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The Radavist x Giro
Olive Drab Special Collections!!

2月に起きたアメリカ・フロリダ州の高校での銃乱射事件の後、アメリカではいくつかのサイクリングブランドに対するボイコット(不買運動)が行われました。 というのも、ユタ州に拠点を置くアウトドアカンパニーが、アウトドアブランドを保有しているだけでなく、銃や銃弾の製造にも携わっていることがわかり、近年いくつかのサイクリングブランドがそのカンパニーの傘下として買収された事実を受け、それらのブランドの製品を今後仕入れ・販売しないという意思表示をするショップが次々に現れたのです。
 
もちろん、この背景にはとても複雑な事象であるのは確かです。 ですが、直接的に関係のないサイクリングブランドをボイコットという形で攻撃するのは果たして正しいのでしょうか? そこにはこの自転車産業で働く人、そしてその家族や仲間、ブランドと関わりのあるローカルバイクショップやコミュニティーなどとても多くの物事が関わりあっているわけで、それは最終的にこの自転車業界全体にとって非常に大切なものなのではないでしょうか。
 
もっとポジティブに考えて、親会社であるアウトドアカンパニーが銃に関わる部門を切り捨てるという判断をさせるために、それら傘下であるサイクリングブランドの製品を買い、使い続けることで、銃や銃弾のマーケットの売り上げ以上の利益をこの自転車マーケットから生み出し、サイクリングブランドをサポートするという考え方はできないでしょうか?
 
Photo By The Radavist
 
そう意見を唱えたのは、The Radavist / ラダビストの主宰であり、自身も真のサイクリストであるJohn Watson / ジョン・ワトソン(a.k.a. Johnprolly)でした。 今回のボイコットの対象となったブランドの中には、それらがアウトドアカンパニーの傘下となる前から、The Radavistとずっと深い関係にあるブランドもあったのです。
 
私もこの意見には賛成で、誰かが変えてくれると思っているよりも、自分たちで変えていこうという気持ちは、どんなことにおいてもとても大切なことだと思うのです。
 
 

The Radavist / ラダビスト

 
世界で唯一と言っても過言ではない、真の自転車メディアであり、主宰であるジョンを中心に、サイクリングやアウトドアをこよなく愛する人たちによってその楽しさや素晴らしさ、モノだけでなくそれを作るヒトや、それらを取り巻くコトと言った細部にもフォーカスを当てて、人々へと伝え続けています。
 
毎年NAHBSに足を運び、全てのビルダーの素晴らしいバイクたちを写真に収めては、世界中にそれを伝えていたり、様々なライドトリップに出かけてはそこで出会った素晴らしいサイクリストやその日たちが跨るバイクをバシッとカメラに収めたりと、きっと彼らのサイトで紹介されているバイクを参考にして、自身のバイクのプランニングをしたり、こんなライドをしたいなと思い描いている人たちも多いのではないかと思います。
 
2016年には、日本にやってきて、グルメセンチュリーライドや、その後のバイクパッキングトリップ、そして我々サークルズを取り巻く自転車コミュニティーについてもサイトで紹介してくれました。
 
IN THE MOUNTAINS OF ASUKE FOR THE CHRIS KING GOURMET CENTURY JAPAN
 
RIDING CIRCLES AROUND MOUNT FUJI
 
BICYCLE CAMPING ON IZU OSHIMA AND RIDING MOUNT MIHARA WITH CIRCLES
 
SHAPING CYCLING CULTURE IN NAGOYA WITH CIRCLES JAPAN
 
もちろん、そこにはジョン以外にも多くに人が関わっているのですが、実際に足を運び、サドルに座って一緒に時間を過ごす中で、見えてくるものをそのまま写真や言葉にして伝えていくということこそが真のメディアである所以なのです。
 
そんなThe RadavistがGiroにオファーをし、リミテッドエディションとして作られたヘルメットとシューズがリリースされました。 本来国内に入荷の予定はなかったものですが、我々のわがままに対して快く引き受けていただいた国内ディストリビューターであるダイアテックさんのおかげで数に限りはありますが、この度入荷いたしました!
 
ジョン自身のフェイバリットカラーであるOlive Drab / オリーブ・ドラブカラーを纏った、スペシャルアイテムです。
 
【GIRO】Synthe MIPS The Radavist ¥34,000(税抜)


 
ベースとなるヘルメットはロードモデルのフラッグシップ SYNTHE / シンセ 。軽さ、フィット感そして圧倒的なクーリング性能をもつモデルをオリーブカラーで実現。 左右にはお馴染みのロゴがマークされ、Giroのロゴとベルト部分はサンドベージュカラーの組み合わせがスペシャルアイテムであることをより一層引き立てます。
 
【GIRO】Empire VR90 The Radavist ¥32,000(税抜)


 
そして、シューズもお馴染みのEmpire VR90というMTBモデルのシューズをベースに、オリーブカラーに仕上げています。 サンドベージュの他にブラックのシューレースも付属するので、お好みでレースアップをお楽しみください。 イーストンのEC90カーボンソールをベースに、グリップ力に優れたビブラムラバーをコーティングすることで、グラベルライドからシクロクロスレース、そしてツーリングやトレイルライドまでとにかくどんなところへライドに出かける際にも使うことができる頼もしいシューズです。
 
ヘルメット、シューズ共に完全数量限定の入荷となっております。 何を隠そう、冒頭のボイコットの話では、ジロもその対象となったブランドの一つだったのです。 こういった素晴らしい製品を作り続けている彼らをサポートする唯一の方法は、彼らの製品を買うということに尽きるのですが、それを抜きにしてもこのアイテムをキャリーできることを嬉しく思いますし、彼らの思いに共感してくれた人がこのオリーブカラーのアイテムを身にまとってライドを楽しんでくれたら、僕らはとても嬉しいです。
 

 

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Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
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