週末は寒波がやってくるみたいですね。
先週の周年ライドでも瀬戸のほうでは雪がちらついていました。雪が降ると童心に帰ったようにワクワクしてしまう自分がいますが、きっと僕以外にもそういった方は少なくないはずです。
冬はシクロクロスのレースシーンも盛り上がりをみせております。僕自身もそこにどっぷりと浸かっているわけで、この時期になると、普段のライドもレースの為のライドになってしまいがちですが、やはり冬のライドだからこそ味わえる楽しみというのも知ってしまっているのです。
そして、その楽しみを見出した方も多く、こんな時期にも関わらず、そういったバイクが次々と産声をあげていっています。中でもBreadwinnerがよく動いています。その中でも圧倒的な実績があるのがBreadwinnerのCXモデル”Holeshot”。もちろんCXレースを見据えてのオーダーをされる方もいらっしゃいますが、CXフレームのタイヤクリアランスを活かして、グラベルライドを楽しんだり、雪が降っても構わず探索できる点で選んで頂く方も多いです。
タイヤも様々なパターンが選べるようになりました。新しいGravelkingを含めPanaracerのこのあたりのタイヤは年中うちの定番として動いていくでしょう。普段はスリック履かせて、場所や時期に合わせてセミスリックやブロックパターンに履き替えれば一台で色んな遊び方の広がりをみせます。
これはアリバまっつんのニューバイク。頑張って彼自身が自分の手を動かして組みました。
僕より先に11速コンポ使うなんてズルいぞまっつん。
このHoleshotはRIDEALIVEも楽しんでいたヤングガイがオーダー入れてくれたディスクブレーキ仕様。油圧STIは選ばずにワイヤー引きを選んでくるところからも、レースばっかりに気をとられず、この冬色んなところを走り回ってくれるに違いないと思っています。
最後の一台は、我が師匠のバイク。前に乗っていたCXバイクからの乗せ換えです。彼は冬になるとひたすらロードでは行けないルートを掘り続けます。たまのライドでご一緒する事がありますが、それなりに冒険している僕ですら、そんなところも走ったのねっていう所を走っていて驚かされるわけです。
リムブレーキ、ディスクブレーキどちらをとるかはライドスタイルにあわせて選択する事が可能で、それぞれ組み方は様々ですが、冬こそ楽しむというスタンスに変わりはありません。
レースというよりは、やはりライドを豊かなものにしたい。そんなライダーにとっておきの、冬でも休みなく走り回るのに最適な一台をご紹介します。この春NAHBSに行った時にもご紹介したニューモデル”B-Road”のストックフレームが入荷しております。
Breadwinner Cycles “B-Road” size:53 color:Orange 298,000円(税抜)
Holeshotをベースをとしながらも、ロングライドやグラベルライドを基軸とし、ウインターライドはもちろんオールシーズン通して幅広く使う事の出来る、Breadwinner的解釈のアドベンチャーバイクがこの”B-Road”です。
Holeshot同様、カンチブレーキorディスクブレーキの選択が可能で、このストックフレームはディスクをチョイス。フォークはEnveフォークがマッチペイントされて標準装備です。
ボトルケージ台座は標準で3つ備わっています。タイヤクリアランスは38cまでを呑み込み、フェンダー付きでは32cまで対応。ここがポイントです。
Enveフォークにあるはずのないフェンダーアイレットが。これはオプションで選択できるもので、ポートランドのカスタムカーボンショップRuckus Compositesによって加工されています。これで雨の日のライドもノンストレス。雨の多いポートランドのリアルライダーであり、ビルダーのTonyとIraの経験が詰まったバイクだといえます。
ちなみにIraは、夏にOregonoutbackという360マイル(約580km)の内の約7割が未舗装路という過酷なライドでこのバイクに乗って28時間で走破するというとんでもない人です。
Breadwinner B-Road and the Outback from Breadwinner Cycles on Vimeo.
今回はストックフレームのご案内でしたが、もちろんオーダーも随時受け付けております。
寒い冬だからこそできる遊び。普段ロードでは踏み入れる事ができないルートや、思いがけない発見。是非とも内に籠らずに外へ外へと力強くペダルを踏み進んでいってほしいです。
寒い寒いと言っても走り出して10分もすれば身体は少しずつ温まってくるものですよ。