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【工場見学】日東のハンドルやラックの強さの秘密を工場へ潜入して確かめてきました!!

先日、Circles 製品開発部門の SimWorks でも大変お世話になっている NITTO/ 日東 の福島工場へお邪魔させていただきました。それでは早速工場内に潜入していきますー!!

ふと壁を見るとこんな張り紙を見つけました。実は、こちらは日東の社訓なんです!

美しく、丈夫で安全性の高い製品達を生み出すため、日々、裏舞台では様々な努力の積み重ねをされています。その結果として多くの自転車ユーザーからの信頼を得ていますが、果たしてそれはどのように生まれているのでしょうか?

実際に耐久試験を見てみよう!

こちらはフロントラックの耐久試験を行っている動画。重りを載せたラックに振動を与えていて、工場稼働中は終日この試験を続けられるとのこと。日替わりでフレームを反転させて、リアラックの耐久試験を同様に行います。

振動は自転車にとって大敵で、ネジの緩みが発生したり、最悪の場合、パーツに疲労が蓄積することで破損、なんていう事もあります。最近はグラベルバイクなどにラックを取り付けて、ガタガタと振動の多いオフロードを走られる方も多いため、尚更厳しい耐久試験が求めらるのだそう。

自転車に乗る人を支える縁の下の力持ち的存在のシートポストは、曲がっているのが目視できるほどの力を前後にかけて耐久試験をしています。レースモデルを除くと、日東のシートポストの説明書を見てもどこにも体重制限の項目は見受けられませんね。子供でもお相撲さんでも誰が乗っても大丈夫!

ハンドルもシートポストと同様に乗り手を支える重要なパーツ。ハンドル両端を左右交互に力をかけています。日替わりで力のかけ方が異なり、この翌日にも見学させていただいたのですが、その時は両端を左右同時に上下に力をかけていました。

雨にも負けず、風にも負けず

皆様の中にも自転車を屋外保管される方がいると思いますし、当然自転車は屋外で使われます。こちらは各所の自転車パーツを屋外にさらしておくことで、雨による錆や紫外線から受ける影響を試験をしています。

こちらはハンドルのメッキ耐久試験中。青いシールには「H.16」の記載があります。勘のいい人は気づいたでしょうか? このハンドルは平成16年から屋外に放置され、雨や紫外線に晒され続けているんです。試験開始から20年近いにも関わらず、表面のメッキには錆はほんの僅かです。通常ハンドルを使う際、内部はエンドキャップやグリップで封がされるので写真のようには錆びません。

沢山の試験が積み重ねられて安全が生まれます

ハンドルやラックは、自転車パーツの中でも特に破損は許されない部分。もし走行中に破損してしまった暁には…想像したくもないですよね。それぞれ適材適所があるように、通勤や通学などの場面では故障リスクを減らしてくれるパーツの存在は必要不可欠。

日東の吉川社長は社訓のご説明されていた時、「10年使えるようなものづくりを目指している」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。日東は創業から100周年を迎えましたが、これまでに様々な耐久試験や環境で使用されてきた数多のパーツのフィードバックを積み重ねた結果として安全性がもたらされています。そして、安全という土台がしっかりと築かれているからこそ、美しくと軽量なパーツづくりが更に追求されていきます。

最近では Getaround CrMo BarLittle Nick CrMo Bar といったクロモリ製のハンドルバーや Ramble Bar も再入荷、更には Burrito Rack というデリシャスな新作ラックをこの間リリースしました。これらの製品のみならず SimWorks からリリースされる製品も日東の培われた安全性という土台を元に、我々の思想が詰め込まれたパーツが生まれているのです。

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小林 巧

サークルズ最年少自転車最速不良不健康偏食少年
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