降り続く雨に憂鬱な気持ちになっていませんか?
僕の心もだいぶどんよりとしてきましたが、そんな時は楽しかった時のライドや、目に焼き付いた最高の景色を思い浮かべてみましょう。少しは気が晴れて来ますよね。
そして次のライドはどうしようかなんて考えてみたり。
間も無く直撃する台風21号が過ぎ去ればようやく晴れ間が続くよう。 来週は気持ちの良いライドへ出かけれそうです。 愛知県近郊は最高気温20度を超えるくらいでライドに出かけるには最高な気候に、しかし最低気温は10度近辺と寒暖の差が激しい模様。 しかも山間地での標高差のあるライドではそれ以上の差を意識しなければなりません。
これからのシーズンのライド、やはり準備はしっかりと整えたいですね。
ではどういったアイテムが必要となってくるのか、僕のオススメを紹介させて頂きます。
まずはメインとなるサイクルジャージ。 今シーズンはSearch and StateのMerino Long Sleeve Jersey を新調。
袖を通してすぐに感じたのその肌触りの柔らかさ。今まで着用してきたロングスリーブジャージのなかで一番と言っていいほど着心地の良いもの。またシンプルなルックスは、これまで愛用してきたウェアとの組み合わせもしやすく、今後活躍する場面が多くなりそうです。
Merino Long Sleeve Jersey
Color : Black, Surplus Green, Ice Grey
Size : S, M, L, XL
Material : メリノウール, ポリエステル
Price : ¥27,000 (税抜)
このようなメリノウールをブレンドした生地を使用する長袖のサイクルジャージは兎に角着用できるシーズンが長いです。 優れた保温性はもちろん高い通気性を備えているため様々なシチュエーションにおいて体温調節が容易。 そして汗などで濡れてしまってときの快適性に優れています。
長袖のサイクルジャージといえば裏起毛のされたサーマル生地を使用したものがほとんどです。それらはもちろん保温性にとても優れているのですが、逆に気温が高くなってしまったとき、体温が温まってきたときにその保温性を過度に感じてしまうこともあります。そしてそのようなシチュエーションでの肌触りの差が、僕がメリノウールを好む理由の一つです。
優れた保温性を活かし、真冬にはミッドレイヤー的な位置付けで使用することも多々あります。 ベストやジャケットなどのシェルを着用し、外気をシャットアウトすればその保温性を発揮しくれます。 加えて半袖、長袖、薄手、厚手などベースレイヤーの選択次第で様々な気温帯で使用する事が可能です。 僕自身、長年愛用しているCafe du CyclisteのYolande Jerseyも、ジャケットとベスト、ベースレイヤーでのレイヤリングで真冬のライドもこなしてきています。 (Cafe du Cyclisteの新作に関しては今月末頃にご紹介できる予定です。)
その他にもライド中に感じられるウールの良さがあります。 ウールには臭いの元を吸収し分解するという天然の抗菌効果を持っています。 ランチやちょっとした休憩など、お店に足を踏み入れる際にその有り難みを感じることができます。 またウールは吸着熱を発します。そのため体を休め、汗冷えしてしまうシチュエーションでも体温の低下を防ぐのです。
アウトドアウェアやサイクルウェアでメリノウールが重宝されるのはまさにこれらの機能を備えているからと言えるでしょう。数時間という限定された時間ではなく、長い時間同じウェアを着用し、行動し続けるには欠かすことのできないものですからね。
そして僕が1年を通して一番着用するのがSearch and StateのS1-V Riding Vest。
S1-V Riding Vest
Color : Black
Size : S, M, L, XL
Material :ポリエステル 100%
Price : ¥31,800 (税抜き)
Made in New York
ベストは夏以外のスリーシーズン、体の中心部分の保護するという大事な役目を担うウェア。 同様にウィンドブレカーもなくてはならないのものなのですが、なぜ僕がベストを多用するのか、それは袖が無いがゆえ。
寒くても腕はなんとか我慢できてしまいます。逆に体温が上昇してきてしまったときはジッパーを解放し、外気を取り込めば体温調整が容易です。 袖があるとその部分はある程度で熱が籠るのでどうしても脱ぎたくなってしまいます。 ベストであればある程度は着た状態のまま走り続けることができ、脱いで収納する手間が省けます。
またこのライディング ベストのジッパーは防水性の高いダブルジッパーを採用しています。 ジッパーを下から上に向けて解放すればベストがマントを纏ったような状態になります。 そうすることによりベストのバタ付きを最小限に抑えながら外気を取り込むことができます。 またとっさにジッパーを閉めようとしたときも、上から下へ降ろすことになりスムーズに閉じることができます。
同様の状態にすればジャージのバックポケットへのアクセスもスムーズに。 ちなみにこのライディング ベストにもバックポケットが備えられており貴重品やカメラの収納も可能です。
そしてもう一点、このベストには特筆すべき点が。 生地、内側に使用されるメンブレン、Scholler社のC-Changeは体から発せられる蒸気に応じて透湿性が変化するという特質を持ちます。 その為冬は暖かく、春先や秋口など体温が上昇しやすい状況下では篭った熱の放出量が多くなるという、サイクルジャケットとしてはこの上ないパフォーマンスを提供してくれるのです
これからのシーズンに活躍するのはもちろん、夏の雨の中のライドにも大変重宝しています。
ちなみに、必要のないときはジャージのバックポケットに収納可能です。
今回ご紹介したのは僕自身が着用するものを紹介させて頂きましたが、これ以外にもCirclesには多くのラインナップが揃っております。 ウェブショップをご確認頂くのはもちろん、お近くの方はぜひ店頭まで足をお運びください。
ウェアについてはもろん、ライドルートのお話なんかできると嬉しいですね。
次の休みは久しぶりに二ノ瀬峠へ向かう予定。
皆さまもそれぞれのライドをお楽しみください。