来店予約はこちら

【新入荷】ASTRAL CYCLING From Oregon

オレゴン発のリム・ホイールメーカー

このたび、サークルズおよびディストリビューション部門のCWDでは、オレゴン州ユージーンに拠点を置くリム・ホイールメーカー、ASTRAL CYCLING / アストラル サイクリング の取り扱いを始めます。

先日行われたMADE Bike Showでは、会場入り口の正面に陣取っていたWHITE INDUSTRIESブース。そこにROLF PRIMAと3ブランド共同という形で出店していたのがASTRAL CYCLINGです。

ブランドの歴史は2017年からと比較的若いブランドですが、もともとはホイールメーカーであるROLF PRIMAから派生したブランドで、ROLF PRIMAで蓄積されたホイールに関する豊富なノウハウを元に、優れたリムを生み出している折り紙付きのリムメーカー。なんでこの3ブランド共同だったかというと、実は今年に入ってWHITE INDUSTRIESが事実上の親会社となり、その傘下に仲間入りする形となったからであります。

そう、実はROLF PRIMAのホイールのハブはかねてからWHITE INDUSTRIESがその製造を担っているのです。そして 、WHITE INDUSTRIESが以前G25Aというオリジナルリムを作っていたことをご存知の方もいるかもしれませんが、製造機械の故障によりこのリムの製造を断念し、惜しくもディスコンティニューとなってしまったのですが、そんな中でこうしてASTRALとタッグを組むことでWHITE INDUSTRIES製のハブを用いたオリジナルホイールの提案をより強く推し進めていこうという意欲が感じられますね。

今年初めにこのニュースを聞いた時はとても驚きましたが、よくよく考えるととても合点のいくタッグなのです。

MADEでの装着率も高し

MADE Bike Showでは、もちろん各ビルダーが個性と趣向を凝らして生み出すハンドメイドフレームが目玉でしたが、忘れてはいけないのが、それらのバイクを構成するコンポーネントの存在です。

ホイールももちろん重要な要素ですが、目を引くオレンジ色のASTRALデカールは会場内でも多く見られました。地元オレゴンでの開催ということを差し置いても、各ビルダーのASTRAL使用率は高く、その信頼性の高さが伺えました。

Photo by The Radavist
Photo by The Radavist
Photo by The Radavist
Photo by The Radavist

ビルダーコミュニティーとの強い結びつき

ショーバイクにおける使用率の高さは、もちろんそれが優れたリムであるという証でもありますが、それと同時にASTRALというブランドがビルダーコミュニティーといかに強い結びつきがあるかということを示してくれたと思います。

WHITE INDUSTRIESの傘下に入ったことも大きいですが、ROLF PRIMAから始まったホイールメーカーとして、ビルダーコミュニティーを支えていこうという意志が強く感じられますし、実際NAHBSやMADEのようなハンドメイドバイクショーへ赴くと、ノーキャルビルダーを中心として、PAUL COMPONENTSがいかに支持されているかを感じるのですが、それはPAULというブランドが、兼ねてからずっとビルダーをサポートし続け、スポットライトを当ててきたからだと思いますが、ASTRALにも同様の熱量を感じますし、そういう意味でも今後の動きに期待しているブランドです。

実は、ASTRALと繋がるきっかけになったのは、我らがSimworks USAのスティーブンのおかげでもあります。もちろんASTRALというブランドの存在は知っていましたが、彼が個人的にASTRALを使っているのを見て、そして調子よく使っているよと彼のフィードバックを受けて、今回の話が始まったのです。

そんなスティーブンは、自身のDoppo ATB、High Plain Drifterの2台ともにASTRALのリムをインストールしています。

走りの質を意識したラインナップ

大きく分けて、ロード / ダート&グラベル / ツーリング&タンデム というカテゴリー向けのラインナップを展開しているASTRAL。アルミリムだけでなく、カーボンリムも積極的に展開をしており、より高い走りの質を求めるライダーにとって最良の選択肢となるブランドです。もちろん、すべてのモデルがチューブレスに対応しています。

昨今では多くのリムブランドがホイールセットとしての展開に注力し、リム単体での展開をしていないこともしばしばありますが、ROLF PRIMAでホイールセットの展開をしているからこそ、ASTRALではリム単体の展開にも力を入れており、カーボンリムを単体で手に入れることができたり、またプライスレンジもとても現実的な設定であることが非常に魅力を感じます。

サークルズでは、数あるラインナップの中でも下記のモデルを中心にリム単体で展開していきます。

Luna Carbon Rim – ROAD

Material : Carbon
Size : 700c
ETRTO : 622
Hole : 24H
Height : 40.0mm
Width : Inner 25.0mm, Outer 31.0mm
Optimal Tire Width : 23mm – 32mm
Tire Interface : Carbon Clincher / Tubeless Ready
Weight : 420g
※Disc Brake Only


価格:129,800円(税込)

内部幅25mm、深さ40mmのカーボンリム Lunaは、”オールラウンダー”という言葉に新たな意味を与えるモデル。40mmというプロファイルで風を切り裂き、よく転がるだけでなく、420gという軽さのおかげでヒルクライムも得意です。舗装路から未舗装路へ、そしてまた舗装路へ戻るといったようなすべての路面をカバーするライドにぴったりなモデル。

RadiantRim – ROAD

Material : Aluminum
Size : 700c
ETRTO : 622
Hole : 24H, 28H, 32H
Height : 32.0mm
Width : Inner 20.0mm, Outer 23.0mm
Optimal Tire Width : 23mm – 32mm
Tire Interface : Clincher / Tubeless Ready
Weight : 700c / 495g

価格:27,500円(税込)

ROLF PRIMAが20年前にVigorという名の空力的に優れたアルミ合金製のホイールを展開していましたが、そのリムプロファイルを継承したのがこのRadiantです。クラシックスタイルながらベストセラーの32mmというリムプロファイルで、風を切り、一日をしっかりと走りきれるようにエネルギーを節約するために低重心で構築されており、ヒルクライムにおいてもその効率を維持してくれます。 ディスクブレーキモデルと、リムブレーキモデルのラインナップ。

Solstice Rim – ROAD

Material : Aluminum
Size : 700c
ETRTO : 622
Hole : 24H, 28H, 32H
Height : 22.0mm
Width : Inner 20.0mm, Outer 23.5mm
Optimal Tire Width : 23mm – 32mm
Tire Interface : Clincher / Tubeless Ready
Weight : 700c / 405g

価格:27,500円(税込)

ラインナップ史上最も軽いSolsticeはヒルクライムに対応したアルミリム。耐久性を損なうことなく405グラムと多くのアルミながらカーボンリムよりも軽量に仕上がっています。こちらもディスクブレーキモデルと、リムブレーキモデルをラインナップしています。

Wanderlust Carbon Rim – GRAVEL

Material : Carbon
Size : 700c
ETRTO : 622
Hole : 24H, 28H
Height : 25.0mm
Width : Inner 23.0mm, Outer 30.0mm
Optimal Tire Width : 32mm – 64mm
Tire Interface : Carbon Clincher / Tubeless Ready
Weight : 395g
※Disc Brake Only

価格:129,800円(税込)

限りなく広がる壮大なミックスサーフェイス(グラベル&ターマック)ライドやシクロクロスレースにも対応するマルチパーパスリム。

アメリカで生産されるリサイクルが可能な新型カーボン素材を採用したWanderlust Carbon Rimは、第2世代になり、内部幅が23mmに変更され、さらなる軽量化を実現しています。また「ゴルディロックス」と呼ばれるリムタイプは幅広いタイヤサイズに対応しながらも、フレームクリアランスを確保しやすい形状のリムになっています。

同時にさまざまなタイヤサイズを使用可能にする能力にも妥協はせず、非対称(アシンメトリー)リムデザインを使用することで、スポークのテンションバランスを最大30%向上させ、ホイールビルドの剛性、強度、耐久性を格段に向上させているのも特徴です。

Wanderlust Rim – GRAVEL

Material : 6069 Aluminum
Size : 700c
ETRTO : 622
Driling : 28H, 32H
Height : 21.0mm
Width : Inner 22.0mm, Outer 25.0mm
Optimal Tire Width : 32mm – 58mm
Tire Interface : Clincher / Tubeless Ready
Weight : 435g
※Disc Brake Only

Wanderlustはアルミリムのタイプもラインナップ。同モデルですが、カーボンとアルミで微妙にリムプロファイルが異なりそれぞれの素材に対して最適化されています。32mm〜58mmまでと幅広いタイヤサイズに対応する、アルミのグラベルリムの新たな選択肢としておすすめのモデル。

Outback Carbon Rim – GRAVEL

Material : Carbon
Size : 650b
ETRTO : 584
Hole : 28H
Height : 30.0mm
Width : Inner 28.0mm, Outer 33.5mm
Optimal Tire Width : 45mm – 71mm
Tire Interface : Carbon Clincher / Tubeless Ready
Weight : 420g
※Disc Brake Only

価格:129,800円(税込)

クロスカントリーMTBトレイルからグラベルロードまで、ダートでの長距離走行のためにデザインされたOutback。

“Little big brother” (小さな大きな兄弟) 、28mmの内幅をもつ650Bサイズのカーボンリムはどんなタイプの冒険にも適応が可能、太めのタイヤを装着し、多くの荷物と希望を積んで走り出すことができます。

Outback Rim – GRAVEL

Material : Aluminum
Size : 650b, 700c
ETRTO : 650b / 584, 700c / 622
Driling : 28H, 32H
Height : 23.0mm
Width : Inner 25.0mm, Outer 28.0mm
Optimal Tire Width : 35mm – 67mm
Tire Interface : Clincher / Tubeless Ready
Weight : 650b / 430g, 700c / 460g
※Disc Brake Only

価格:27,500円(税込)

アルミのOutbackは内部幅25mm、クロスカントリーレースから、MTBトレイルライド、そして果てしない長距離グラベルライドまで、真の冒険が可能になるように設計されています。

非対称(アシンメトリー)のリムデザインを使用して、すべてのグラベルとトレイルリムの剛性、強度、耐久性を向上させ、スポークのテンションバランスを最大30%向上させています。

Backbone Rim – MTB

Material : Aluminum
Size : 650b
ETRTO : 584
Hole : 28H, 32H
Height : 20.0mm
Width : Inner 32.0mm, Outer 36.0mm
Optimal Tire Width : 55mm – 76mm
Tire Interface : Clincher / Tubeless Ready
Weight : 535g
※Disc Brake Only

価格:27,500円(税込)

Backboneは、32mmという特に広めの内部幅を持ったとても頑丈な27.5インチマウンテンバイクリムです。 他のモデルと同じく非対称(アシンメトリー)リムデザインを使用して、スポークのテンションバランスを最大30%向上させ、ホイールの剛性、強度、寿命を向上させています。

一般的なトレイルでの使用においては、このBackboneが持つリムプロファイルがもっとも信頼されるバランスのとれた構造と解釈されており、特に内幅が32mmもあることによって、数多く販売されている多くのトレイルタイヤとの相性は抜群です。

スタッフ吉本は早速Super SomethingにOutbackで組んだホイールをアッセンブル。彼はチューブレス化してガンガングラベル走るスタイルなので、個人的にもこのリムがベストフィットだと思います。まだ組んだばかりなので、フィードバックもらって今後レポートしていきたいと思いますのでお楽しみに!

もちろん、親会社に当たるWHITE INDUSTRIESのハブを用いたホイールの提案も今後展開していきますので乞うご期待。まずはASTRAL CYCLINGを是非お見知り置きくださいませ!

アバター画像

Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
池山 豊繁の記事一覧