製品ニュース

【久々再入荷】Pass and Stow

2023/9/19
木村まさし

先日の入荷で箱を開けた瞬間、つい魔がさした。

いや、もしかしたらこの時を待っていたのかもしれない。

もうだいぶ乗り込んできて、Outershellのラックバックに SimWorks × Golden Pliers の Ramble Bar を入れたら、ゆったりのんびりツアラーとしてそれはそれは調子よくて、そろそろ完成形だと思った My Doppo ATB（これからはアップデートしてDoppo Roninと呼称も変わりますのでお見知りおきを）だったのですが・・・

これでもう満足してたんです。

積載量も、何もかも必要十分。

デイツーリングからバイクパッキングまでいけちゃう。

これでいい。これがいい。

と思っていたこの夏だったのに、やってしまいました。

すべて夏のせいです。

Pass and Stow 5 Rail Rack

今回の MADE BIKE SHOW はお留守番で名古屋にいて、渡米したスタッフの報告や色々入ってくる情報を指くわえながら見ていたのですが、今回のショーで1番気になったのは、ショーの後で催されたっぽい、SimWorks USA 主催の “SuperChill BikePacking Adventure” の様子

MADE BIKE SHOW に出展していたビルダーたちをお誘いして行われたバイクパッキングツアー。

そんなかで見た La Marche のバイクスタイルがめちゃくちゃかっこよかった。

彼らのモダンな解釈を見ていたら、色々想像が膨らんできちゃって（いや、羨ましくなってきちゃって）、そしたら先日のアメリカ便で入荷しちゃったもんだから、ついに My Doppo ATB にインストールすることに。

いや、やっぱめちゃかっこいいんですよ。

丁寧な溶接痕、ヌルッとしたフォルム。丹精込めて作られたハンドメイドの魅力が存分に味わえます。

あと、軽い。

見た目のゴツさに反して、中空パイプで作られているが故の軽量性。

中空パイプなので、ダイナモライトの配線をパイプの中に通すことができます。

ツーリングバイクの痒いところに手が届く仕様。この仕様だけでも導入する価値があると思います（個人的感想）

また、僕の Doppo は現在フェンダーついているのですが、このラックのパニアを引っ掛けるための切り欠き部分からフェンダーのステーを出すことができてほぼポン付けできました。

これは特殊事例かもしれませんが、このラックの良いところは、最小限の加工でほぼポン付けできるところも良いところ。

このY字のステーが簡単に取り付けられる秘訣。マジでいい仕事しています。この機構には驚きました。

ハンドメイドだからこその創意工夫と体温があります。プロダクトデザインとしてよくできている。

僕の肉体が・・・いや、細胞が反応してしまい・・・ほぼ衝動的に取り付けしたのですが、冷静になって考えると

ハンドメイドバイクだから、せっかくなのでハンドメイドものを合わせたい
ツーリング、バイクパッキングと普段の移動 / 通勤用の自転車
ハブダイナモ＋ダイナモライトをつけたい
急に荷物が増えても対応できる

という自分のニーズにはベストマッチしたフロントラックだと定義づけて、衝動を正当化しております（真顔

ラックとしては高価だし、正直誰にでもおすすめできるものでもないと思うのですが、バイクパッキングやツーリングみたいな遊びをやっている人や、ハンドメイドバイクに乗っている方たちには、強めに推せます。
（もう少し強調して話す機会を作りたいんですが、Doppo も服部製作所とうちのマコさんが愛知県で制作しているハンドメイドバイクなんです）

とにかく、すげえかっこいい、よく出来ているラック。サークルズ店頭でぜひ実物見てほしいです。

3 Rail Rack と共に再入荷しております。

いくつかバリエーションがあるんですが、今回の入荷はレッグサイズが２サイズ、オプションのケージ穴付きの入荷です。（ケージ穴なしは入荷しておりません。あしからず。）