先日のRAL COMMUNEの様子や、次回の告知も昨日のブログにてご案内させて頂きましたが、そのRAL COMMUNEでのコンテンツのメインであった、7mesh POP UP でメーカーさんから聞いたタメになるお話です。
7mesh / セブンメッシュというメーカーについては、以前Shigeブログにてご紹介させて頂いておりましたので詳細はそちらでご確認して頂くとして、生地についてなるほど!っと思った事がメーカーさんのお話しの中で幾つかありました。
多くのサイクルジャージやビブショーツに使用される伸縮性の高い生地には、一般的に数パーセントのエラスタンと呼ばれる、いわゆるポリウレタンの繊維が混紡されております。 しかしながらこのエラスタンは、高い吸水性というウィークポイントを持っているのです。 高い吸水性とだけ聞けば、とても聞こえが良いのですが、それは素早く乾くというわけではないのです。 もちろん多くのそれらの生地は、エラスタンを用いたうえで、組み合わせる素材と生地の編み方で水分を外へと放出する仕組みとなっているのですが、7meshで使用する生地には、はじめからエラスタンを使用していないのです。
その為、7meshのウェアは、より高い速乾性を備えた、いつでもサラサラとした快適な着心地を実現したウェアとして仕上がっているのです。
しかし、高い伸縮性を備える為に必要なエラスタンを使用しないということは、もちろんその分の伸縮性を失う事となります。 それを補う為に、通常よりも強く練られた糸を使用し、それを特殊な編み方で生地にする事により、伸縮性を備えるのです。 さらに、ライド時にストレスが掛かる事のない適した着心地が得られるよう、細かなステッチを施し立体的な作りとなっています。
ちなみに、顕微鏡のようなもので生地をじっくりと眺めておりますが、これは生地にエラステンが使用されていない事を確認しているところです。エラステンは色が白いとの事です。 (これを使って、その他の生地も同様に拡大して見ると、それはそれは面白いのでご興味ある方はお声掛け下さいませ。)
あれこれと、製品に対する拘りがたくさん伺うことができ、大変興味をそそられます。
スタッフやお客様も、その高い快適性とシンプルなルックスで7meshの虜となっている人も多数です。
気になっていらしゃる方、どうぞお試し下さいませ。