楽しかったOMM LITE/BIKE 2023からもう2週間。今年のOMM BIKE、個人的には会場で複数のSKLAR Super Somethingオーナーの姿を見ることができたのが印象的でした。というわけで、今回は会場で写真を撮らせてもらった一台をご紹介。
with BICYCLEでも取り上げていますが、Tempra Cycleのバイトスタッフ・コウタロウ君の組み立てホヤホヤの一台。カラーはHoney Dijonをチョイスしてくれました。会場でも目立っていましたし、森の中でもよく映えるカラーなんです。
なんといっても特徴は、純正のスチールフォークからENVE Adventure Forkに換装していること。グラベルはもちろんですが、ロングライドやスピード感のあるライドも楽しみたいっていうのが伝わってくるアッセンブル。Super Somethingの懐の深さがよく現れたナイスビルドです。
メインのコンポーネントはSHIMANOのGRX Limited。ハブもそれにマッチするようにCHRIS KINGのシルバーをチョイスしているところが個人的にかなり偏差値高め。カーボンフォークですし、ブラック系のコンポーネントでビシッと引き締めてしまいがちですが、所々シルバーが入り込んで程よい抜け感のあるバランスが良いですよね。
Frame | SKLAR BIKES Super Something / Honey Dijon / Size : 56cm |
Fork | ENVE Adventure Fork |
Headset | CHRIS KING NoThreadSet Tapered 1.5″ |
Handle | ENVE Gravel Handlebar |
Stem | THOMSON X4 Stem |
Seatpost | THOMSON Elite Seatpost |
Saddle | SELLE ITALIA Flite 1990 |
Main Group | SHIMANO GRX Limited |
Hub | CHRIS KING R45D Centerlock Silver |
Rim | STAN’S NOTUBES ZTR Grail MK3 |
Tire | RENE HERSE Snoqualmie Pass 700x44c |
Handlebar Bag | OUTER SHELL ADVENTURE Drawcord Handlebar Bag |
Bottle Cage | SIMWORKS John Cage |
ノーマルのスチールフォークでは用途に応じてラックやフェンダーを取り付ける事もできる拡張性を持ったバイクですが、カーボンフォークに換装することで逆に走りの質をとことん追い求めた引き算的なアッセンブルとしてはまさにお手本のような一台です。
そうそう、冒頭でも触れましたが、他にもSuper Somethingに乗ってくださっている方々がいましたのでご紹介させてください!
大勢でワイワイとても楽しそうだった茨城のTAS CYCLEさんチームで出場していた @kaeriiiiiii さん、650Bx2.1″とボリューム感あるタイヤに、随所にチタンパーツを取り入れたアッセンブル。何気に初期のRAL Loaderを使ってくれているのが胸熱です。
こちらも同じくTASさんチームで出場していた @miikuro さん。
BRUCE GORDON Rock’n Roadの650Bx48mmを履かせて、お手持ちのMTBパーツなんかも上手く使いながら組み上げたという一台。よーく見ればシングルじゃないですか!今回のOMMはもちろん、普段のライドもこのセッティングだそうで、筑波山もこれで登っているんだとか。こちらも潔さのあるナイスビルド!
アダムがハンドメイドのカスタムオーダーで行っている、「特定の人のため」にバイクを作ることによって培ってきたものをベースに、「みんなのための」のバイクを作りたいと思って生み出したSuper Something は、あらゆるニーズに対応する、多用途な「プラットフォーム」のようなもの。
ライダーのライディングスタイルに合わせて成長し、変化することができるバイクというのがふさわしいフレームですが、OMM BIKEのような遊びにおいても、そのプラットフォームをうまく活かして楽しんでいる方を多く見ることができました。ここで見られた多様性は日本ならではだなぁと思いますし、アダムもその多様さを見ることを楽しみにして、Super Somethingを作ったわけですからね!
これまでサークルズで組んだバイクのフォトアーカイブ公開中。
バイクのカスタムイメージを膨らませてみてください。