暑い夏の最中、涼しさを求めた北海道ツーリングからすでに半年近く…時の流れは恐ろしいものです…。
自分にとってツーリングは普段のルーティン的生活から切り離すこと、いわば凝り固まった身体と頭を解放する意味で必要不可欠な存在です。そろそろ身体も頭もガチガチになってきたので、お正月休みを利用して九州へとロングツーリングに出かけてきました。
出発前に車体をパシャり。今回のお供は SANTA CRUZ Stigmata にOUTER SHELL のバッグで出発です。
今回の旅は福岡空港がスタートです。初日は正午に走り始めたのもあり、福岡と言えばで思いつく豚骨ラーメンを道なりにあるラーメン屋で食べ、太宰府天満宮で神様からご加護を受けてライドに備えます。少し見づらいですがおみくじは大吉でした。神様は味方してくれているのか!?
2日目は九重連山方面へアタックです。草木が枯れた冬のカラッとした美しい風景の連続とは裏腹にずーっと坂でした。坂でスピードが出ないので距離が稼げないのと、冬の日没時間が早いことに焦りを感じつつもペダルを踏んで行きます。
補給食を多めに用意したのでハンガーノックの心配はないですが、流石に昼食を食べたいところ。しかしコンビニや人里はおろか、携帯も圏外な地域。「走るしかないかあ…」と思っていた矢先、一軒のご飯屋さんが!
すかさず入店して注文しました。ジビエ料理です。脂肪が少なくて高タンパクで鉄分等の栄養が豊富とのことで歯ごたえのある食感でとても美味しかったです!
九重連山が近づいてきました。標高も高く道端には雪も残っている部分も。
3日目は朝から峠アタックです。高地ともなると雪が多く、凍結した道にビクビクしながら走りましたが、ここを抜けていくと絶景ロードである、やまなみハイウェイと阿蘇のカルデラです。この日は雲が厚かったですがこのどんよりした感じもまた良き。風は強くアップダウンは多いですがパワーでどうにかしました。
さらに走って熊本を抜け、天草四郎や隠れキリシタンで有名な天草へ近づいてきました。向かいには長崎の雲仙岳がそびえ立っています。これまでの景色は山ばかりでしたが、4日目に天草市に入ると日本三大松島である天草の松島の青々とした海が広がってきました。
とはいえ、また山ですね…気が狂いそうなほど山間を走りフェリーに乗り込み鹿児島へ突入です。
僕は何故か猫から好かれる特技があり、出発前に早速捕まりました。しかし、僕は猫好きですが猫アレルギーなのです。撫でろと言わんばかりに猫は身体を擦りつけてきて、それに折れた僕は撫でて無事鼻水とかゆみが発生。最悪のコンディションながらも5日目がスタート。
ともあれ鹿児島市中心部へと突入。鹿児島といったら桜島ですよね。そう、この旅は桜島一周して600km弱のツーリングが終了するのです。
毎度ながら自己満足、そして自己解放のロングツーリングなのですが、一人で走っても帰ってくるとみんなに話したくなっちゃうんですよね。次はどこへ行こうかな。