気づけば師走も半ば。クリスマス。ボーナス。年末。鍋。雪。宴会。酒。
まぁ理由はなんでもいいんですが買ってしまいましたよ、このラック。1年間よく頑張りましたで賞。
PASS AND STOW 5 Rail Rack
Color:Silver, Black
Price:¥69,850(税抜)
カリフォルニア州オークランドで Matthew Feeney によってひとつひとつハンドメイドで作られるPASS AND STOW。
以前はシゲさんがコンタクトをとっていたんですが、実は今は僕がやりとりをしています。
メールだけですが、Matthew Feeney という人物の人柄の良さや、温かさ、可愛げのあるひょうきんさが伝わってきました。欲しくなったのは、彼のプロダクトを買いたいと強く思ったから。
最初はちゃんとオーダー数や規格の話をしていたんですが、Bikepacking.com で Rush の話をしていたの思い出して、僕もプログレ(プログレッシブ・ロック)好きだよーって言ったら、途中から音楽の話へシフトしてしまいまして、、、(Pass and Stow のTシャツがPink Floydオマージュな時点で薄々勘付いてはいましたが…The Dark Side of the Moonいいですよね)
マット「YESは知ってる?サイコーだよ」
リンタロー「もちろん!フェイバリットアルバムはFragileだね」(仕事しろオレ)
マット「Fragileは良すぎるよ。16歳の時に初めて行ったコンサートはYESだったんだ!懐かしいな、今夜聞こうと思うよ!」
なんてラック製造の進捗はそっちのけに、音楽の話で盛り上がってしまいました。
この時から漠然と「いつか彼のラックを買うんだろうなあ」と思っていましたが
時はきた。それだけだ。
買っちまいました。
恥ずかしながらこの手のラックをインストールできる自転車を持っていなかったんですけど、いい感じのタイミングでクラストからBomboraが入荷してきましたので、ラックから自転車を生やすという暴挙に出てしまいました。(こちらの紹介はまた後日!!!)
ぎゃー!カッケー!
美しい溶接の跡。全体的に丸みを帯びた優しいフォルム。そしてみんな言いますが、あえて僕も言わせてもらいます。軽い。
ただ僕にとって、このラックを買うことになった最大のトリガーは、Mattと共通の趣味があるということ。(そう!自転車と音楽!)
自転車という乗り物の特性上、スペックというエレメントから逃れることはできませんが、そこから離れたところに存在している作家性。それは造形や色、商品のバックボーンやストーリーなどに表れます。
僕は完全に彼の人柄と音楽の趣味で買ってしまいました。それは自転車とはかけ離れたものですが、幸運にも作り手と対話することができた僕は、彼の温かさや人柄から生まれたラックを強く欲してしまったのです。
もちろんいい値段はしますが、買うというのはそんなクラフトマンシップに敬意を表すことだと思うし、それが正しい経済の回し方なんじゃないか…
なんて、言語化すると小難しいことを考えていたみたいになってしまいますが、要はバイブス!!
ハンドメイドの商品を買うということを勉強をさせてもらいました。あんまり経験できることじゃないですしね。
なんだか陶器や家具、伝統工芸なんかを見る視点も変わっちゃいそうです。ナイスな経済の回し方をしましょう。
もう1人、僕の視点とはちょびっと違う角度からPass and Stowに魅了された人がいるので、ぜひこちらも読んでみて下さい。
皆さんはもう自分へのご褒美買っちゃいました?
ご褒美なんてなんぼあってもいいんですから、悩んでいる人はこのタイミングです。
時はきた。それだけだ。
最後に、Mattから送られてきた動画。プログレおじさんが、若者にプログレ(プログレッシブ・ロック)を紹介する1シーンです。
めちゃくちゃおもろいから見て!って言われました(笑)
リンタロー「プログロックを聞いた時に僕の身に起きているのは、まさにこれだよ!」
って言ったら大ウケしました。
マット「この話をし始めた時から長らく聞いていなかったYESをまた聴き始めたよ。どれだけ好きだったか思い出させてくれてありがとう!」
Matt、こちらこそありがとう!!!!