全国的に天気が良く、日中はTシャツでも過ごせてしまうのではないかという昨日。 ジャスとケイタはATBライドへ行っていたようですが、私は久しぶりのロードライドへ。 ビブショーツと薄手のロングスリーブジャージで十分快適に過ごせた1日でした。
速く、遠くへ行くにはロードバイクに跨がるのが一番。 とはいえ多少のダートを見つければ、楽しそうな道に対する嗅覚が反応してつい脇道へそれてしまうのが僕の悪い癖でもあります。
それでもなぜロードでライドにこだわったかというと、このシューズ履いてライドに出掛けたかったというのが一番の理由。
多くの方が待ちわびていたQUOC / クオックの新しいロードシューズ NIGHT / ナイトが待望の入荷を果たしました。 開発から生産に至るまで、デザインや用いる素材、そしてその生産方法など様々な困難に直面しながらも、クオックが理想とする高いクオリティを実現するために1つ1つの問題に真摯に向き合って解決していったシューズがようやく完成をみたのです。
早速新しいシューズに足を通し、いつものルートをトレース。 昨日のライドを踏まえて特徴をご紹介します。
◆サイズ40からのラインナップ
まず、このナイト、サイズが40(24.5cm)からということで、足のサイズで頭を抱えていた方にとってはとても嬉しいサイズ展開。 クオックのシューズに関心はあったけど、サイズが無くて諦めていた方にはまさに朗報といえます。 何を隠そう、私もその恩恵を受けた一人です。
◆ 特許を取得した新しいシューレース・システム Lock-Lace system
ジロのエンパイアなどを筆頭に、近年ではシューレースタイプのパフォーマンスシューズが増えておりますが、今回クオックによって新たに開発されたLock-Lace systemを搭載、中心と終点部分が二重のレーシングとなっており、抜群のフィット感を実現するだけでなく、ズレを軽減し、ライド中に緩んでくるといったストレスもありません。
シューレースタイプのシューズは、脱ぎ履きが大変であるのはもちろんそうなのですが、シューズに足を通し、そして1つずつしっかりと紐を締めるという行為は、ライド前に気を引き締める儀式のようなもの。 何よりシューレースという方式だからこそ、足をしっかり包み込むような優れたフィット感を得られるのです。
◆ マイクロファイバーとブラックレザーのアッパー
2種類のアッパー素材が選べるナイト、今回私はマイクロファイバーをチョイス。
レザーがクオックのアイデンティティーといっても過言ではないので、レザータイプの足入れの心地よさは言わずもがな。 とても気持ちよくフィットし、履き込む程にライダーの足型に馴染んでいってくれますが、個人的にはマイクロファイバーも想像以上の馴染みだったのです。 レザーはブラック一択ですが、こちらはブラック・ホワイト・ピンクの3色展開。 絶対に自分だったら選ばないピンクをあえてチョイスしたのは、ネイビーのジャージやビブジョーツとの相性が良いと思ったから。 もう頭の中ではコーディネートは決まっています。
通気性にも優れ、またレザーに比べて軽く、お手入れがしやすいのがマイクロファイバーの特徴、対してレザーアッパーのモデルは、年月と距離を重ねていく毎に深い味わいになっていくでしょう。 お手入れは通常のレザーシューズと同様です。
◆ カーボンコンポジットソール
今まで様々なロードシューズを履いてきましたが、ナイトを履く前は、好んでジロのナイロンソールのシューズを履いていました。 普段グラベルライドをする機会も多く、グラベルでバイクを押したり、また長い距離を走ることが多い自分のライドスタイルにはナイロン特有のしなりが好都合だったのです。
ナイトはカーボンコンポジットといわれる、軽量なカーボン複合素材を用いています。 恐れていたカーボン特有のガチガチな硬さというよりは、ほどよくしなるので違和感無くペダリングができ、しっかりとペダルに力を伝達してくれます。 また、ヒールはスペアパーツとして入手可能なので、グラベルライドをされる方にも安心な作り。 シューズ内部まで貫通したベンチレーションのおかげで、昨日のライドでもシューズ内の蒸れが気になりませんでした。
クオックらしいその落ち着いた佇まいとは違い、ポテンシャルを秘めた全く新しいロードジューズ、ナイト。 早速この春から活躍するシューズとなりそうです。 まずはブラックレザーと、マイクロファイバーのブラック・ピンクがラインナップ。
お問合せも多いホワイトはもう少しで入荷する予定となっております。 クオックが生み出したかった理想のシューズ、是非足を通してみてください。 店頭では全サイズご試着頂けます。