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【山と道】独創性と機能性

日常生活とは異なり、山に登るという過酷な状況下で使用するために作られる多くのアウトドアギア。 大手マスブランドからデザインや製作を1人で行うガレージブランドまで、機能性を突き詰めていくと少なからずどこか類似した部分が見え隠れするのですが、やはりそこには、デザイナーや製作者が培った経験とそこからアウトプットされるイメージが色濃く表現されているのです。

ここ最近私が特にそれを感じたのは、昨年山と道さんからリリースされたUL Rain Hoodyです。

 

【山と道 / UL Rain Hoody】
【PU Sosui】

¥26,500
Weight : 118g
color : Navy, Mustard

【PU Shinsui】

¥27,500
Weight : 98g
Color : Ebony

このUL Rain Hoodyには、PU SosuiPU Shinsuiと呼ばれる生地の異なる2種類があり、そのどちらも悪天候の際に活躍する防水透湿性を備えたウェアです。

PU Sosuiは優れた防水性、透湿性、軽量性を兼ね備えるパーテックスシールド プロを使用、PU Shinsuiはやや防水透湿性が劣るものの、より軽量性に優れたパーテックスシールドを使用したモデル。 どちらも3レイヤーファブリックでありながらコンパクトに畳めるため持ち運びにも優れています。 手にした時の軽さは多くの方が驚かれますが、その軽さは生地だけではなく、その仕様によるものでもあります。

極端にシンプルに作られたこのレインフーディーは、ジッパーやボタンといった類のパーツが可能な限り削ぎ落とされています。 唯一このフーディーに使用されるパーツは、雨風の吹き込みを防ぐためフードと裾部分の2箇所に備えられたドローコードのみ。 そのためUL Rain Hoodyはプルオーバーというスタイルとなっています。 そしてそのプルオーバーというスタイルとそれを形成する特徴的なパターンにこそ、このフーディーの強味があるのです。

可能な限り縫い目を少なくする事で雨の侵入箇所を最小限に抑え、また生地の合わせ部分には最新の超音波溶着技術を採用する事で縫製箇所の機能性に耐久性を持たせています。 シルエットは脱ぎ着する事を考慮した、ややゆったりとしたものとなっており、このゆとりは行動中の換気を効率良くするためのベンチレーションとしての役目も担います。

山と道の夏目さんが、自らの経験とアイデアを注ぎ込み、山遊びの相棒としての完成させたPU Sosui、PU Shinsui。 シンプルな形状ではありますが、そこには突き詰めた機能性と独創性がしっかりと表現されたものとなっています。 同素材を使用した、UL Rain Pants も入荷しておりますので合わせてご確認ください。

 

また同じく山と道からはワンデイハイクや日常でも活躍するバックパック、Miniも入荷してきております。

こちらは既に何度か店頭に入荷してきておりますが、その都度ご好評頂き完売となっております。 選ばれる方はしっかりと山遊びを楽しむ方々が多く、店頭で背負って頂きその感触を確かめ、また実際に山へ赴く際の装備を想像して購入してくださっています。

8kgほどの荷物量を想定し、できるだけ腰荷重を少なく、負荷の分散を考えて設計してあるために、どのような状況下においても気持ちよく背負う事のできます。

今回は、前回入荷しなかった赤色も加わって豊富なカラーバリエーションとなっておりますで、ぜひ試しにきてみてください。 先日発売開始となった、PFMエナジーケーキの作り手のあっちゃんも、毎日の通勤から休日のライドで愛用中です。

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柳瀬公識

サークルズ歴と自転車歴はだいたい同じ。 通勤をメインに自転車を利用するようになり、それまで車や公共交通機関を利用して足を運んでいたいろんな場所へ自転車で赴くように。 それからメッセンジャーなども経験しつつ、今ではロードバイク・マウンテンバイクと様々なアクティビティを楽しんでいる。
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