梅雨だと意気込んで、梅雨対策のアイテムはしっかり補充したつもりですが、
箱を開けると空梅雨の様相を呈している名古屋からお送りします。
フェンダー、ドロヨケ、マッドガード。
言い方は様々ですが、指している物は同じです。
自分が乗っているバイクのほとんどはフェンダーダボが無いので、
普段はほとんど簡易に脱着ができるフェンダーを使っています。(※もちろん、ダボがなくても取り付ける方法はあるので、ご興味ある方は是非ご相談下さい)
むしろそれを”余計なもの”と考えてなるべくなら付いていない方が良いと思っていました。
でも、いつからかフェンダーダボがあったらなぁと思うようになり、
簡易式ではない、いわゆるドロヨケを愛おしく思ってしまった時には、
もう既に自転車という乗り物が自分の生活の中でとても重要な存在になっていたのですね。
本所工研マッドガード。東京は墨田区にある町工場でそれは作られています。
1949年の創業以来、ランドナー・ツアラー・スポルティーフなど様々な自転車に装着され、その機能を十二分に発揮しています。
もちろん、フェンダーといっても、他にも多くのメーカーが作っていますので、みなさんのニーズに応じて色んな選択肢があると思います。
中には取り付けが容易なものや、汎用性の高いものなど様々です。
本所のフェンダーは特に何も加工されていないまっさらな状態で送られてくるので、車体に応じて”現物加工”をしていくことになります。
場合によっては取り付けられる車体が限られたりすることもありますし、一つ一つ加工していくのはそれなりに大変な作業です。
(とはいえ、古くからそれを当たり前にやってきた先人の方々は数多くいらっしゃるし、僕らも喜んで引き受けたい仕事です)
それでも、この国で一生懸命に手を動かしている現場があり、そこで作られるものが、雨水を除けるという機能をきっちりと果たしながらも、美しいものとして長く使う事ができ、その機能美を楽しんでくれるような人々が増えると、なんと豊かだろうかと思います。
スムース、亀甲など、兼ねてから本所では様々な形のフェンダーが存在しますが、
SimWorksのアイデアと本所の技術をもって作られたフェンダーは、シンプルながらもきちんとその役割を果たし、あなたのバイクを完成形へと導いてくれます。
SimWorks by Honjo “Smooth 35” ¥7,000(税抜)
ホイールサイズ:700c
タイヤサイズ:〜25c
最も標準的な型のH35型を用いて製作された”Smooth35″はクラシックなツアラーから、モダンなハンドメイドバイクまで幅広く対応します。
SimWorks by Honjo “Smooth 41” ¥7,000(税抜)
ホイールサイズ:26″/650B , 700c
タイヤサイズ:〜1.25″ , 28c〜35c
同じくH35型ベースでよりワイドなタイヤに対応した”Smooth41″は、ツーリングバイクはもちろん、コミューターバイクまで、雨の日のシティライドからカントリーサイドのぬかるんだ道までどこまでもあなたと一緒にいてくれます。
SimWorks by Honjo “Flat 42” ¥7,000(税抜)
ホイールサイズ:700c
タイヤサイズ:28c〜35c
“Flat 42″という名の通り平らなフォルムでタイヤアーチをすっきりと見せます。
のっぺらぼうな印象ですが、ワイドなタイヤをしっかりカバーし、スポーティーなフェンダーとしての新しい切り口を持ったフェンダーと言えます。
もちろん、それぞれのフェンダーには取りつけ小物が標準装備されていますが、
既に本所フェンダーを使われている方や、それ以外のフェンダーを取り付ける際にもあると便利な小物類も取り揃えていますので、ご安心下さい。
SimWorks by Honjo “5mm R Clip Set” ¥550(税抜)
SimWorks by Honjo “Brass Hex Daruma” ¥1,200(税抜)
SimWorks by Honjo “Dove Stay Front a.k.a ハト金具” ¥800(税抜)
“Dove Stay Rear a.k.a ハト金具” ¥800(税抜)
SimWorks by Honjo “M6 Crown Daruma” ¥300(税抜)
SimWorks by Honjo “Whittle Type Clamp 5mm” ¥2,500(税抜)
雨の日でも自転車という生き方を選んでいる人、是非ともドロヨケ使ってみて下さい。きっと自転車生活がより豊かなものになります。
もちろん、フレームとのマッチペイントや、取り付け加工等もお気軽にご相談下さいませ!