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WONDER HOPPER Vol.0に参加してきました

アーリーバーズのカウンターでコーヒーを飲んでいたら、「えりつぃんもワンダーホッパー来る?」と随分カジュアルな感じで店主大平ケータに誘われたのがワンダーホッパー開催1ヶ月前のこと。ちょうど撮影の予定が入っていないグッドタイミングだったこともあり、「行く行く〜」とこちらもカジュアルに参加を宣言したというわけです。

先日の記事に「WONDER HOPPER」ってなんぞやが書かれていますが、要は一緒に朝ご飯を食べて、60km自転車に乗って、また一緒に夕ご飯を食べるという至ってシンプルなライドイベント。
しかしシンプルながらも、参加するメンバーやお手伝いしてくれている方々の面子をじっと目を凝らして見てみるとこれは一味違うぞ、と気付きます。愛知県の誇る野外フェス森道市場を仕掛ける面々、個人で飲食店を営む人々、Circlesのお客様などなど、「WONDER HOPPER」 の言葉から連想される通りの、知的好奇心の旺盛なフッ軽さんが揃っていました。

私はというと、60km走るのは昨年のOMM以来だったでしょうか。走力、体力のある方々からするとサクッとライドなのかもしれませんが、私からすると山あり坂ありの60kmはロングライドに相当します。さあ、大平シェフ特製の朝ごはんをしっかり食べてVISONを出発です!

WONDER HOPPER Vol.0 の舞台となった奥伊勢エリアは松阪茶で有名ということもあり、しばらく走ると茶畑が広がります。茶畑の向こうの山には、山桜や新緑の木々がちらほらと見えますが、杉ばかりが植えられ人間の手が入りすぎた山には見られない光景だそうで、自分の田舎の山並みを思い出すようで知的好奇心が刺激されました。

この後の峠道は皆自分のペースで登り、時には立ち止まったり、写真を撮ったり、自分の走力と向き合いながらの時間です。自然の中に身を投じることへの憧れがありつつも、休みの日も街で過ごしてしまいがちな私ですが、ウドやこごみなどの山菜や、山に春の訪れを知らせるミツマタ、鹿のツノや骨など、実際に見てみたかったものが目の前に次々広がり、どんどんと足取りが軽くなるのを感じられるのは、こうやって自転車に乗ってきたからこそ。

ものすごく難しいわけではないけれど、ちょっとチャレンジな60kmの道のりをそれぞれのペースで楽しんだ後は、地元三重のレストラン「ひのめ」さんによる野菜中心のコース料理のディナーを囲みながら団欒の時間を過ごしました。

お腹の奥底から元気がやさしく湧いてくるような食事と、短い半日を濃密に一緒に過ごした仲間との語らいで満たされた私たちは、静かにそれぞれの日常へ戻ったのでした。

走れるシェフ。次はどこで、どんなWONDER HOPPER達を集めて、何を食べさせてくれますか?楽しみにしています。

WONDER HOPPER
https://www.instagram.com/wonder.hopper/

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eri
田中 江理

サークルズ、PFM、チェルキなどサークルズ近辺の写真担当。基本肝臓ぶん殴りながら生きてきましたが、健康的なことも好きなのでヨガや自転車も嗜みます。
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