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【MINIMALIGHT】街から山へ、1日を楽しむためのOrdinary Pack

「神は細部に宿る」
芸術の世界やデザインの世界、その他の分野でも引用されるこの言葉を遺したのは誰かというのは様々な諸説があるが、一般的には「細かい部分までこだわり抜くことで、全体としての完成度が高まる」という意味だ。

とてもコンパクトで尚且つシンプルな構造にもかかわらず、財布としてとても使い勝手の良いMINIMALIGHTPlay Walletにはこの言葉がよく似合う。 製品としてとても小さなものなのだけれど、生地の裁断から折り曲げ位置、縫製箇所や縫製技術に至るまで、その全てが緻密設計され、デザイナーが信頼をおくファクトリーにて生産される、非常に高いクオリティを持った製品だ。 小さな製品のその細部には神ならぬデザイナーの魂が宿っているのだ。

そんな製品を展開するMINIMALIGHTが昨年から新しく販売を開始したOrdinary Pack。 17リットルというこの小振りなバックパックもまた「神は細部に宿る」が良く似合う製品だ。

 


【MINIMALIGHT】
Ordinary Pack

PRICE:22,000円 (税込)
COLOR:Coyote, Dark Green, Black, Slate Grey, Grape
SIZE:約27.5cm×43cm×16cm
VOLUME:17ℓ(メイン13ℓ + フロントポケット2ℓ + サイドポケット1ℓ×2)
WEIGHT:358g(ウエスト・チェストベルト込:395g)
MATERIAL:X-Pac VX21、Polyester double raschel mesh、4-way Stretch Poly
ORIGIN : JAPAN

 

コンセプトは「山も日常、街も日常」

Ordinary Packは、「山も日常、街も日常」をコンセプトにした、日帰り登山に必要な機能を持ちながら街でも使いやすいシンプルなザックです。 また小型ザックということもあり、各パーツはなるべく細く、小さい物を選択しています。アウトドアでの必要な機能は保持しつつ、街で使う際にアウトドア感が出過ぎないようになるべくシンプルにデザインしました

メインの素材には少し厚みとハリのあるX-PAC VX21を採用。 軽く耐久性に優れているのはもちろん、荷物が少ない時にもある程度のフォルムを保持します。

 

ノートパソコンの出し入れも容易なコの字型間口

メインの収納へは上部ファスナー開閉でアクセスが可能。 13インチのノートPCをケースに入れたまま収納できるサイズで、内部は背面パット用のポケットのみのシンプルな構造となっています。街使いでの勝手の良さを考え巾着やロールトップではなくファスナーを採用しています。またファスナーを縦に大きく配置した場合にはサイドに物を取り付けている際に使いづらいため、コの字型に。 間口の形状も崩れにくく大きいため収納物の出し入れを容易に行うことができ、また収納したアイテムが確認しやすいという利点もあります。

 

鍵やお財布を固定できるループを備えたフロントポケット

フロントポケットにはマチもあり、2リットルの容量を備えます。 またサイフや鍵を見つけ使いやすいように定位置固定できるループは設けられています。

 

容量1リットルのサイドポケットにはナルゲンがピッタリ収納

サイドポケットはX-PACと伸縮性のあるストレッチ素材でできており、上側内部にはゴムが仕込まれていて適度に荷物をホールドしてくれます。350ml缶×2本、500mlペットボトル×2本、1Lのナルゲンボトルなどが入ります。

 

サイドベルトでポールを固定

サイドポケット上部にあるサイドベルトはバックルにて開閉と絞りが可能。ポールを固定したり、服をひっかけたり、軽量のスノーシューを取り付ける事ができます。 ちょうど手元にあった自転車用のフレームポンプで試してみましたがしっかりと固定することができました。

 

チェストストラップとウェストストラップで安定感倍増

背面とショルダーベルトは運動時の快適性を考慮して3Dメッシュを使用。 また付属するウエストベルト・チェストベルトを使用して体への固定力をあげれば、トレイルランニングやマウンテンバイキングといった激しい動きにも対応します。


Ordinary Pacのスペックに関しては十分に理解して頂けたと思うし、使いやすそうなバックパックだなと思って頂けたと思う。 しかし、個人的にはファスナー横に配されたループ、ショルダーストラップの縫い付け角度やパッドの入る位置、生地と生地を繋ぐマチやボトムの形状など、もっと細かなところを見ながらにやけてしまっていたりする。

そして重量が嵩んだ時に実感できる背負い心地の良さは

もちろん多くのメーカーの製品もデザイナーの緻密な設計にからそのかたちを作られていると思うのだが、少なからず中の人を知る身としては、良い意味でのこれでもかというくらいの強い拘りを持ったデザイナーの顔を思い浮かべてしまうのだ。

小振りで使い勝手の良いバックパックをお探しの方は是非!

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柳瀬公識

サークルズ歴と自転車歴はだいたい同じ。 通勤をメインに自転車を利用するようになり、それまで車や公共交通機関を利用して足を運んでいたいろんな場所へ自転車で赴くように。 それからメッセンジャーなども経験しつつ、今ではロードバイク・マウンテンバイクと様々なアクティビティを楽しんでいる。
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