、レギュレーションで求められる以上の万全な食料体制で楽しんでいました。
 
OMM BIKE / OMM LITE 
シムワークスもんじゃ氏は出来たてのRew10号のシェイクダウンとして、急遽タッグを組んだアキちゃんとの男女混合タッグで参戦。さすが元メッセンジャーだけに効率よくポイントを回りながら、終了時間の1分前にゴールに戻ってくるというファインプレーをメイク。(遅れると減点されます。) 今回、男女混成チームは何チームかありましたが、ガールズオンリーのチームのエントリーはなかったので、次回は期待したいですね。
 

・レースという側面以外にもあるOMMの魅力

 
OMM BIKE / OMM LITE
 
OMM BIKE / OMM LITE
何よりもこのイベントが素晴らしいと思うのは、レースだけでなく、レース後にキャンプを楽しめるという点です。キャンプサイトやオートキャンプサイトも用意されており、レース参加者だけでなく、そのご家族や友人とみんなでリラックスした時間を過ごすことができるイベントはなかなかないと思います。
 
OMM BIKE / OMM LITE 
そして、普段だったら山ですれ違っても挨拶くらいで終わってしまいそうなハイカー・ランナーの方々とのやりとりも、この二日間は少し違いました。 レース中、LITEの参加者の方とすれ違うと、お互いに応援・励ましあったり、情報交換しあうことができたのが個人的に印象に残っています。これは当たり前のことなのかもしれませんが、こういったイベントを機に、山で遊ぶ共通の仲間として、すべてのジャンルの垣根がなくなっていったら面白いなと思ったのでした。
 
 
個人的には、チームメイトであるキョヲヘイ君やテケ君たちを、まだ行ったことのないトレイルに連れて行ってあげたいし、逆に僕もキョヲヘイ君に鈴鹿の山を案内してもらいたいなと思っております。とにかく、そうやって少しずつ垣根を取っ払っていきたいなと思える素晴らしいイベントだったと思います。
 
OMM BIKE / OMM LITE
 
OMM BIKE / OMM LITE 
最高のチームメイト、そして大会を主催したOMM JAPANの皆様はじめ、運営に携わった方々、そして地元の方々に最大の賞賛を送りたいと思います。自転車だけにこだわらずに山遊びを楽しんでいる方々の、面白い視点や、刺激になるアイデア等、とにかく発見も多い3日間でした。 そして来年は名古屋からもっと多くの仲間と一緒にみんなで参加したいなと強く思ったのです!
 
OMMに興味を持った方は、お店にて実際に使ったコースマップも掲示しておりますので、是非なんでも聞いて下さい!