何事も初めてチャレンジするのはやっぱり色んな刺激がありますね。っということで、実は兼ねてから計画はしていたものの、なかなか行けなかった渓流釣りという新しい扉を開いてきました。もちろん自転車で。
陶芸家であり、釣芸家の大江さんとともに。
案内してくれたのは、陶芸家であり、釣芸家の大江 憲一さん。
実はPFMの器は大江さんに手掛けて頂いたり、以前から交友があり、釣り場へのアプローチをするためにKONAのUnitを手に入れられてから、いつかは一緒にBikeToで!と思っていたのですが、ついに僕の中での覚悟が決まり(何の覚悟だw)、大江さんとともに、禁漁迫るシーズン終盤の渓流へと行ってまいりました。
東京はあきる野市よりいらっしゃった、はじめましてのVIVAHDE/ヴィヴァフデ・モリオさんも合流し、3人で自転車に乗って3時間ほど山を登り、渓流へとアプローチ。
予報では前の晩からの雨もなんとか上がるかなぁと思っていましたが、登っている最中は土砂降りで、汗なのか雨なのかわからないくらいに全身ずぶ濡れに(笑)。幸いメリノウールのベースレイヤーを着ていたので、釣りをしている間に乾きました。こういう時はメリノウールに本当に助けられます。
いざ、ポイントへ。
この日、お二人はそのまま渓流で1泊して翌日も釣ってから下山するということで、まずは拠点を作り寝床を確保。そこで装備を整えてから、いざポイントへと向かいました。
沢の近くに自転車を停め、そこからは上流へと釣り上がって行きます。お二人はフライで、僕はルアーということもあり、二人に先行してもらってから僕が後ろから着いていく形での釣り。
今年は台風や大雨もあり、渓相も変化が激しかったシーズンのようでしたが、このフィールドに精通している大江さんは日々変わるフィールドにしっかりと対応し、テンポよく魚を釣っていきます。
同じフィールドでもその日その日で全く違った表情を見せるので、「その日を釣っていく」という感覚が釣りの面白さだなと個人的には思います。結局雨はほぼ1日止むことはなかったものの、自分も何とか初めての渓流での魚に出会うことができました。
夢中で竿を振っていたらあっという間に夕方になってしまい納竿。お二人とはお別れし、自分は一足先に下山。行きはびしょ濡れになりながら苦行のような登り道も、帰りは快適なダウンヒル。あっという間に麓まで下って帰路へと着いたのでした。
渓流へのアプローチにおいて、自転車は最大の武器になる。
渓流といっても様々なフィールドがあり、もちろん車でアクセスできるところもあれば、その逆も然り。
特に渓流釣りでは、釣り上がっていくという性質上、先行者を優先するという文化があり、先行者がいる=釣果が期待できない という図式になりがち。となると、誰も踏み入れていないところへ行きたくなるのが釣り人の性。自転車の機動力を活かしてアプローチができるのは強みにもなりますね。頑張ってペダルを漕いで辿り着いたらそこはパラダイスってなわけです。もし万が一そんなところでも先行者がいたら、頭を切り替えてライドを楽しみましょう(笑)。
今回は、My Sklarを思い切ってフラットバーに換装し、OUTERSHELLのDrawcord Handlebar Bag・Stem Caddy・Half Framebagの3点セットに食料、パンク修理キット、雨具や釣り道具などをパッキング。
当日は雨だったので、TRUCE DESIGNSのDrop Liner Backpack(Sサイズ) に防水対策をしたカメラを入れて背負っていました。渓流用のタックルは、フライでもルアーでもかなりコンパクトにできるものがあるので、釣り場にアプローチするまではバッグに入れて移動もできますし、トップチューブに括り付けるというのももちろんアリです。
釣れればもちろん嬉しいですが、こうやって自然の中に身を投じて対峙するというのは、ライドと同じく研ぎ澄まされる感覚が癖になります。いやぁ、新しい扉を開いてしまいました。
来シーズンは、自転車+釣り+源流泊のアウトドア総合格闘技という形で楽しみたいなと既に画策中。大江さん、モリオさん、ありがとうございました!