元々ステッカーを集めるのが好きだったんですけど、最近はパッチも集めていまして。
ステッカーは無料でもらえたりもするけどパッチはタダじゃないし、数や種類もステッカーに比べて少ないのでなかなか集まりにくい。それでもコツコツ集めて(時には買ってきた古着から剥がしたりして)そこそこ数が集まってきました。
破れた洋服の穴を塞ぐっていうパッチ本来の役目もあるけれど、それよりもパッチで自分の持ち物をカスタムすることのほうが格段に多いと思う。
パッチが自分の持ち物の目印になったり、推しのバンドや自分の好きなものを主張できたり、パッチカスタムをする理由は色々あるけど、僕がパッチカスタムをする理由はそのモノに愛着が湧くから。
使い込んで”味”が出るのと同じように、パッチカスタムで自分だけのモノを育てるのが楽しい。ステッカーも手に入れたものを貼り足して増えていく楽しさがあるし、貼った枚数≒愛着の大きさみたいなところも感じます。
てことで、今日は集めたパッチを惜しみなく(?)使ってパッチカスタムしていきます!
How to install patches ?
今回は比較的手に入りやすく取り付けも簡単なアイロン接着パッチの付け方を紹介。
覚えてしまえば簡単な作業ですし、一般的に流通しているパッチ、ワッペンにも共通する方法なので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
MEMO
日本では「パッチ」「ワッペン」「アップリケ」など呼び方が様々ありますが、パッチ(Patches)は英語、ワッペン(Wappen)はドイツ語、アップリケ(Applique)はフランス語で解釈やイメージに違いはあるものの厳密な違い/使い分けはありません。この記事では「パッチ」の名称で統一してご紹介しています。
用意するもの
- パッチ
裏面がツルツルで半透明の層(糊)があるものがアイロン接着タイプのパッチ。アイロンの熱で糊が溶けて接着されます。 - パッチを貼る洋服やバッグ
汚れが付いているとしっかりと接着されない場合があるので汚れを拭き取るか洗濯をして綺麗な状態にしましょう。また生地自体の耐熱温度や表面加工の有無をよく確認してください。 - アイロン
温度調整のできるもの。一般的な家庭用アイロンであれば概ね温度調整機能が付いています。スチームは使わないのでOFF、またはスチーム機能のないものでも大丈夫。シワ取り用のスチーマーでプレスができないものはパッチの貼り付けには使用できません。 - アイロン台 / ミトン
アイロンをあててしっかり押さえられないとパッチは貼れません。そのためにはアイロン台が必要。バッグや小物など、平面に押さえつけられないものに貼る時はキッチン用のミトンが便利です。 - 当て布
パッチや土台になる生地の種類によってはアイロンを直接当てるとテカリが出たり、変色する場合があります。それを防ぐためには当て布が必要。アイロン用の当て布も市販されていますが、綿100%のバンダナ、手ぬぐい、またはクッキングペーパーなどご家庭にあるもので代用できます。裏が透けて見えるものだとより作業がしやすいです。 - マスキングテープ
パッチを仮留めするのに使います。なくてもいいけどあると便利!
アイロンパッチに適した生地
実はパッチは何にでも付けられるわけではありません。貼り付ける土台となる生地の耐熱性や表面仕上げによってパッチが付かない、付けられない場合があります。
綿や麻、ウールなどの天然繊維は耐熱温度が比較的高いのでパッチの貼り付けで生地が傷むことは少ないですが、化学繊維の場合、耐熱温度が低くアイロンの熱で溶けてしまうものや変色してしまうものもあります。
また、生地自体の耐熱温度は高くても撥水加工などの表面加工が施されており表面加工が熱に耐えられない場合や糊がうまく接着されないこともあります。
パッチが付けられるかどうかの見分け方としていちばんわかりやすいのは上の画像のアイロン仕上げ表示アイコンを確認すること。洋服の左脇や衿にある洗濯表示についています。
このアイコンはアイロンがけをする際の温度の上限を表しています。パッチを貼るのに必要なアイロンの温度は120℃〜140℃くらいなので、上記のアイコンの中でアイロンの絵に点が二つ/三つ描かれたアイコンがある洋服であればアイロンパッチの貼り付けが可能です。
バッグや品質表示のないものはアイロンを目立たないところに当ててみて生地に変化がないか試しましょう。当て布を忘れずに!
準備はOK!パッチをつけよう!
用具と説明が長くなってしまいましたがここからパッチをアイロンで貼り付けていきます!
まずはパッチを置いてみて貼る場所を決めます。
何枚か貼る場合は先に全部のバランスを見て位置を決めるのが良いですね。
マスキングテープで仮留めしてバランスをチェックしましょう。
それとパッチを重ね貼りしたり、折れ曲がったところに貼るのはあまりおすすめしません。
一時的には貼れますが重ねた部分から剥がれてきたり、折れ曲がった部分が浮いてきてしまったりして、結果的に剥がれやすくなります。(縫い付けるタイプのパッチはこの限りにあらず。)
場所が決まったら当て布を被せて、いよいよ貼り付けます!
120℃〜140℃(もしくは中温)に温めたアイロンをパッチがずれないように上から当てて、ぐっと押さえます。
10秒くらい押さえたらパッチがしっかり貼れているか確認しましょう。もし浮いていたらもう一度アイロンで押さえます。
パッチが貼れても温かいうちは剥がれやすいので熱が冷めるまで動かさないようにしましょう。接着剤が固まるまでの持ち時間ですね。
熱が冷めたら完成!何枚かつける場合は少し手間ですが一枚ずつ貼っていくのが綺麗に貼れて良いですよ!
パッチカスタムは難しくない!
ちょっと説明が長くなっちゃったけど、やること自体は簡単でしょ?
今回は何枚か一気に貼ったけれど、ワンポイントで貼るのもOK!もし手元に貼っていないパッチが眠っていたらぜひ試してみてくださいね!