SimWorks USAの大ボス、リエボーちゃんからメッセージが届いたのは渡米二週間前。
リエ:「写真撮ってほしいからMADE後のバイクパッキングライド、参加してほしい〜」
えり:「へ〜どこ行くの?」
リエ:「ティモシー湖からフロッグ湖のSuper Chill Ride〜」
えり:「湖の周りとか気持ちよさそうだね!」
リエ:「MADEに来ていたビルダーたちも来るし、絶対楽しいから!」
えり:「おけ!持ち物とか教えて!」
リエ:「Bring your super chill vibes!Bye〜」
こんなような大雑把なやりとりから、しげちゃんと私のバイクパッキングキャンプライドが決定、MADE後のヨレヨレの身体を引っ張って集合場所に到着したのは、マウントフッドの麓にあるティモシー湖。行くとは言ったのもの、メンバーもすごそうだし、英語脳ないし、ちょっと不安だったのはここだけの話です。
そんな私を知ってか知らずか、「エリ、昨日までの疲れは自転車に乗ってレリーブするんだよ〜!」とみんな口々に言います。なんていったってSuper chill rideなんだからのんびりいけばいいさ、と。
この周辺はマウントフッドの麓ということもあり多くの湖、ハイキング、バイク、ホーストレイルがあり、オレゴンの短い夏を目一杯楽しみたい!という人々で溢れています。シングルトラックで気持ちよく繋がれた湖のほとりを経由して、Super Chill Rideの始まりです。
シングルトラックの気持ちいいトレイルを抜けるとジープロードに出るのですが、ここからとりあえず10マイル上りね〜とのこと。…え!!!私、辿り着けるのかしら。
ゆっくりゆっくりでも踏み続ければ山頂には辿り着くし、登れば下りがあって、下りの後には上りがあることも経験上知ってはいますが、何が気分を和らげれてくれるかってやっぱり一番はサドルトークなのです。
「大丈夫〜?」「yes, i am」(表情見たら大丈夫じゃないのバレてると思う)
「のぼり、後少しだよ〜!」「自転車乗りのあと少しは嘘なの知ってます」(真剣に答えすぎ)
「ビール飲む?」「Thank you, I’m good」(今飲んだら走れないっす)
「楽しんでる?」「うん!楽しい!」(これはホント)
もちろんめっちゃくちゃ速い人たちなんですが、速く走るだけが正義じゃないよ〜って身をもって教えてくれる頼もしい先輩たち。
どんなメンバーと走ったのか、ちょっと紹介していきます。
とまぁ総勢20名の大パーティーで濃ゆ〜いメンバーと過ごした二日間のバイクパッキング。Super Chill Vibesひとつだけで乗り込んだ、私の走力に全くあっていないがゆえに速い人たちを待たせまくる珍道中ではありましたが、またひとつビッグな経験を積むことができました。
アメリカンDUDESが教えくれました。
ゆっくりでも楽しむ気持ちがいちばん大事ってこと。ハッピーバイブスはシェアしあうってこと。
最低限必要な荷物を自転車に載せて、(もちろん荷物満載もいいよね!)美味しい食べ物と飲み物をグラブして仲間といくライドは、日頃の疲れをすっかり忘れさてくれるものなのです。
あれがSuper Chill Rideだったかと聞かれると首を縦には振りづらいけど、次また参加するかと聞かれたらきっと私は大きく頷くでしょう。