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【全地形対応自転車】New Doppo ATB 再び現る。

SimWorksのモダンツアラーがアップデート

SimWorks の Doppo ATB が2016年に NAHBS で初披露されてから早6年。

従来のコンセプトはそのままに、2022年版の「モダンツアラー」として各仕様がリファインされました!

初代Doppoから「己の力で前に進むうえでの最良の相棒」であることを根幹に置いて作られていますが、その上で、Doppoユーザーからのフィードバックや、SimWorksの元へ寄せられたリクエスト、制作チームのブラッシュアップによりアップデートし、満を持してリリースされたのが今回のモデルです。

【 アップデート内容 】

  1. 前後エンドをスルーアクスル仕様へ
  2. ディスクブレーキ台座はフラットマウントを採用
  3. パイプ構成を見直すことで、より軽量な仕様へと進化

つまり「自転車の楽しみを手っ取り早く体験したいというファーストバイクにも、バイシクルライフを豊かに拡張するセカンドバイクとしても最適なモダンフレームが完成したよ」っていう便りが SimWorks から届いちゃったって訳です!

Circles的「最良の道具」としてのバイクアッセンブル

フレームのコンセプトや詳細に関しては SimWorks のこちらのエントリを見ていただくこととして、SimWorks から出来立てホヤホヤのフレームが Circles に持ち込まれたので、熱々なうちに Doppo のコンセプトを体現すべく、先日早速アッセンブルしました。

Doppo ATB は 「乗り手にとっての最良の道具であるべき」という考えから、最新スペックを追い求めるのではなく、このバイクを使う人にいかに寄り添い、末長く使ってもらえる道具となり得るか、という点を重視して以下のポイントを押さえながらアッセンブルを構想しました。

  • 365日毎日乗ることができる
  • 全天候、全路面対応
  • 普段の生活の足に
  • 思い立ったらロングツーリングにも
  • パッキングの拡張性
  • メンテナンスの容易性

BIKE SPEC

メインのコンポーネントは microSHIFT / Advent X をあえて採用しました。11速・12速が現在のスタンダードではありますが、速いスピードやスペックを求めるでもなく、毎日の移動手段、出先でのトラブルなどを考慮した時には、最小限で大きなレシオを持ち、シンプルな機構でメンテナンスが容易な microSHIFT / Advent X はかなり有力な選択肢です。

他のアッセンブルパーツに関しても、とにかく道具は使ってなんぼという考え方で、安心して長く使い続けられるパーツをチョイス。

また、幅広のドロップバーは、悪路の走行において安心感を与えてくれるのはもちろんですが、肩肘張って速く走ることだけが自転車の楽しさではなく、街のちょっとした路地裏や道中のシングルトラックに気の向くままに入り込んでいけるような、ゆったりとしたハンドルフィーリングを感じることができます。こういう楽しみ方もありなんだよと乗り手に新しい方向性を指し示すことが少しでもできたら本望です。

ちなみにラックやバックサポーター関係はデカールロゴとマッチペイントさせてみました。小物のカスタムペイントは、気軽さに対してバイク全体へのスタイリング効果が抜群です。こういうやり方を知っていることが、本当の意味での「コスパ良」なんじゃないかって個人的には思っています。カスタムペイントは Circles のペイント部門Kyutai Paintにて承っています!

アッセンブルのご相談もCirclesにて承っておりますのでご来店して頂きたいですし、こんなタイミングなので、なんならオンラインストアからメールベースでもご案内させて頂きます。ぜひお声かけください!

どんな遊び方ができる? シゲ的 Doppo ATB ユーザー像

とにかく Doppo というフレームは、All Terrain Bike(全地形対応自転車)の名の如く、速く走ることを諦めることができれば、あなたの生活に最適な状態にいかようにもアッセンブルできますし、ライフスタイルや用途の変化に応じて変わっていくことのできる拡張性と懐の深さを持っています。

おすすめできる幅がとても広いバイクなのですが、あえてこの自転車にぜひ乗って頂きたい方々を挙げてみます。

  • 日々の通勤から週末の遊びまで、毎日のように自転車で移動したいと思っているニュータイプ
  • アスファルト〜グラベルなど、路面を選ばずいろいろな場所や景色を見てみたいと思っている冒険野郎
  • 純粋にこの自転車でのライドを楽しむだけでなく、ハイクやキャンプ、フィッシングなど他の遊びと繋げるための手段としても自転車を活用したいと考えている欲張りな趣味(罪)多き者たち

形は人それぞれではありますが、ただ趣味としてライドをするのではなく、その人の暮らしの中のどこかに少しでもこのDoppo ATBが入り込んで、より豊かな暮らしを送っていけるような、そんなイメージを持った乗り手に使って欲しいと思いますし、そういった方々にとってこのバイクは最良の相棒になると確信しています。

ただ、己の楽しみが為に。

荷物を目一杯乗せて、未知の景色を見に行くためのロングライドから、日々の生活の足として。どこまでも行く事ができる全路面対応のモダンツアラー。あとこのバイクに必要なものは、あなたの想像力と冒険心だけです。

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Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
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